2021年7月5日月曜日

毎回充電ケーブルを持ち出すのが面倒なのでEV充電用ケーブル収納ボックス取付工事

本日は、いつもお世話になっているお客様のご依頼で、EV充電用ケーブル収納ボックスの取付工事にお伺いしてきました。

こちらの屋外用EVコンセント、2年前にアベ冷熱技研で施工させていただきました。
ご相談いただいたのは、「毎晩ここまでケーブルを持ってきて接続するのが面倒臭くなってきたんで、ここに安いボックスでええんで付けてもらえませんか。」という事でした。

パナソニックや盤メーカーなどが販売しているEV充電ボックスは鋼鉄製で、定価5~6万円ほどします。
「阿部さん的には許せないかも知れないけど、そんなたいそうなもんじゃなくていいんで、適当に見繕ってもらえませんか。」

適当に...(^_^;)
まぁそこまで言われるなら、と言うことでお引き受けいたしました。

では作業に掛かります。
既存のコンセントを撤去。

こんな感じでプラボックスを設置。
収納しやすい様にプラボックスの高さを上げたので、一旦アウトレットボックスで受けてケーブルをジョイント延長して設置。

こんな感じで完成です。
どうしても左側にカーポートの支柱があるのと、右側が通路なので、横幅が300mmが精一杯でした。

今回選定したプラボックスは、日東工業製のOPK18-35Aです。
タテ500mm×ヨコ300mmなので、コードを巻いて収納するのには写真の様に少しタイトです。
スペースに余裕があるなら、横幅が400mmか500mmのものがいいと思いますね。

このボックスは耐候性に優れた屋根付き屋外用ボックスです。
キー付きなので、イタズラ防止対策にもなりますよ。
「わぁ、ありがとうございます!十分過ぎます!これで面倒臭さから解消されるわぁ。お忙しいのにありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2021年7月4日日曜日

【重要なお知らせ】半導体不足によるエアコンの生産停止と銅ベース高値のため銅管価格の上昇について

春くらいから、阿部のFacebookやTwitterでちょくちょく書いていたのと、ニュースや新聞で隅っこの方で取り上げられていたのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、このBlogでもきちんとお伝えしておきたいと思います。

世界的な半導体不足が続いています。
なぜそんな事になっているのかを知りたい方は、「半導体不足」でググってみてください。

自動車業界ではかなり深刻な状況だと言うのは大きく報道されている通りですが、もちろん電気製品にも影響は出ていました。
「エアコンもヤバいかもよ」という声が聞かれ始めたのは、梅雨入り頃でしたか。

本当にこれは大変な事になったと感じたのは、この連絡が来てからです。
三菱電機が、業務用パッケージエアコンの生産を停止する...

この連絡を見た瞬間、「夏が始まる前に夏が終わった」と思いました。

家庭用ルームエアコンについては、5月の時点でかなり厳しい状況になりそうであるとの連絡をもらっていました。
GV、AXV、BXVと言えば、一番よく売れるスタンダードタイプから中堅機種の部類になります。

仕入先からは、「当社に在庫があるうちは大丈夫です。在庫が切れるとその先は判りません。」と言われていました。
今日、7月4日時点で、旧機種である20年モデルの在庫があと数十台との連絡がありました。
これから気温が上がると、数十台などはすぐに売り切れてしまいます。

新機種である21年モデルについては、今のところ手配すれば入荷は可能ですが価格は高めです。
安価なスタンダードタイプをご希望される方は、お早目にご注文されることをお奨めします。

「三菱以外のメーカーはどうなの?」とよく聞かれますが、ハッキリ言って阿部は他のメーカーを販売する気がないので知りません。キッパリ
これだけは言えます。
この半導体不足は、世界的なものです。
どこのメーカーも同じ様な状況だと思われます。
(一部ネット記事では、今シーズンのエアコン製造分の半導体を確保しているメーカーもあるとの事)

7月後半から8月頃には、高級機種しか店頭に並んでいないという事態になっているかも知れません。
業務用エアコンに至っては、店舗や事務所で使用されているエアコンが壊れて、取替えたくても物がなく、暑い状態で耐えなければならないという事も想定しておく必要がありますね。

猛暑の中、エアコンが無ければ命に関わることもあります。
半導体メーカーには頑張ってほしいところですね。

それから、もう一つ頭を悩ませているのが、銅ベースの高値が続いていることです。

エアコン工事に必要な、冷媒配管は銅管を使っています。
室内機と室外機を繋いでいるケーブルは銅線を使っています。
細かく言えば、エアコン内部にも銅は多用されています。

銅管やケーブルの価格は銅ベースによって上下します。
この建値が昨年から急激に上昇し始めて、今や1000を超えています。
(フジクラ資料より抜粋)

阿部は結構気にして銅ベースを見て来ましたが、1000を超えたのを見るのは初めてです。

6月に入って少し下がりましたが、しばらくはこの辺りを上がったり下がったりが続きそうです。
(フジクラ資料より抜粋)

たまらないのは銅管製造メーカーとケーブルメーカーです。
経営努力でどうにかなる状況でもなく、この春に銅管メーカーの因幡電工は20%の値上げに踏み切りました。
にも関わらず、なんと6月にもまた20%の値上げを行いました...
こうなると経営を圧迫されるのは我々工事業者になります。

一応、アベ冷熱技研では、値上げ前に数巻確保はしました。
確保はしましたが、数巻程度なら2ヶ月も持ちません。
もっと買えばいいんでしょうけど、小さな倉庫では置く場所もありませんし、金銭的な余裕もありませんしね...

という訳で、アベ冷熱技研もエアコンの配管部材の値上げを検討に入ります。
いろいろな物が値上げされているこの状況において誠に忍びない思いではありますが、何卒ご了承いただければ幸いです。

さて、工事の受付再開の方ですが、もうしばらくお時間ください。
何分、ひとりでやっておりますので、カラダがいっぱいいっぱいです。

とりあえず現在の状況をお伝えさせていただきました。
また何か動きがありましたら、このBlogでお伝えしていきたいと思います。

今後とも、アベ冷熱技研をよろしくお願い申し上げます。

2021年7月3日土曜日

お客様支給品エアコンの点検・修理について改めてのお知らせ

すみません。まだ工事の受付再開の目処が立っておりません。
何をやっているのかと言うと、雨でどうしようもなく延期になったりする案件があったり、お見積りのご依頼をいただいているにも関わらずまだ見積もりすらできていなくて、工事日程が決めれない案件など、いろいろな案件が折り重なってどうにもならない状態が続いています...

そんな中でも、「エアコンが冷えない」とか「室内機から水が飛んでくる」などの、点検・修理依頼が日々入ってきます。
現在、当社施工品以外の修理対応はしていません
施工された業者さんにご依頼いただくか、メーカーへご依頼をお願いいたします。

当社施工品はもちろん対応させていただいています。
できるだけお待たせする事のない様に、工事の合間や現場からの帰り際、雨で延期になった際などの時間を使ってお伺いさせていただいています。

本日もそんな点検にお伺いしてきました。

2年前にお客様支給で、2台取替工事をご依頼いただいたお客様から、「エアコンが冷えないので見て欲しい」とのご連絡をいただきました。
阿部のキライなメーカーです。(キッパリ)
現在、アベ冷熱技研では、ダイキン製品の販売はできるだけ行わない様にしています。
理由を話し出すと、一晩飲みながら朝まで喋れます(^_^;)

室内機からは風が出ています。
室外機も運転しています。
こういう場合は、ガス漏れを念頭に点検作業を開始します。

室外機に、ゲージマニホールドと言うガス圧を測定する圧力計をセットします。

この時期の外気温から、冷房運転の際の適正圧は、0.8MPa前後です。
ゲージは0.2MPaを指しているので、完全にガス不足です。

そうなると、漏れ箇所を探さなくてはなりません。
一応、阿部が接続した場所も、リークテスターを使ってきちんと確認します(u_u*)
阿部が接続した場所からのガス漏れであれば、阿部の責任ですから。
はぃ。まったく反応なしという事で、阿部のドキドキは収まります(^_^;)

そうなると、機器内部からのガス漏れを疑います。
カバーを外して、フロンガスが通る回路を全部探していきます。

出ました!
室内機の熱交換器からのガス漏れです。
ドレンパンにはオイルが付着していましたから、ここで間違いありません。

今回は2年目という事もあり、メーカーの保証が利きます。
ほとんどのメーカーが、熱交換器やコンプレッサーなどの、ガスが流れる回路を5年保証としています。
ダイキンももれなく5年保証が付いていますので、無償で修理対応してくれるハズです。
ハズです。取り引きないので知りませんけど...

という訳で、ここまでの点検作業費、無料ではありません。
他の予定をかき分けてお伺いしていますし、原因を探す技術料は無償ではありません。

先ほども書きましたが、阿部が施工した部分の保証はいたします。
また、アベ冷熱技研でご購入いただいた機器についての点検も無償で行います。

ただし、お客様がご支給されたエアコン機器は、一切の保証はできません
支給されたエアコンの点検や修理をご依頼いただく場合は、有償になりますので改めてここに記載させていただきます。

すみません。当たり前の事を当たり前に書きました(u_u*)

今年は暑くなるとの予報が出ています。
気になる不具合などありましたら、お早目に対応されることをお奨めいたします。

2021年7月2日金曜日

またもや晴れていたのに途中でどしゃ降りの雨にやられるエアコン取付工事

初めてのお客様のご依頼で、2階のお部屋へエアコン新設工事にお伺いしてきました。

アイリスオーヤマ製 スタンダードタイプ。お客様支給品です。

取付けるお部屋は2階です。

室外機は地上置き。
左には1階の掃き出し窓、右には洗い場があります。
室外機はこの間に置かなければなりません。

では作業に掛かります。
作業スタート時は、晴れ。
蒸し暑い状態でマスク着用なので、空調服を着ての作業です。

位置決めをして、背面板を設置。

慎重に配管穴を開けていきます。

足元にコンセントがあったので、予測はしていましたが...
一気に行くと切断してしまう位置です。
エアコンの穴を開けるであろう場所に、トラップの様にケーブルを仕込む電気工事屋さんが結構いらっしゃるんで、気をつけないといけないところですね(´・ω・`)

キレイに開きました。
左に見えるのは柱です。狙って開けてますから。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を取付ける前に、外壁へスリムダクトを留めていきます。

足元の光ケーブルが邪魔をして、上がり下りに結構手間取ります。

ダクトを取付け終わったら、室内機の方へ。
しかしこのエアコン、いろいろツッコミ所満載です。
アース線の接続は、ダイキンと同じ熱交換器へビス留め。
三菱など主要メーカーは端子台の脇にセットされていて施工性抜群なんですけど、これだと時間取られるんですよね。
阿部はこれを、設計上の手抜きって呼んでます。
こういう細かいところにメーカーのポリシーというか、現場を知っているかというのが現れますね。

他にもいっぱいツッコミたいところがありましたけど、まぁお値段なりというところで(u_u*)

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

さぁ、雲行きが怪しくなってきました...
また昨日の二の舞か...(´;ω;`)

必死でダクトカバーを取付けて、ハシゴをしまうところで大粒の雨が降り出します...
本降りになる前にシートを張り終えました。
この後、しばらくどしゃ降りです...

シート掛けたらこっちのもん!とか思っていたら、飛沫が凄くてほとんどシートが役に立ちません...
とりあえずカッパを着て、室外機の下に敷くブロックの水平を取ります。
実はブロックを車に積み忘れて、お客様の庭にあったものを許可をいただいて設置。
どうも阿部は疲れている様です... 毎晩日付が変わる前に帰宅していますから...

室外機をセットしようと左手を掛けたら、熱交換器のフィンで指を切るところでした。
いやぁ、手袋してない方が悪いと言えばそれまでですけど、これ室外機側面なので小さな子供さんでも触れる位置ですよ。
どういう頭で設計して、この製品を世の中へ送り出してるんですかね?
雨が降ってびしょ濡れなんで、余計に腹が立ちます(^_^;)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
安心してください。
配管接続時は小降りになって飛沫も飛ばず、配管内には一滴の水分も入れていません。

スリムダクトは、他のお部屋のエアコン配管カバーに合わせて、黒色を採用しました。
作業が終わる頃には、少し青空が見えていました。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

今日もどうなる事かと思いましたが、なんとかシートを張って予定通り完工できました。

「雨の中、ありがとうございました。Blog見てて、やっぱりちゃんとした所に取付けてもらいたいと思ってお願いしました。そのうち他の部屋もあるので、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年7月1日木曜日

18年使用のシャープエアコン故障のため三菱霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、2階子供部屋のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2520-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はシャープ製。
こちらの家にお引越しの際に移設工事で取付させていただいたものです。

2003年製で、今年運転してみたらご臨終の様で、今回取替えのご依頼をいただきました。

お部屋は2階で、室外機は地上置きです。
作業開始前のこの時、日が射してたんですけどねぇ...

室外機がお辞儀しているのでおかしいなぁと思ったら、プラロックが破損していました。
移設前から使っていた安価なタイプのプラロックなので仕方ありませんが、どうもおかしい...
室外機の天板がへこんでいて、何か擦った様なサビが付いていますね。
奥にガスボンベがあるので、もしかすると...

さて、作業に掛かります。
敷地が狭いので、隣のアパートの敷地へハシゴを立てさせていただいての作業です。

既存機を撤去しました。

ビスを外す時に、かなり硬かったので不思議に思って見ると...
先の方が錆びていますよ...
これ、壁内が湿気ている証拠です。
以前にも他のお宅で見たことがありますけど、その時は壁内への雨漏りが原因だったため、大掛かりな改修工事になったのを思い出しました。
嫌な感じですねぇ。
お客様に報告しておきます。

作業を進めます。
位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外に出て見ると、先ほど日が射していたのに、一気に雨がどしゃ降りになっていました...

一瞬延期にしようかと思ったんですけど、カッパを着てハシゴ上の接続箇所にシートを掛けました。

これなら配管接続が可能です。
エアコン工事は水分が大敵です。
配管内部に水滴が入ってしまうと、運転中に内部で凍ったり、冷凍機オイルの劣化を促進したりと、機器の寿命を縮めてしまいます。
阿部がずぶ濡れになろうが、配管内には一滴の水分も入れません!

今回はしっかりとシートが張れたので、作業を進めます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成です。
今後天板をへこまされない様に、室外機の上にはお客様が板でも敷くそうです。
まぁ、誰がやったかは判りませんが。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「雨の中、ありがとうございました。また何かあったらお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。