2022年5月31日火曜日

古いスレート屋根に置かれてメンテナンスできないエアコンの取替工事

いつもお世話になっているリサイクル業の社長様のご依頼で、応接室のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2521-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は、2003年製のダイキンです。
時々動かなくなったりするとの事で、取替えをご希望です。

室外機はどこにあるのか、配管を辿っていくと・・・

どうも、このスレート屋根の上に置かれている様です...

裏の方から、ハシゴを立てて登ってみます。

ありました! ありましたけど、、、この壁を乗り越えては行けそうにありません...

反対側から見てみると・・・遠い...
古いスレート屋根は、大変危険です。
まして、間に明かり取り用に、劣化したポリカ系の波板があります。

でもここからあそこまで、行くしかありません...

では作業開始します!
車に一枚だけ積んでいた足場板を使って、屋根を踏み抜かない様に慎重に室外機のところまで来ました。
いやぁ、我ながら凄い嫌そうな顔で撮れてますね...(^_^;)
まぁ怖いですよ。抜け落ちたら、骨折くらいでは済みませんからね。

とりあえずポンプダウン運転して、室外機から配管を外しておきます。
隣にも撤去放置されている室外機がありますから、後日まとめて会社のクレーンで降ろしてもらえるそうです。

さすがに室外機抱えてこの屋根の上を歩くのは、自殺行為です。

配管を外していきます。
ウォールカバーを外すと、配管穴にパテ埋めされていませんでした。
スリーブも入っていないので、風の通り道になって真っ黒になっていました...

室内機まで撤去完了です。

今回、新しい室外機は、メンテナンスしやすい場所へ設置します。
そのため、室外機用のドレンもしっかり取っておきます。

どこに室外機を置くかと言うと、壁面置台を使って外壁面へ。
なぜ地上置きでないかと言うのは、後ほど。

配管穴には貫通スリーブを挿入して、気密性を確保します。

位置決めをして背面板を取付け、室内機を掛けて配管類を接続していきます。
室内機を掛けている写真は撮り忘れです...

外部配管はテープ巻き仕上げで。

壁面置台に室外機を乗せます。
この室外機19kgなので、ロープを巻いて片手でバッグを持つ様にハシゴを登ります。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

なんで地上置きにしないかと言うと、この下は奥のお家の方も使っている通路になるからです。
これだけ高い位置に設置しておけば、通行の邪魔になることはありません。

万が一故障しても、古いスレート屋根の上で怖い思いをせず、ハシゴがあれば楽に作業ができる様になりました(^^)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これでこの夏、応接室も快適にご使用いただける様になりましたね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年5月28日土曜日

エアコン取替えと同時に室外機の設置場所を変更が...結構大変...

昨年、リビングのエアコン取替えをさせていただいたお客様から、2階和室のエアコン取替えのご依頼をいただき、本日お引渡しさせていただきました。

三菱電機 MSZ-BXV2522-W 霧ヶ峰フィルター自動掃除機能付きタイプをお買い上げいただきました。

建物はRC造3階建て。
今回は、2階和室の設置されている霧ヶ峰が古いため、取替えをご希望です。

このエアコン、隠蔽配管になっていまして、室外機は1階駐車場に壁面置きで取付けられていました。
この駐車場、シャッターと窓はありますが、普段は防犯のためすべて閉じられています。
閉じられた状態でエアコンを冷房運転すると駐車場が熱気の渦になるため、今回の取替えを期に、室外機の場所を変えたいとのご相談をいただきました。

当初、既存配管をそのまま途中で繋いで延長して、建物裏まで持っていけばいいかなと思っていましたが、合計距離を計算すると20m超えてしまいます。
三菱霧ヶ峰は、最大配管長が20m以内でなければなりませんから、建物裏へ設置する事は断念。

さてどうする?と思って、2階のエコキュートが設置されているスペースを見ると、中庭の様に屋上まで吹き抜けになっています。
他の部屋のエアコン配管も立ち上がっているのが見えますね。

上から見下ろしてみるとこんな感じ。
ハシゴを入れる事ができるのであれば、なんとか立ち上げれそうな感じです。

屋上には2台、室外機がいました。
阿部的には、屋上は熱負荷が非常に大きいので、あまり置きたくはありませんが、今回は仕方ありません。

エコキュートが設置されている後ろ側は浴室で、天井点検口から覗いて見ると、和室側が一望できます。

ちょっと配管があってやりにくいですが、ここにコアを抜けば、天井裏に配管を通して和室まで引き込む事ができそうです。
一応、そんな感じでご提案し、ご依頼いただきました。

工事は一昨日の午後から取り掛かっていました。
コア抜き作業だけは、準備諸々時間が掛かりますので、先行して。
エコキュートと配管の隙間を狙って開けていきます。

キレイにコアが抜けました。

配管、邪魔ですね...

パイプより上に開けたかったんですけど、内側から見ると梁があって無理だったんです。

既存配管の状態を調べるため、既存機を撤去。
既存の冷媒配管は使わないので、根元でカットします。

あれ?右に柱があって、左に間柱があります。。。
なんでわざわざこんな狭い隙間を通したんですかね?
これはちょっと、大変かもしれませんよ...

と、ここまでが一昨日の作業でした。

そして本日は朝から、一日掛かるつもりで作業スタート。
さすがに一人ではどうにもならない作業なので、いつもお願いしてるSくんに応援に来てもらいました。
Sくんは阿部の事を「師匠」と呼ぶ唯一の職人です。
最初に工事の概要を説明したら、阿部を差し置いて天井裏へ...(^_^;)

さくさくっと冷媒配管を通していきます。

和室の方へ出すのが少し手間が掛かりましたが、、、

少し穴を広げさせていただいて、柱と壁の間を掛け声を掛けながらなんとか通しました。
絶対、一人ではできなかった作業です。

ハシゴ作業に掛かる前に、このハシゴを2階へ上げなければなりません。
玄関側の階段は回り階段なので、長いものは上げる事ができません。
なので、2階の窓からアクセス...

これもなんとか、吹き抜けのところまで入れ込む事ができました。
これも絶対一人ではどうにもなりませんでした。

Sくん、「淳一さんはエアコン取付けよってください」と、またそそくさとハシゴを登ってダクトを取付け始めました(^_^;)
ホント、頼りになります。

では室内機を取付けていきます。
この長押と廻り縁の高さ、右側と左側とでは1cmも違います...
どちらに基準を合わせても室内機がどちらかに傾いて見えるという、なんとも難しい状況でしたが、ドレン排水優先で設置させていただきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

穴の下面が逆勾配になっているため、穴が見えるかどうか微妙なラインで取付けましたが、三菱のドレン接続口の高さに助けられました。
しっかり勾配が付いていますね。

屋上へ向けての配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。
配管距離を10mで抑えるため、室外機を横並びにするのは避けました。
10m以内なら、フロンガスの追加充填の必要はありません。
配管は通常の化粧テープに比べて、耐候性の高いもので巻いておきました。
ジャバラのダクトも用意していましたが、数年するとボロボロになるので止めておきました。

室外機の台はプラロックではなく、台風などの強風で室外機が動かない様に、500mmのブロックで設置しています。

1階駐車場の既存室外機も撤去して、作業終了。
ドレンは既存流用なので残しています。
Sくんのお陰で、一日掛かる予定が昼過ぎには完了です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「難しい工事ですみません。また何かありましたらお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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2022年5月27日金曜日

第58回 愛媛県電気工事工業組合 総代会

午前中バタバタと作業を済ましまして、午後からは東京第一ホテル松山で開催された、「第58回 愛媛県電気工事工業組合 通常総代会」に出席してきました。
愛媛県内の電気工事組合各支部の代表理事が、この愛媛県の総代会に出席する仕組みで、阿部は松山電気工事協同組合の理事として参加です。

この総会も、コロナのせいで3年ぶりに正式開催となりました。
毎回の事ですが、総会は平穏無事に終了。

総会終了後は懇親会。
当然ですが、会場はコロナ対策万全で。
少し間隔を取って、マスク越しでの会話ですが、今晩もいろいろ勉強させていただきました。

明日からまた頑張ります(*^^*)

2022年5月25日水曜日

分譲マンションでダイキンから三菱霧ヶ峰へエアコン取替工事

以前、他のお部屋でエアコン工事をさせていただいたお客様のご依頼で、リビングのエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 霧ヶ峰ZWシリーズ お客様支給品です。

既存機はダイキン製でした。
まだ動いていますが、このお部屋を中古で購入される前から設置されていたものなので、今回取替えてしまいます。

屋内側のセンスのない配管化粧カバーも取替えます。

室外機側はこんな事になっていました。。。
マンションの外壁修繕工事が続いていて、外壁タイルの貼り替えや、ベランダの防水シートまで剥がされています。

室外機を動かし易い様に、化粧カバーが外されていました。

では既存機を撤去していきます。
配管穴がパテ埋めされていませんでした... いわゆる手抜きですね。

ドレン排水も、ドレンホースを転がしてあるだけ...

屋外の配管化粧カバーは流用しますが、それ以外は全撤去。

室内機位置はお客様のご希望で、少し右側へ取付ける事にします。

位置決めをして、背面板を設置。
MDダクトを取付けます。

今回、6.3kwのエアコンのため、配管サイズが2分4分と少し太い銅管を使います。
太い配管は、手曲げすると簡単に折れてしまうので、パイプベンダを使用して曲げます。

室内機を掛けて、配管類を繋いでいきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

室外機は、配管化粧カバーを外して、少し前の方へ置いておきます。
これ、防水シート貼る時、結構大変だと思うんですけど、どんな風に作業されるのか興味津々です。
無理に動かして、ガス漏れ起こしません様に...

「きれいにしていただいて、ありがとうございました。またお願いすることもあるんで、その際はお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

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