2019年2月27日水曜日

アンテナ対応がまったくできてない新築住宅で地デジ・BSアンテナ新設工事

現在、県外にお住まいのお客様からのご依頼で、松山市内のご実家の敷地に新築されて帰省されるとの事で、アンテナ新設工事のご依頼をいただきました。

マスプロ電工製UHFアンテナ スカイウォーリー(ブラックブラウン色)と、4K8K対応BSアンテナです。


こちらのお宅、大手住宅メーカーさんなので、テレビ受信設備とネット・LAN・電話設備が、1階の情報ボックス内に納められています。


カバーを外すとこんな感じです。

この中に既にブースターが内蔵されているので、ブースターは支給品となります。

ブースター本体が1階のこの位置ですから、アンテナを取付ける場所にはUHF用とBS用の2本のケーブルがあるハズです。

ところがですね、2階南側のベランダには1本しかケーブルが出ていません?


おかしいなぁ... 下見に来た時には2本出てたし、お客様とも確認しましたよ?


現場監督さんがいらっしゃったので確認してみました。

「もともと、ここは1本ですよ。BS用にケーブルを1本出しています。」
え?2本に見えたのは、先っぽを配管に差し込んでいただけなんですかね?

じゃぁもう1本はどこにあるんですか?
「こちらに。」

うわぁ... まったく裏側の引込点のところにあります...
これ、CATVにするつもりだったんじゃないですか?
明らかに建築業者さんとお客様の打ち合わせミスですね...

さてどうする?

ところで、ここにBSアンテナ取付ける設計とか、おかしいと思いませんか?
監督さん、ここにBSアンテナ取付けて、受信できると思います?
「あ... 軒先がだいぶ出てますね...」

あ。じゃないです。
あ。じゃ済みません。

さてさて、どうする??

ベランダ側にはケーブルが1本しかありません。

お引越しは明日です。
今日中に完成させないと、明日からテレビが見れません。

ここにBSアンテナを付けても軒先が邪魔して受信できませんから、ここに地デジアンテナを取付けます。
BSアンテナをどうするかは、地デジアンテナの取付けが終わってから考えます。

まずは取付金具をしっかりと取付けます。


UHFアンテナを取付けて、松山本局を狙います。


ロケーションは最高で、目視で松山本局が確認できます。
これなら軒先が出ていても、十分受信できます。


受信レベルは最高です!
まったく問題なしに、地デジが受信できました。


UHFアンテナはこんな感じで完成です。

ブラックブラウン色なので、外壁に溶け込みますね(^^)

さて、BSアンテナをどうしますかね?
現場監督さんと話し合いながら、可能性を探っていきます。
1階小屋裏が点検できる点検口は見つけましたが、かなり大掛かりになりそうです...

「そう言えば、母屋の方へLANケーブルを通した配管があります。あれを利用できませんか?」と監督さん。
おぉ、これなら情報ボックスから屋外まで配管内にケーブルを通す事ができますよ(・∀・)
しかも情報ボックスから最短距離です!


カバーを外すと、おっと、これはいい感じです。
CD22というワンサイズ太い配管ですから、S5C-FBケーブルも十分通りそうです。


通してみますね。


キタキタ(*´艸`*)通りました。
上手く行きそうですよ。


この位置で受信できるか、事前にBSアンテナを手で持ってレベル確認。
いいレベルが出たので、位置決めをして壁面金具を取付けます。


BSアンテナを取付けて、BS衛星を狙います。


隣の建物が気になりましたが、まったく問題なくエラーフリーです(*^^*)


BSアンテナ周りはこんな感じで完成。

結果的に、建物の裏側で目立たない場所に設置できたので、災いを転じて福となすですかね(^^)

アンテナ周りが完了すると各部屋で受信レベルを見ながら、ブースターの出力レベルを調整します。


地デジ・BS共に、エラーフリー。
かなりいいレベルが出て、久々に納得のいくいい環境ができました(*^^*)


通り沿いから外観を見ると、こんな仕上がりです。

結果的にBSアンテナは建物裏側に設置できたので、建物の印象が崩れずに良かったですね。

「いやぁ、面倒掛けましたね。追加料金がいるなら取ってくださいよ。きれいにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2019年2月26日火曜日

昨年豪雨災害で被災した大洲でエアコン取付工事

今日は朝イチに高速道路を走って、大洲へ行ってきました。


松山にお住まいのお客様でもあり、バカ言いあえるFB友さんでもあり、共通の悪友の多いSさんからのご依頼で、昨年豪雨災害で被災したご実家のリフォームが終了したとの事で、エアコンの取付けをご依頼いただき、お伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV4018S-W 霧ヶ峰汎用機をお買い上げいただきました。


この辺りはかなり酷かった地区で、水没ラインはこんな感じでした。

エアコンの室外機は当然浸かっていますが、室内機まで迫る深さですね。
阿部の背の高さだと、頭の先まで沈んでいます...

屋内はボードとクロスが貼り替えられて、きれいに仕上げられていました。


外側には配管穴が残っていましたが、内壁は貼り替えたので穴が潰れています。


まずはこの穴あけから。


配管穴には貫通スリーブを挿入しておきます。

以前、ネズミが出ていたそうなので、ここはしっかりと対策しておきます。

位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はテープ巻き仕上げです。
テープ巻き、久しぶりですね(^_^;)


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


外周りはこんな感じで完成です。


早めに作業スタートしたつもりだったんですけど、途中休憩したりお喋りしてたんでお昼のサイレンが鳴りました・ω・

「阿部さん、昼飯行きますか。フランチャイズ店じゃ面白くないんで、ラーメンかうどんでも。」とお誘いいただきまして、こちらのラーメン屋さんへ(*^^*)


とんこつのこれまた美味いラーメンに出会いました(^^)

お互いSNSやってますから、まぁ写真撮りますわね(^_^;)
お互いを撮り合って... 女子か...(*´艸`*)

「遠いところ来てもらったんで、昼飯くらいはおごりますよ。」と、お昼ごちそうになりました(*´ω`*)

お腹がいっぱいになったところで、現場へ戻って作業再開。
エアコン専用コンセントが100Vなので、電圧を200Vへ切り替えます。

分電盤開けてビックリです!
拡大して見ない方がいいですよ。
真ん中辺りに、感電して白骨化された方がいらっしゃるので...
バーの左の方も黒く焦げているので、できればこの分電盤も取替えた方がいいと思います。

停電作業のついでに分電盤内部を掃除して、分岐ブレーカーを交換、200Vへ切り替えます。

エアコン脇のコンセントを200Vに取り替えて、完了です。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。


あと、トイレのスイッチの取替えもご依頼いただきました。
ほとんどのスイッチやコンセントをご自分で取替えしたそうですが、このスイッチだけ結線が解らなくて...という事で。

100Vのパイロットランプが絡んでいますからね、素人さんにはちょっと解りにくいと思います。

こんな感じで完成です。
ONにするとパイロットランプが点灯する、パイロットスイッチに取替えました。


「遠いとこありがとうございました。これで仕事中に、暑いときも寒いときも快適にサボれます。」???え?(^_^;)
帰りにお土産までいただきました(*´艸`*)

Sさん、いろいろとありがとうございました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

ご注意:基本的にエリア外でのエアコン工事やエアコンの販売はお奨めしていません。もし故障した場合に早急な対応ができないためです。大袈裟かも知れませんが猛暑が続く夏場に、エアコンの故障は命に関わる事もあります。今回はその辺りをご理解いただいた上でのご依頼です。

2019年2月25日月曜日

厨房で補助的に使用されているカビだらけのエアコンを分解洗浄

今年最初のエアコン分解洗浄です。
とある施設の厨房でご使用の、エアコン分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

パナソニック CS-F285C-W(2015年製) 標準タイプです。


室外機はこんな状態でかわいそうな感じです...
不特定多数の車が出入りする駐車場なので、地上置きにするとこうなりますね。

今回は洗浄のみのご依頼ですから、この辺の修理はしません。

室内機を取外してお預かりします。
分解していきますが、ちょっとこれは凄いですねぇ...

このエアコンが厨房で風を吹出しているのかと思うと...(´;ω;`)
衛生管理上どうなんですかね、これ。
と言うか、これまだキレイな方だと思います。
今までにもオシャレなカフェとか、人気のランチ店のエアコン見てきましたけど、経営者の方が全然気にされてないのにビックリします。
そう言うお店で食事とか、笑顔にはなれませんねぇ...

電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
しかしかわいそうですね、この室外機くん...


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

洗浄前洗浄後の写真をお渡しすると、「わぁ、凄いことになってたんですね...お願いして良かったです。次からは早めに洗浄するようにしないといけませんね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研