2011年4月14日木曜日

オートタイプボイラー取替工事

今日は一日掛けて、ボイラーの取替工事を行いました。

既存機はノーリツ製で追い焚き機能付き。
89年製でした・・・


オイルタンクも古いので取り替えます。


このボイラーは故障していて、メーカーに取替えの問い合わせを入れたところ、地震の影響でご希望の機種が無く、タウンページでアベ冷熱技研を見つけていただき、長府製作所製で同等品が無いかお問い合わせいただきました。

有ったんですねぇ、これが(*^^)v 仕入先に1台だけ有ったんです。
ラッキーなお客様ですね。

早速、既存機を撤去。

しっかりした基礎だなぁと思ったんですが、下地処理がきちんとされていなかったため沈下していました。。。
バールを使って、基礎を水平に修正します。

浴槽へ回り、既存の循環口を取り替えます。

既存の循環口は上下に分かれています。

下部に新しく循環アダプターを取付け、上部はキャップで塞ぎます。

長府の循環アダプター、薄くってなかなかいいですねぇ。

外へ戻ります。

今回設置する機種は左側接続なので、地中埋設で配管ルートを変更。

ボイラーを設置して、配管を接続していきます。

露出部分はステンレス管、循環パイプは銅管を使用します。

通水し、漏れが無い事を確認して、保温材を巻き付けます。


オイルタンクを設置して、灯油を入れます。


浴室・台所の既存リモコンを撤去。


新しいリモコンに取替えて、試運転開始。

異常が無い事を確認し、取扱説明をしてお引き渡しです。

長府製作所製 強制追焚付石油給湯器
KIBF-4512SAG 標準圧力オートタイプ


お見積りの際にオール電化もお奨めしましたが、実はこちらの敷地内にもう一軒お家が建っていて、そちらはオール電化になっているんです。
お客様は先月の震災の状況を見て、ガスや灯油の設備も必要と判断されたそうです。
いろいろな考え方がありますが、アベ冷熱技研はエコキュートでもボイラーでも、お客様のご要望にお応えできます。(ガスは無理ですが。。。)
アベ冷熱技研では、石油機器技術管理士・給水装置工事主任技術者が点検・整備・工事を行います。
お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2011年4月13日水曜日

店舗へ4方向天カセPAC取付工事

今日は一日テナント店舗で、4方向吹出し天井カセット形パッケージエアコンを取付工事を行いました。

前に入居されていた方も天カセPACを設置していた様で、色の違うボードを剥いで見ると吊りボルトが残っていました。


これを流用するつもりだったんですが、今回取付ける室内機の吊りボルトピッチが合わないのと、デッキ部が微妙な位置にあるため、L型アングルを追加して吊りボルトを設置。


冷媒配管とドレン配管を通していきます。

ドレン配管も、天井裏で結露しない様にしっかり断熱処理します。

室内機を吊り込みます。


配管類を繋ぎ、接続部もしっかり断熱。


パネルを取付けます。


フィルターも取付けて、室内機側完了。


室外機へ配管を接続し、真空引き作業開始。


ドレンは、近くの雨水マスまで導きました。


電源は四国電力へ低圧電力申請を行い、既存の設備を流用。


真空引き完了後、電源投入、初期設定を行い試運転。

試運転後、異常が無い事を確認してお引き渡しです。

東芝キャリア製 天井カセット形パッケージエアコン
APAU6355SM 三相200V 2.5馬力


型落ち?なので、2.5HPでも室外機が大きいですね。


今回は、お客様の機器支給で工事のみご依頼いただきました<(_ _)>
実は当初、機器込みでお見積り依頼をいただいたのですが、現地下見させていただいた日に、各メーカーがエアコンの新規受注を停止。。。
何ともタイミングが悪く、仕入先にも在庫無し。
アベ冷熱技研のルートではお手上げ状態でしたが、お客様がネットで探して来られて本日無事完工できました。

新しいお店に新しいエアコン、快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>

2011年4月12日火曜日

引越業者取外しのエアコン分解洗浄&取付工事

先週、松山市にお引っ越しで来られたお客様からのご依頼で、エアコン分解洗浄と取付工事をご依頼いただきました。

取外したままで梱包されているとの事で、室内機のみお引き取りにお伺いしたのですが。。。

よくあるんです、この光景(-_-;)
梱包される方も大変でしょうし、運ぶ方も大変。
最後にこれを取付ける方も大変です。。。

誰が悪い? もちろん取外した業者さんですね。
まったく何を思ってこんな事をするのか、人格を疑います。

お陰で、銅管が途中で潰れています。

銅管が無い、銅管が無いって騒いでいる時に。。。
お客様の立場に立って物事を考える事ができない人に、お客様からお金を頂く資格はありませんね。

気を取り直して、洗浄するために分解していきます。

日立製作所 RAS-2810MXD(2001年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


そして、本日取付け工事を行い、お引き渡しです。

配管は潰れていた部分から切断して、何とか長さは届いたので既存配管流用としました。

キレイになったエアコンで快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年4月9日土曜日

今日は下請工事×2件

アベ冷熱技研ではお客様からの直接依頼の他にも、業者さんからの下請工事も行っています。
今日は2件の業者さんからのご依頼で、午前中、午後とエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

午前中はマンションのエアコン取替えだったので、簡単に終わるだろうと思っていたら・・・

既存のエアコンが東芝で、高さ250mmのコンパクトタイプだったのに対して、新しく取付けるエアコンは高さ300mm。。。
250mmでもギリギリだったのに、背面板の上部が下がり天井に当たって室内機を取付けることができません。

カーテンレールのところまで目一杯下げると何とか設置できそうですが、無理に取付けるとカーテンレールやカーテンが結露してクレームの原因になるのは目に見えています。

元請けの営業の方に来ていただき、結局こんな感じに設置しました。

ビス穴が見えて嫌な感じです。
この言葉使いたくないんですが・・・仕方が無い(-_-;)

お昼からお伺いしたお宅のエアコンは、2002年製。
室内機を見るとまだまだ使えそうですが、取替え。
理由はこれ。

プラロックが土に埋もれるくらい室外機と地面が近くて、室外機の底面が腐食。
その腐食が進行して配管溶接部が破損し、ガス漏れ。。。
大量のオイル漏れが見られるため、買い替えの方が安いと判断されたそうです。

新しく設置した室外機には、プラロックの下にお客様の用意されたブロックを敷きました。


午前の工事は、現地下見をしておけば時間ロスを避けられたはずです。
それ以前に、既存機を設置した業者さんが、将来を見据えた設置場所を選定できていれば、見苦しいビス穴が見える事もなかった訳です。

午後の工事も、既存機を設置した業者さんに配慮が足りなかったとも言えます。
それか、外溝屋さんが真土を入れすぎたとも言えますね。
自分も以前、新築の現場で室外機3分の1くらい埋められた事がありますから。。。(^_^;)

まぁ、下請工事はこんな感じの現場が多いので、勉強になります。
・・・人の振り見て我が振り直せ

2011年4月5日火曜日

エアコン移設&分解洗浄工事

先週、エアコンの移設工事をご依頼いただき取外しにお伺いした時、吹出口のところから見える内部にかなりの黒カビが見えたので、洗浄をお奨めしてお預かりしていました。

三洋電機 SAP-V22J(2002年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


吹出口↓


今回、取外しの時に、室内機のフレア接続口のところからかなりのオイル漏れを発見し、施工不良によるガス漏れが見つかりました。

持ちかえり、洗浄前に接続してガス圧測定を行ったところ、やはり適正値より低いガス圧だったため追加補充をしておきました。

そして、本日取付け工事を行い、お引き渡しです。

キレイになったエアコンで快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>


分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年4月4日月曜日

三菱電機 新規受注停止

本日は快晴! 松山市内では桜が開き初めました。

今日は「節句休み」の企業が多かったんじゃないでしょうか?
アベ冷熱技研も本日はお休みさせていただきました<(_ _)>
「野良の節句働き」って言われたくないですから・・・(^_^;)



って、明るくBlogを書きたかったんですが、ちょっと無理です。

先週末、三菱電機が当面の新規受注を停止しました。
空調機トップメーカーが受注を停止する事の意味。
当然、三菱ユーザーが他メーカーに流れ、そのメーカーたちも同じ状況に陥ることは目に見えています。

先週末、パッケージエアコンの見積りをご依頼いただいて、「どのメーカーでもいいから、在庫のあるメーカーで見積りを」と仕入先に問い合わせていましたが、どのメーカーも無し。
明日も探してくれるそうですが、おそらく難しいでしょう。

地震の影響とは関係なく、昨年からフロンガスが少ないため生産が進んでいないと言う話は聞いていました。
銅管もなかなか手に入らない様な状況が続いていた矢先の、地震。

私たち工事業者はいくら腕に自信があっても、機器や部材がなければ、ただの「人」です。
資格なんて何の役にも立ちません。

会う人、会う人と冗談交じりに話していた、「東北に行こうか」。。。

「お手伝いをしたい」と言うボランティアの気持ちは、阪神淡路大震災の頃からいつも持ち合わせています。
今でも自分がここに居ていいのか、画面の向こう側でお手伝いできることがあるんじゃないかと、ずっと考えています。

自分が何のしがらみも無い一人者だったら、既にここに居ないでしょう。
いや、家族のせいにする訳じゃありません。
でも、ボランティア(無償)で現地に行けるほど、アベ冷熱技研は強くは無く。。。
組合からも、災害ボランティアについてのアンケートが来ました。
「行きたいけど無償では無理」と返答しました。
アベ冷熱技研と同じ小企業の方々も、同じ様に悩まれている方がたくさんいらっしゃるハズです。

東北復興に力を貸したい!
この思いを受け入れてくれる制度の開設を、切に願います。


【 2011年 4月 5日 追記 】
ダイキン・日立・三洋も新規受注を停止しております。

2011年4月3日日曜日

安い工事業者との違い

この時期はお引っ越しされる方が多いので、エアコン移設工事のお問い合わせは多いです。
が、価格を聞いてやめる方が半分くらいいらっしゃいます。
ホームページからのお客様は、ほとんどご説明無しでご依頼いただけますが、タウンページやリックの広告をご覧になった方は、価格のみで決めていらっしゃる様です。
紙面の広告に価格を入れないのは、自分のポリシーです。
工事金額より、多額の広告費を払ってでもアベ冷熱技研の思いを文章にして載せる事が、紙面広告には必要だと思っています。
また、安い価格をチラつかせて魚を釣り上げる様な手法は、お客様に対して大変失礼な行為だと思います。

しかし、世の中は甘くありません。
大半の方が、その安い工事金額を見て、そちらの業者さんに流れています。

前にもこのBlogで書きましたが、その業者さんたちが施工されたエアコンの修理やガス補充は、アベ冷熱技研に依頼があります。
依頼はお客様から。
「施工不良での故障なら、施工された業者さんに責任取っていただいたらいいと思いますよ」とお伝えするのですが、ほとんどの方が「二度と依頼したくない」「来て欲しくない」「信頼できる業者さんにお願いしたい」と言われます。
結局、高い修理代を負担されるお客様には、とてもお気の毒です。

「工事」は「製品」ではありません。
量販店やネットで激安で販売されている、テレビ・パソコンなどの「製品」とは根本的に違います。
「工事」は、ベルトコンベアに乗った部品を、ロボットが組み立てて行く訳じゃないんです。
みなさんご理解いただいていると思いますが、同じ価格でも、同じ「工事」は期待できません。
そこには工事を行う「人」の「感情」や「思い」、そして「職人魂」が込められているから。

一昨日でしたか、同じ様にエアコン移設のお問い合わせがあり、価格をお伝えし、当社ではなく他の業者さんへ工事依頼していたお客様から、再度お電話があり、移設工事のご依頼をいただきました。

何が起こったかと言うと、その業者さん、移設のためにガスを回収し始めたところ、室外機のファンが回っていない事に気づき、「このエアコン故障しているので、うちでは工事できない」と言って帰られたそうです。
そこでお客様は困り果てて、当社へご依頼いただいた訳です。

きちんと移設工事完了しました。
97年製でそろそろ寿命ではありますが、問題無く動いています。
いろんなメーカーのエアコンを触って、いろんな動作特徴を知っていれば・・・そんな経験以上に、「冷凍空気調和機器施工技能士」の資格保持者なら、何故その時にファンが回らなかったかなんて即答できる訳です。
危うくこのエアコン君、処分されるところでした。

この業者さん、タウンページにもリックにも、アベ冷熱技研と同じページに広告掲載されています。
それでも価格で選びますか?
アベ冷熱技研は、適正価格でお客様の大切な機器を安全で快適に設置させていただきます<(_ _)>