2026年6月23日火曜日

専用コンセント増設の方が大変なエアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV3626S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

以前にも何度か登場した、5階建てテナントビル兼住宅の最上階にある寝室です。
奥の方に室内機が見えますが、もう何年も動いていません。

これ、20馬力くらいのビルマルチエアコンの中の1台で、室外機ユニット側の故障ですべてのお部屋の空調ができないという、マルチエアコンあるある状態になっています。
なので、これを取替えたらいいじゃんは通用しません。
これは触らず放置するしかないのです。

さて、南側と西側に面した最上階の寝室が、真夏にどれほど暑いか想像するだけで息苦しくなります。
「どうしてもこの部屋にエアコンを付けたい」との強いご希望です。
取付けができる場所は限られています。

裏側はベランダになっているので、室外機を置くには十分です。
奥に見える室外機は、前回かなり苦労して配管を引いてきたエアコンになります。
ここ、5階ですから...

工事は2日間の予定で昨日からスタートしました。
まずは位置決めを行って、粉塵が飛散しない様にHEPAフィルター内蔵の掃除機で吸引しながら配管穴を開けていきます。
30年以上前に建てられた様ですので、建材にアスベストが含まれている可能性があります。
図面が無いので、「この壁にはアスベストが含まれている」という前提で、みなし作業を行いました。

狙った位置にピッタリ開きました。

さて、雨が降りそうなのでエアコン工事を急ぎたいところですが、先に専用コンセント増設のため、ケーブルを引いていきます。
寝室は5階ですが、分電盤は下の4階にあります。
まずは4階の天井裏にケーブルを通していきます。
こういう場合、ダウンライトが多いとありがたかったりします。
近くに点検口があるんですけど、梁があってまったく役に立ちません...

各ダウンライトを外して経由していきます。

梁の間を通すのが一苦労です。
150Φしかないスペースに腕を突っ込むと、中はまったく見えなくなります。

何度もスマホのカメラで撮影して位置確認をしながら、また腕を突っ込んで探るの繰り返しです。

なんとか、室外機を置くところの下にケーブルを出せました。

一旦外に出したケーブルは、塩ビ管を使って保護して立ち上げます。
ここで、ドレン(排水)の処理もしておきます。

立ち上げたケーブルは、配管化粧カバーの中を通って室内へ。

なんとか通りました...。何度やっても一人でやるのは大変です。

電源工事はここで一旦中断して、雨が降りそうなのでエアコン工事に掛かります。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。
コンセントも取付けて、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管を繋いだところで土砂降りに...

室外機は明日にしようかと諦めて片付けていると少し雨脚が収まってきたので、一気に室外機を接続。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
真空引きを開始したらまた雨が本降りになったので、引いている間はシートを掛けて。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

夕方になってしまいましたが、この辺りは仕舞いしておかないと...

ケーブルを分電盤の方まで引いていきます。

とりあえず分電盤の上まで通ったので、一日目はここで終了。
盤内は停電作業になるので、さすがに夕飯の時間帯は無理ですね。

一夜開けて今朝。盤内作業に掛かります。

もうこの盤に専用ケーブル通すのは3回目です。
過去に、上の梁のところがどうにも通らないので露出配線になっています。

ブレーカーを増設しました。
主幹ブレーカーが100Aもあるのでビクともしませんが、そんなに電気使うところないと思うんですけどね。

電圧測定を行って、異常がないことを確認。

作業が終わると試運転を行ってお引渡しです。

一日と半日で完工です。
昨日無理して室外機繋いで良かったです。繋いでなかったら今日の雨では無理でしたから。

「忙しい時期にありがとうございました。これで今年からゆっくり寝れます。ホント嬉しい。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
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