2023年11月4日土曜日

古くなった隠蔽配管のエアコンが故障する前に取替工事

昨日から夏に逆戻りした感で暑かったですね。
初めてのお客様のご依頼で、昨日から二日間掛けてエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-W5022AS・MSZ-JXV2523-Wの2台をお買い上げいただきました。

まず1台目は、LDKに設置されている天カセ2方向吹出しのハウジングエアコン。
松下電器産業製ですが、ダイキンのOEMっぽいです。
まだ動いていますが、隠蔽配管なので故障する前に取替えておきたいとのご希望です。

こちらのお宅は、すべて隠蔽配管で施工されています。

では作業に掛かります。
動作するのでポンプダウン運転を行い、室外機側へフロンガスを回収して取外します。

外した流れで、新しい室外機を接続しておきます。

既存の室内機を撤去していきます。

実は事前調査にお伺いしてパネルを取外した際に、パネルとクロスが固着していてクロスが破れてしまいました...

経過年数が長いパネルを外す時は、かなり慎重に外すのですが、今回は接着剤で接着されてるのかと思うほどカチカチに固着していて、数箇所破れてしまいました。
これは後ほど補修します。

室内機を撤去した天井裏を覗いて見ると、ドレンが...
断熱ソフトドレンホースは、横引きに適しません。
ホースが波打ってトラップ状態になって、内部でヘドロが溜まってしまうからです。
触ってみると、細い塩ビパイプに添わせて粘着テープで巻きつけてある様です。
なぜVP25で施工しなかったんですかね。
どうにもならないので、できるだけ内部滞留しない様に修正して流用します。

吊り寸法が変わるので、吊りボルト位置を変更します。

新しい室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きしている間に、破れたクロスを補修します。
補修のプロじゃないので、これが精一杯です。
お客様には、「え?下から見ると見えませんよ。言われないと気が付きませんね。」とフォローいただきました。

パネルを取付けます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了です。
初日はここで終了です。

持ち帰ったエアコンは、フロン排出抑制法に基づいて機器内のフロンガスを回収します。
天カセなどのハウジングエアコンは家電リサイクル法の適用外のため、フロンガスを回収してから廃棄処分となります。

さて、本日二日目は、2階寝室のルームエアコンです。
ムーブアイセンサーが出る前の懐かしい霧ヶ峰ですね。
前に住まわれていたところで使われていたものなので、部屋の広さの倍の能力のエアコンで、200V仕様です。
新しく取付けるのは、8畳用に能力を落とします。

こちらも隠蔽配管です。

ポンプダウンして、既存機を撤去。

新しい室内機を接続しておきます。

室内機を外していきます。
ドレンは右側から接続されていました。
これもホース内部でヘドロが詰まるので、あまりいい施工ではありません。

既存機を撤去しました。

新しい室内機の背面板を取付けて、短い配管を延長します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ドレンは左側で接続。
これでドレン水がホース内へ滞留することはありません。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

コンセント電圧が200Vなので、、、

100Vへ切り替えました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「前の家から霧ヶ峰使っててとても快適だったんで、霧ヶ峰に取替えができて良かったです。キレイにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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