年明け1月にバスカラットをお買い上げいただいたお客様から、エアコン取替工事をご依頼いただき、昨日と本日の二日間掛けて工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-GV2219-W 霧ヶ峰汎用タイプを2台お買い上げいただきました。
既存機の1つは三菱霧ヶ峰でした。
タイマーランプが点滅して、風も出ません。
室外機がまったく反応しないので、恐らく電気系統の故障です。
さすがに部品がない年式ですから、買い替えしか選択肢がありません...
2階で、1階の方には室外機を置くスペースがないため、屋根置きになっていました。
この工法、結構見掛けるんですけど、危ないですよね...
屋根の流れ方向が違うので、この架台の正規の使用方法ではありません。
地震が起こると激しく左右に振られて、屋根の角に掛かっているステンレスワイヤーが切断して落下しますね... 恐ろしい。
電源は、足元のコンセントから延長コードを使っていました。
エアコンは専用回路が基本です。
「とりあえず見積もりしますね。」と帰ろうとすると、「阿部さん、実はこちらの部屋にも古いのがありまして...」
おぉ!これわ懐かしい(*´艸`*)
ナショナル製ですが、軽く40年はいってる感がします。
さすがに動かないみたいで、ずっと放置されているそうです。
室外機の架台の腐食具合が、年月を物語っていますね。
「とりあえずこちらも見積もりしてもらえますか?予算の都合で1台だけになるかも知れませんが(^_^;)」
かしこまりました。
こちらの電源も足元から取ってるんで、専用コンセントが必要ですね。
「いつでもいいですから。阿部さんが空いてる時で。」というお言葉に甘えて、数日バタバタでまったく手付かずでしたが、なんとか御見積書をお渡し。
「ぜひお願いします!」とご連絡いただき、昨日から工事に掛からせていただきました。
まずは既存機を撤去しないと始まりません。
屋根の勾配がキツイ上に、滑りやすい瓦...
雨が降ると絶対上がれませんが、幸い昨日から暖かくいいお天気でのスタートです(^^)
室外機を外すためにバルブのところを見ると、少しオイルが滲んでいます。
バルブキャップがゆるゆるだったので、数年掛けてじわじわ漏れていた様ですね。
いわゆる施工不良です。
架台から室外機を外すためには、この腐ったボルトを外さないといけません。
ここまで錆びるとまったく回りません...
もう上下にボックスレンチを当てて、力いっぱい回してボルトを折ります。
簡単に書きましたけど、急勾配の足場と狭いところに腕を回して、チカラ任せの作業なので、頭の血管は数本切れたと思います(´;ω;`)
そしてこの滑りやすい急勾配を、30kg超えの室外機を抱いて隣の部屋の窓まで...
実は阿部、月曜日からずっと腰痛に苦しんでいます。
痛止薬飲んでおくべきだったと、この時激しく後悔...(´・ω・`)
この後、ずっと腰が痛いのを我慢しながら作業を進めていきます。
室内機も撤去しました。
次にこちら。
こちらの撤去は、一緒に現場に出た親父に担当してもらいました。
こちらも勾配はキツイですが、もし滑っても隣の擁壁があるので下まで落ちることはありません(^_^;)
さすがに架台のナットは回せないので、ディスクグラインダーで切断。
なんとか取外しました。
室外機の底は、ボロボロで底が抜けてました...
室内機も撤去完了。
エアコンの取付け前に、配管穴を利用して専用コンセント増設工事に掛かります。
足元のコンセントも開口部として使って、ケーブルを通していきます。
2階の点検口から、、、
隣の部屋のエアコンのところにもケーブルを。
1階の点検口から、、、
2階から降ろしたケーブルを分電盤の方へ。
洋室に100Vアース付きコンセントを設置。
和室の方にも100Vアース付きコンセントを設置。
分電盤のところで、ブレーカーに接続します。
前回、バスカラット施工時に増設していた分岐ブレーカーボックスに、専用ブレーカーを増設して、コンセント増設工事は完了。
既存のエアコン撤去に時間が掛かったので、ここまでで一日目が終了。
二日目の本日、エアコン取付けに掛かります。
配管穴には貫通スリーブを挿入。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
配管はテープ巻き仕上げ。
架台は、錆びにくい溶融亜鉛メッキ仕上げの屋根置台でしっかりと固定。
屋根置台は、この方向で取付けるのが正規の施工方法です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して洋室の方が完了です。
和室の方に掛かります。
こちらの壁は土壁ではありませんが、薄い石膏ボードにモルタルを塗った壁材なので、土壁同様にビスが効きません。
スライド金具を使って、しっかりと背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
複雑な屋根構造なので、ハシゴを使って配管を取り回していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
こちらは屋根勾配の向きが違うため、壁面置台を使ってしっかりと固定しました。
壁内の柱にコーチスクリューでガッチリ留めてあるので、地震でも大丈夫です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
お客様に出来栄えを確認していただいて、喜んでいただくのがいつものシメなんですけど、実はお客様はこの二日間お留守でした。
わざわざスペアキーを作っていただいて、「阿部さんの空いてる平日で、いつでもいいですから。信頼をしてますので、すべてお任せという事でお願いします。さすがに仕事休む訳にいかないので、立ち会いができずスミマセン。」と、絶大の信頼をいただきまして、気の引き締まる二日間でした。
今晩帰宅されて、暖かいお部屋でお過ごしいただける様になりましたね(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2020年2月21日金曜日
2020年2月19日水曜日
リフォームの続きで隠蔽配管のエアコン取替工事
リフォーム工事が続いている鍼灸院の住宅エリアのエアコン取替工事にお伺いしてきました。
取替えたエアコンは三菱霧ヶ峰。お客様支給品です。
もちろん、アベ冷熱技研はお客様支給品でも喜んで施工させていただいています。
ただし、機器の保証は販売店が行うものですので、支給された機器の保証はできません。(工事の保証は当然行いますのでご安心ください)
また、エアコン分解洗浄の際の「10年間何度でも割引き制度」も適用外とさせていただいています。
今回は2台のエアコンの取替えです。
1台は、1階地上置き露出配管なので、いわゆる標準工事です。
2台目のこちらは、2階で室外機ベランダ置きという、一瞬標準工事かと思われますが、ベランダまでの間に一部屋あるため、隠蔽配管になっています。
壁内から天井裏を通った配管は、ベランダの天井面から立ち下がって室外機に接続されています。
既存の室外機はベランダの外側へ向いていますが、今回取替えに当たって、背中を壁側にする様に設置します。
室外機の背中は熱交換器のアルミフィンがあり、素手で触るとスッと切れてしまうので危険なためです。
まずは既存機を撤去。
壁の中を立ち下げられているドレン管は、塩ビ管ではありません。
これ、ドレンホースでも無い様です...
もの凄い硬い...
恐らくこれ、PF管ですね。
穴からチラッと断熱材が見えるので、壁内は断熱されている様です。
水が漏れた形跡はないので、これを流用するしかありませんね。
位置決めをして、背面板を取付けます。
配管は少し短いので、ユニオン継手を使って延長します。
アベ冷熱技研では基本、室内での溶接作業は行いません。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ネックなドレンホースは、なんとか接続できました。
しっかりと断熱材を巻いて、結露を防ぎます。
ベランダ側へ作業を移ります。
既存のスリムダクトは予算の都合上流用しますが、フリーダクト(ジャバラ)はボロボロに劣化しているので、、、
新しいものに取替えました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ベランダ周りはこんな感じで完成。
試運転を行い、異常がない事を確認して1台目完了。
2台目の既存機はかなり古い三菱霧ヶ峰でした!
ワイヤードリモコンが懐かしいです。
この室外機のスタイルも懐かしい。
レトロ好きのフォロワーさんたちが喜びそうです(^_^;)
既存機を撤去。
永年スリーブが入っていなかった配管穴は、外側にパテ埋めもされておらず、通気口の様になっていて壁内の断熱材が真っ黒になっていました...
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
こちらのリフォーム工事、あと2台のエアコン移設工事があります。
来週その移設工事が終わると、すべての工事が完了となります。
まだちょっと続きますが、もう少し(^^)
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取替えたエアコンは三菱霧ヶ峰。お客様支給品です。
もちろん、アベ冷熱技研はお客様支給品でも喜んで施工させていただいています。
ただし、機器の保証は販売店が行うものですので、支給された機器の保証はできません。(工事の保証は当然行いますのでご安心ください)
また、エアコン分解洗浄の際の「10年間何度でも割引き制度」も適用外とさせていただいています。
今回は2台のエアコンの取替えです。
1台は、1階地上置き露出配管なので、いわゆる標準工事です。
2台目のこちらは、2階で室外機ベランダ置きという、一瞬標準工事かと思われますが、ベランダまでの間に一部屋あるため、隠蔽配管になっています。
壁内から天井裏を通った配管は、ベランダの天井面から立ち下がって室外機に接続されています。
既存の室外機はベランダの外側へ向いていますが、今回取替えに当たって、背中を壁側にする様に設置します。
室外機の背中は熱交換器のアルミフィンがあり、素手で触るとスッと切れてしまうので危険なためです。
まずは既存機を撤去。
壁の中を立ち下げられているドレン管は、塩ビ管ではありません。
これ、ドレンホースでも無い様です...
もの凄い硬い...
恐らくこれ、PF管ですね。
穴からチラッと断熱材が見えるので、壁内は断熱されている様です。
水が漏れた形跡はないので、これを流用するしかありませんね。
位置決めをして、背面板を取付けます。
配管は少し短いので、ユニオン継手を使って延長します。
アベ冷熱技研では基本、室内での溶接作業は行いません。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ネックなドレンホースは、なんとか接続できました。
しっかりと断熱材を巻いて、結露を防ぎます。
ベランダ側へ作業を移ります。
既存のスリムダクトは予算の都合上流用しますが、フリーダクト(ジャバラ)はボロボロに劣化しているので、、、
新しいものに取替えました。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ベランダ周りはこんな感じで完成。
試運転を行い、異常がない事を確認して1台目完了。
2台目の既存機はかなり古い三菱霧ヶ峰でした!
ワイヤードリモコンが懐かしいです。
この室外機のスタイルも懐かしい。
レトロ好きのフォロワーさんたちが喜びそうです(^_^;)
既存機を撤去。
永年スリーブが入っていなかった配管穴は、外側にパテ埋めもされておらず、通気口の様になっていて壁内の断熱材が真っ黒になっていました...
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
こちらのリフォーム工事、あと2台のエアコン移設工事があります。
来週その移設工事が終わると、すべての工事が完了となります。
まだちょっと続きますが、もう少し(^^)
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エアコン工事
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