2020年8月29日土曜日

水漏れするエアコンの取替工事と事務所の温度ムラを補完するためにルームエアコン新設工事

アベ冷熱技研がお世話になっている会計事務所さんのご依頼で、エアコン取替えと新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2820-W・MSZ-GV5619S-W 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


先週、社長室に設置されているエアコンから水漏れがするとの事で、現場の帰りに点検にお伺いしていました。
左の配管カバーは点検するために外した後に写真を撮りましたので(^_^;)

左の下から水漏れがあります。
いきなり漏れ出したそうなので、虫でも入ったかな?と思って、ドレンホースクリーナーで引いてみましたが、ホース内が詰まっている様子はありません。

カバーを外してドレンパンを確認しましたが、水は溜まっていません。
考えられるのは、取外してみないと見えない、後ろ側のドレンパンが詰まっている可能性があります。

状況をお伝えすると、「もう16年使ってるんで、新しいのに取替えてくださいや。」との事。
取替えにあたって、現状を調査。


配管化粧カバーもこの際に取替えてほしいとのご希望です。


「あと阿部さん、事務所もルームエアコンでいいので1台増設してほしいんです。」との事。
天カセパッケージエアコンが付いていますが、ここ最近のコロナ禍で、窓をすかして使用して温度ムラがあるため、効きの悪いエリアに1台新設することになりました。

という訳で、少しお待たせしてしまいましたが本日お伺いです。
まずは社長室から。
既存機を撤去して、「あ・・・」
下見していたにも関わらず、クロスが貼り替えられていたのは想定外でした...
それも既存機は、一般的な室内機の幅より広かったのが厄介です。

とりあえず作業を進めます。
配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


クロスは、見えにくい左側を犠牲にして、お客様側から見える右側を隠す様に設置しました。


外部配管は外壁に合わせて、ホワイト色のスリムダクトへ取替えました。


既存の二段置台は流用です。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して社長室は完成です


事務所の方に掛かります。
取付け位置はこの場所ですが、専用コンセントも増設しなければなりません。


室外機を置く場所は、南側の直射日光地獄です...(´;ω;`)
シートを張って日陰を作りましたが、隣の室外機が熱風を吐いて追い打ちを掛けてきます...

室内作業はエアコンが効いているので楽なんですけど、温度差が激しくて体力が...
室内機の位置を決めて背面板を設置。


配管穴を開けていきます。


穴を開けたついでに、専用コンセントのケーブルを通す準備をしておきます。


配管穴には貫通スリーブを挿入。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


電源工事に掛かります。
分電盤までの距離が長いので、、、


所々天井材を剥いで点検口代わりに進めていきます。


なんとか分電盤まで通りました。


ここへ分岐ブレーカーを増設。


室内機脇に200Vコンセントを取付けました。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「お忙しい時期にありがとうございました。来週からこれで快適に仕事ができます。暑い中、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2020年8月28日金曜日

IHが漏電で取替え ついでのレンジフードが酷い取付け方でかなり手間取った取替工事

以前、電気温水器をご購入いただいたお客様のご依頼で、IHクッキングヒーターとレンジフードの取替工事にお伺いしてきました。

パナソニック KZ-YP27S ビルトインタイプIHクッキングヒーター
パナソニック FY-6HZC4-S スマートスクエアフードレンジフード
をお買い上げいただきました。


「阿部さんとこで買ったものじゃないんやけど、IHクッキングヒーターで調理しようと思ったら元のブレーカーが切れて、全部停電になるんよ」と、ご相談いただきました。
他社販売品の修理は、この繁忙期にはお受けしていません。

「もう古いんで、修理じゃなくて阿部さんに取替えてもらいたいんですよ。」という事で、先週現場を終えてから現地調査にお伺いしていました。
電源を入れると主幹ブレーカーが切れるので、漏電している様です。
恐らく、グリルヒーターのところかコイルの劣化と思われます。
メーカーに頼めば修理できる可能性もお伝えしましたが、取替えをご希望です。

「でね、阿部さん。ついでにそのレンジフードも古いんで、取替えてもらえませんか?」
え?これもですか...

「これね、スイッチ入れると隣の棚の扉が開くんでね、もう20年以上ガムテープで留めてるんですよ。」
は?
なんと!!!なんですかこれは!!!(^_^;)

レンジフードの幕板を取って見ると、確かにダクトが左の棚へ向けられています...(・_・;)


棚自体をダクトとして使っている様ですが、これは酷い...


外にフードは付いていますが、ガラリはありませんから、虫は入るわ、排気は壁内にガンガン入っていくわで、エライ事になっています...


運転すると風圧が掛かるので、鳥とかは入ってきませんが、虫などは入り放題ですね...


しかもこの電源・・・


ここで無資格者の施工だと判りますね。
よく今まで無事に過ごしてこれましたね。

お聞きすると、施工を依頼したのは近くのガソリンスタンドだそうです...
まぁガソリンスタンドの方がやる事はないと思いますから、恐らく下請け業者が残念な業者だったんでしょうね。
じわじわと怒りが込み上げてきます。

「わたしら素人やけんね。これが普通なんやと思ってましたんよ。ほうですか、そんな酷い工事をしてたんですね。ぜひ阿部さん、お願いします。」という訳で、本日取替工事にお伺いしてきました。

レンジフードの方が大変な工事になるので、先にレンジフードから取り掛かります。
既存機を油まみれになりながら撤去。

なんと、裏は石膏ボード。
既存機もまともにビスが効いていませんでした...

下地を探しましたが、この位置に2本のみ。


仕方ないので、コンパネを合わせてしっかりと留めます。


型紙を当てて、取付け位置を決めます。


本体を取付け。


屋外の開放フードは、、、


ガラリ付きのアルミフードに取替えました。
これも取付けにかなり手間取っています。

レンジフードと屋外フードをアルミフレキダクトで接続。
これも150φのダクトを、この狭い棚の中で曲げながら差し込んでいるので、かなり苦労しています。

大きく開口されていた穴は、ベニヤ板とアルミテープで塞ぎました。
これで壁内に排気が漏れることはありません。

あとは幕板を取付けて、レンジフードが完成です。


やっとIHの取替えに掛かれます。
既存機を撤去して、油でドロドロだった内部を磨き上げます。
もう作業服も油まみれです...

新しいIHクッキングヒーターをはめ込みます。


あとは試運転と、おおまかな取り扱い説明を行ってお引渡しです。

今回はお客様のご希望で、2口コンロと、使い慣れたパナソニック製となっています。
天板が75cm幅あるので、鍋もゆったり置けますね。

「わぁ、きれいになった!うれしい!大変な工事でしたね。ホント、ありがとうございます!うれし!」と、大変お喜びいただき、たくさんのお土産をいただきました(*^^*)

2020年8月27日木曜日

17年使用のサンヨーエアコンが故障で三菱霧ヶ峰へエアコン取替工事

本日は、グループホームの応接室に設置されているルームエアコンの故障で、取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2220-W 霧ヶ峰標準タイプをお買い上げいただきました。


既存機は2003年製造の三洋電機製です。
この頃のサンヨーエアコン好きだったんですけど、パナソニックに吸収されて残念ながら...

室内機は動きますが、室外機が動作しません。
室外機側の基板不良でしょうが、取替えをご希望です。

ここに到着するまでずっと雨が降っていたので、延期しようかなぁと思っていたんですが、小降りになったので作業スタートです。
既存室外機を撤去したところで、日が照リ出しました...
じわじわと蒸し暑くなってきます...

室内機側も撤去。


残念ながら、貫通スリーブは入っていません。
パテ埋めもされていなかったので、気密性も何もあったもんじゃありませんね。


配管保護・気密性確保・小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


配管穴に合わせて、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


バッチリ西陽が当たる場所なのと、湿度が高いので、5分置きに日陰に逃げながらの作業です...

持ってきた水筒は空っぽです...

室外機周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

西陽が当たる暑い応接室なので、エアコン無しでは居られませんね。
明日から快適にお使いいただける様になりました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。