2019年9月23日月曜日

賃貸マンションの一室でリフォームに伴う電気設備改修工事

7月から取り掛かっていました、賃貸マンションの一室をリフォームするための電気工事が、本日最終日でした。


以前、このマンションのオーナー様の、ご自宅のマルチエアコンの取替工事をさせていただいた際に、「阿部さんはマンションとかの電気工事もお願いできるんですか?」と、ご相談をいただいていました。

7月末頃に現地を拝見させていただきました。

設備類も古くなっているので、すべて取替えるそうです。

スイッチやコンセント類は、フルカラータイプ。
二世代前の配線器具ですね。


最近は和室は好まれない様で、すべて洋室へリフォームされます。

今回のリフォームにあたり、通常は建築屋さんの下に電気工事屋が入るのが通例ですが、オーナー様のご意向で、分離発注という形で、電気工事はオーナー様からアベ冷熱技研へ直接ご依頼という形で進めていく事になりました。

分離発注式は建築屋さんにとってはやりにくく、嫌がるところが多いですけど、今回の建築屋さんは二つ返事で受け入れてくれました。
平面図もいただいたり、工程の打ち合わせもしっかりしていただいて、かなりスムーズに進めるとこができました。

では工事の模様を...と行きたいところですが、全部こと細かく書いているともの凄い量になるので、ビフォー・アフター形式で進めていきますね。

一番気になっていたところ。

これ、他のマンションでも見た事があるんですけど、天井面に電話・光ケーブル・CATVネット用LANケーブルが出ています。
そもそもの設計が悪いんですけど、ここをどうにかしたいとの懸案を。

こんな感じに仕上げました。

建築屋さんに棚を作ってもらって、もともと無かったコンセントを増設。
LANも電話も、モールとカバープレートで立ち下げました。
この棚にルーターやモデムも置ける様になって、キレイに仕上がりました。

来客はピンポンチャイムだったものを、カメラ付きドアホンへ。


この配線工事も結構手間が掛かっていますけど、何事もなかった様に。


トイレの換気扇は、洗面所と二室用。

三菱の新しいものに取替えましたが、これが一番大変でしたね。
天井剥いで、かなり苦労して取替えています。
これも何事もなかった様に。

ユニットバスも新しくなりました。

ついでに、浴室暖房乾燥機まで設置。
このマンション、賃貸ですよ。普通はここまで付いてませんね。

配線器具はすべて取替え。


コスモシリーズのスイッチは、操作性がよくお洒落です。


水回りのコンセントは、すべてアース付きです。


一部屋だけ、エアコンが設置できる様に穴が開いているのに、専用コンセントが無かったため、今回増設。

エアコン専用コンセントが無ければ、量販店などはエアコンを取付けてくれませんから。

そして分電盤。

最終的に、エアコン専用・浴室換気扇専用・レンジ専用の3回路増設になるため、新しいものに取替えます。

既存盤を撤去。


コンパクトブレーカーでスッキリと。


蓋を閉じると、こんな感じに仕上がりました。


新しいのは気持ちがいいですね。


キッチンの流し元灯を設置して、作業完了です。

「いやぁ、キレイに仕上がりましたね。また他の部屋も出たらお願いしますよ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

帰り際、マンションから見えた夕日です。

昨晩は台風の影響でかなりの強風でしたけど、今日の夕方にはそよ風が気持ちよかったです(*´ω`*)
明日は晴れますかね?
まだまだ今月は予定がいっぱいです。明日からも頑張ります!

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

賃貸マンションのリフォームが完了し分解洗浄したエアコンの再取付工事

7月末頃から取り掛かっていた、賃貸マンションの一室リフォーム工事が完了したので、分解洗浄のためお預かりしていたエアコンの再取付工事にお伺いしてきました。

日立アプライアンス RAS-L22DE2(W)(2014年製) 標準タイプです。


取外す前はこんな感じでした。


賃貸の場合、フィルターを掃除しない入居者さんが多いですね。

これだけ目詰まりしていたら、効きも悪かったと思いますけど...

年式の割には、そんなにカビが生えてませんね。

こちらのマンションは非常に風通しが良くて、夏場でも窓を開けていると結構な風が通るので、エアコンを使う頻度は少ない様です。

お預かりした室内機は、丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


分解洗浄までは、お預かりした7月中に洗って保管していました。
そして本日、クロス貼りが完了したので、再取付けにお伺いです。

もともと、室内機を取付けるためのアンカーボルトがありましたが、位置が高すぎるため今回は利用しません。


位置決めをして、背面板を設置。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


ビフォー・アフターはこんな感じです。

和室だったところが、洋室になって明るくなりましたね。
阿部的には、配管化粧カバー付けたかったなぁ...(^_^;)

この一室のリフォーム、メインは電気工事でご依頼いただきました。
その様子は、また後ほど別の記事として書きますね。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2019年9月22日日曜日

すべての業務の受付を再開させていただきます

大変長らくお待たせいたしました。
約1ヶ月もの間、すべての業務の受付をお休みさせていただいていましたが、本日9月22日より受付を再開させていただきます。

受付再開いたしますが、まだ進行中の現場が数件残っています。
そちらの現場の状況が、やっと先が見えてきましたので、今回の再開に至ります。
ですので、とりあえず今月中は予定が詰まっています。
ご予約いただいた順に、10月からお伺いさせていただく様になりますので、ご了承ください。

それから、シーズン中お休みしていました、エアコン分解洗浄の方も受付を開始いたします。
ただし、まだ日中は蒸し暑い日もある様ですので、冷房運転を使用しなくなってからの洗浄をお奨めいたします。

なお、10月1日からの消費税増税に伴いまして、全体的に工事価格の見直しも進めております。
一部工事価格の値上げもありますので、ご理解のほどお願い申し上げます。
価格改定のお知らせにつきましては、9月末までにこのBlogでお知らせさせていただきます。

今後とも、アベ冷熱技研をよろしくお願い申し上げます。

2019年9月18日水曜日

約一ヶ月お待ちいただいたエアコン新設工事

高い所の電気工事が続いていて、体中筋肉痛の阿部です...
今日はエアコン工事屋さんです。 と言うか、これが本業なんですけどね(^_^;)

約一ヶ月前にメールでお問い合わせをいただきまして、現地調査とお見積りをさせていただいて、「酷暑が続いており大変お忙しいと思いますので、急ぎません。9月に入ってからや10月でも構いません。」ということで、とりあえず8月下旬で工事日程を決めていたのですが、当日が雨の予報で延期...
次は9月中旬で決めていましたが、実は阿部の古くからの友人の葬儀が入ってしまい...

長い間お待ちいただいているのに、「ぜひ葬儀へ行ってあげてください」と、大変ありがたいお言葉をいただきまして、心から感謝申し上げます。

で。今週末の土曜日に予定を変更していたのですが、どうにも熱帯低気圧が接近していて、週末は雨の予報になったため、急遽本日午後からお伺いさせていただきました。

お家は築数年で、まだ新しいです。
今回は2階のお部屋に2台、機器はお客様支給にて新設工事を行います。
エアコン用の穴は開いている様です。


キャップを取ってみると...
穴が小さい上に、微妙な位置に開いていますね...


できるだけ右側へ寄せて、規定の大きさのコアドリルで穴を広げます。

貫通スリーブは入っているんですけどね。
位置が悪いのと、穴の開け方がちょっと...
たぶん、大工さんか、電気工事屋さんがついでにやらされたという感じですね。

室内機を掛けて、配管類を接続。

このお部屋は室外機ベランダ置きなので、ベランダ周りの作業は親父に任せて。

2台目の取付けに掛かります。

こちらも同様に穴が開いていますが、こちらはいい感じの位置と大きさで開けられていました。
が...このコンセントの位置は、なにか意味があるのですかね?

室内機を掛けるとこんな位置関係です。
なにか意味があって、このコンセントはこの位置なんですかね?(^_^;)
もの凄い違和感です。


こちらの室外機は屋根置きです。
向こう側に見える室外機は他社施工品です。


ふっと足元を見ると、瓦にひび割れが...
工具か何か、屋根上で落としたんですかね?

すぐにお客様にご確認いただきました。
この瓦を踏まない様に、ビニールテープで印を付けて作業を進めます。

スリムダクトを取付けて、屋根置台を設置。

これ北側なんですけどね。
日陰で涼しいのかと思ったら、目も眩む直射日光でフラフラです(´;ω;`)

真空引きする頃には、雲が出てきて涼しくなりました。
風が吹くと、秋の気配なんですけどねぇ(*´﹃`*)


屋根上で作業していると、お客様が。
「隣のエアコンの穴って点検できます?ちゃんと穴塞いでくれてるか、見てもらえません?」
え?あぁ、いいですよ。そういう業者さんだったんですか?(^_^;)

パテはちゃんとしてますね。
でも、量が少ないので、縮まって隙間ができていました。

追いパテをして、しっかりと密閉させていただきました。


それより、屋根置台のヒートンの根元がコーキングされていなかったので、防水処理しておきました。


ベランダ側が完成していました。こんな感じで。


試運転を行って、異常がない事を確認。


屋根置きの方も完成です。夕日が写り込んで涼しげです。


こちらも試運転を行い、お引渡しです。

大変長らくお待たせしてしまいました。
これでもうしばらく続きそうな残暑も乗り越えられますね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2019年9月16日月曜日

アナログ時代のマンションビル陰共聴設備の撤去作業

えっと。今日は祝日みたいですね。世間は三連休ですか?
阿部は今日も高い所でお仕事していました。

はぃ。今日も...です。
昨日もハシゴで丸一日、高い所で停電工事やってました。
その記事はまた、現場が完成したら書きますね。
なんかもぅずっと休めてないので、思った様に体が付いてきません...(´;ω;`)

受付お休み中ですが、まったく見通しが付かないので、まだしばらくのご依頼はお受けできない状況です。何卒ご容赦くださいませ<(_ _)>

今日はかなり前から、阿部のせいで延ばし延ばしになっていた、ビル陰共聴設備の撤去作業にお伺いしていました。

ビル陰共聴とは、ビルやマンションなどの高い建物のせいで、テレビ送信塔からの電波が建物の陰となって正常に映らない場合に、その建物のアンテナから各個別の住宅へケーブルを引き込んで、テレビをご覧いただく設備です。
CATVと同じ考え方ですね。

今回の設備はアナログ時代の遺品です。
アナログ放送は停波して地デジに切り替わっているので、必要ありません。
放置しておくと電柱使用料が毎年掛かるため、撤去のご相談をいただきました。

電柱には、さまざまなケーブルがぶら下がっているので、間違えない様にマンション側から撤去していきます。


同じ高さのラインには、今回撤去のケーブルと似たようなケーブルが、CATV、電話、光ケーブルとあります。


このブースターにはCATVと書いてありますが、これもビル陰用です。

この辺りは、CATVも光ケーブルで送られています。

ところどころに、各世帯へ引き込むための分配器があります。

これらも全撤去。

同じ高さで電話と光ケーブルが交差しているので、かなり神経を使っての作業です。

暑いのと寝不足で体が付いてきません...(´;ω;`)

極めつけは、この被覆付き鋼撚りメッセンジャーワイヤー。

簡単には切断できません...
重いし、硬いし、外したらピンピン跳ねるし... 体中が筋肉痛です。

ほとんどのお宅は、引込線が外してありますが、数軒は引込みが残っています。

これらはマンションオーナー様が、各個別に回られて、撤去の許可をいただいています。

ケーブル自体は軽いんですけど、メッセンジャーワイヤーや、ケーブルを支える部材が鬼の様に重いです。
これで全撤去完了です。

「ケーブルが一回線なくなっただけで、電柱がすっきりした様に見えますね。大変お疲れ様でございました。またマンション宅内もあるんで、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)