2021年8月19日木曜日

落雷による被害の復旧作業(7月13日の続編)

先月、Blogで書きました落雷被害に遭われたお客様のお宅で、エアコン取替え・アンテナ取替え・分電盤取替え・ドアホン取替えの工事にお伺いしてきました。

先月UPした仮復旧作業の模様はこちら↓

この記事をTwitterにUPしたところ、思いもよらず82,000件を超えるインプレッション数をいただきまして、改めてTwitterの拡散力は凄いなぁと思った次第です(u_u*)

先月の作業は、取り急ぎ安全に電気が使える様にするための仮復旧でした。
お客様と保険会社とのやり取りで、一応アベ冷熱技研が提出した見積りの内容で通る見通しというところでお客様のGoを頂きまして、本日お伺いです。

盆休み前から降り続いている雨は、一向に上がる気配はありませんね。
各地で災害も出ている様ですが、この松山というところはホント災害が少なくてありがたいです。
今朝の天気予報では、晴れマークが出ていてビックリしたんですけど、実際のお天気はこんな感じです...
まぁ天気予報当たりませんから...(^_^;)

雨は降っていませんが微妙な天気なので、とりあえず屋根があるベランダのエアコン取替えから取り掛かります。

既存機はダイキン製でした。

落雷のあった翌日から、エラーが出て動かなくなりました。
一応保険会社の意向で、修理の場合と新品取替えの場合の見積りが必要との事で、ダイキンサービスに点検してもらっての見積りと、当社での新品取替えの見積りを提出していました。
まぁ年式が古いですから、一部在庫がない部品もあった様で、新品取替えとなりました。

では作業に掛かります。
このベランダ、木製で排水処理がないため、既存機はドレンホースで立ち下げていました。
ドレンホースはご覧の様に、経年劣化で割れてしまいます。
こうなると、ここから下へボタボタと水漏れを起こすようになってしまいますね。
ここは後ほど改修します。

しかし、なぜこの室内機は壁から浮いているんだろうか?と思ったら。

外して見ると、スライド金具で留めていました...

それも、廻り縁に留めています...(・_・;)
この廻り縁、化粧ですからね。
重量に耐えられるようにはできていません。

しかも、左側に開けられた配管穴は、筋交いを貫通しています。
なぜ右側に開けなかったんですかね?
左に開けるのであれば、もうちょっと下に下げて、左へ寄せれば筋交いに当たることはなかったと思いますが...

もう仕方ありませんね。
配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ドレンは塩ビ管を使って、、、

1階地上まで立ち下げました。
塩ビ管なので、ドレンホースの様な劣化はありません。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してエアコン工事完了です。
三菱電機 MSZ-AXV2521-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

ここまでで午前中が終了。

午後からはアンテナ取替えに掛かります。

そもそもの落雷の原因がこのアンテナでした。
VHFアンテナから飛び込んで、宅内を走り回って破壊されてしまいました...

こちらのお宅のアンテナ側は、少し高台になっていて開けています。
屋根より高い突起物があれば、落雷の危険性は上がりますね。
そういうものは、撤去してしまいましょう。

VHFの給電部は真っ黒になっていました。

宅内コンセントを黒焦げにして、天井裏の分配器を破壊するほどの威力がありながら、同軸ケーブルはキレイなままです。
どういう仕組ですかね?よく解りません(^_^;)

新しいアンテナは壁面取付け。
今回は外壁に合わせてブラック・ブラウン色で。
軒の下に設置しましたから、雷に狙われることはなくなるでしょう。

宅内のユニットで、受信レベルを測定。

前回、分配器やユニットを交換しているので、エラーフリーのいいレベルが出ました。
これでアンテナ工事が完了。

次に分電盤の取替えに掛かります。

外観はキレイですけど、分岐ブレーカー1個は破壊されて、バーはススケています。
1996年製造という事と、横に分岐ブレーカーが増設されていますので、安全のために取替えます。

既存盤を撤去。

新しい分電盤を取付けて、ケーブル類を接続。

コンパクトブレーカー搭載でスッキリ。
予備回路もあるので、将来のエアコン増設にも対応できます。
各ネームは、後日印刷して取付けにお伺いします。

蓋を閉じるといい感じですね(^^)

最後にカメラ付きドアホン。
こういう弱電機器は、雷害の餌食になりやすいですね...

新しいものに取り替えて。

本体の方も、、、

取替えて、動作確認。
きちんと通話もできる様になって、お引渡しです。

「ホント、いろいろお世話になりました。お忙しいのに時間取ってもらってすみませんでした。これ良かったら持って帰ってください。」
と、たくさんお土産をいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿