「作業場へ業務用エアコンを設置したいので相談に乗ってほしい」と、ご依頼いただいたお客様の金属加工場で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機製 PCZ-ERP160KH ERタイプ天吊形パッケージエアコン
以前はガス式のツインエアコンを使用されていたそうで、室内機が2台残っていましたが、室外機は撤去されてありません。
これは触らず残置します。
ご希望は、この広い作業場を快適な環境にしたいとの事。
現在は7.1Kwのルームエアコンと、スポットクーラーが数台座っています。
作業場は長方形の構造なので、やっぱり天吊形で吹き出す方が良さそうです。
場所の選定に悩みました。。。
位置的には配管距離も考慮して、この辺から吹き出す方が効率が良さそうですが、換気扇があったり、シャッターがあったり。。。
天井裏はこんな感じ。
換気扇は今も今後も使う予定がないそうなので、気にせずここに設置する事で決まりました。
では作業に掛かります。
室内機を吊るために、L形アングルを組み合わせて吊りボルトを降ろします。
寸法的にキチキチだったので、天井裏へ上がったり下りたり、ここだけで結構時間が掛かっています。
天井面から吊りボルトが出ました。
冷媒配管を通していきます。
3分5分の配管を、断熱材を傷めない様にジワジワと通して、、、
室外機のところまで配管完了。
配管距離15mほどありますが、溶接箇所はありません。
室外機を乗せるための架台も設置。
室内機を吊り込みます。
もうこのリフト、大活躍ですヽ(´ー`)ノ
配管を接続し、トルクレンチで規定値に締め付けます。
配管穴開口部は、ホコリを吸い込まない様にアルミテープで塞ぎます。
ドレンは外部へ導きます。
室外機周りも配管接続し、真空ポンプを使って配管内をしっかりと真空乾燥させます。
室外機が倒れない様に転倒防止金具を設置。
風向ガイドを取付けます。
実はここ、駐車場なんです。
この前に軽トラが止まるので、架台で室外機を上げているのと、熱風がこもらない様に道路側へ向けて風向ガイドを付けています。
暖房時は室外機からもドレン水が出るので、これも垂れ流しにはせず、塩ビ管で排水溝まで導きます。
リモコンを取付けて試運転を行い、
異常がない事を確認してお引き渡しです。
あ、電源工事は今回、高圧受電設備だった事と、電気容量的に不安があったので、青年部仲間の中央電設さんに依頼しました。
役割分担ができる横の繋がりは大切ですね。
お客様には、「相談に乗ってくれて、繁忙期にもかかわらず仕事が丁寧で良かったです。」と、お喜びいただきました。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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