三菱電機製 天カセ4方向吹出しタイプ 5馬力パッケージエアコン 中古品・お客様支給品です。

最初にご相談いただいたのは、「事務所に元々付いているエアコンがあるけど、全然効かないんで、前に他で使っていた中古のエアコンを取付けてほしい。」との事でした。
お見積りも必要なので、現地調査。

既存機は三洋電機製。
この広い事務所に冷房能力4.0kw。 1.5馬力では全然能力不足。

配管距離も・・・

室外機まで25mほどあるので、1.5馬力の能力も発揮できていない状況でした。

能力不足をお伝えすると、「今のやつはそのまま置いておいて、これを付けてもらえんやろか?」と案内されたのがこれ。

なかなか外し方が荒っぽいですが、最近のタイプですね。
三菱のスリムRなので、全然いいんじゃないですか?

気になるのは取外し方。
ガスが不足している場合は追加充填費用が必要とか、故障している場合の修理費用は別途とか、機器の不具合については保証できない事をご了解いただき、ご依頼いただきました。
でもすぐには取り掛かれません。
エアコンが5馬力になるので、電源の動力契約が必要です。

この建物を以前使われてた時には動力が入っていた様ですが、今は切断されています。
近くの電柱に上がっているトランスも、電灯しかありません。。。

外線工事が必要になるので、これはちょっと日数が掛かりそうです。
早速、四国電力へ申請書を提出して、設計に掛かってもらいました。
トランス上げがお盆休み開けになるとの事で、とりあえずエアコンの取付けを進めていきます。
こちらの会社様は、今週からお盆休みに入られたので、「もう気使わんと作業してもらっていいけんね。」と、ありがたいお言葉。
早速作業に掛かります。
大きな倉庫の中に事務所がある構造のため、天井裏は広くて明るいので、作業性がいいかな?と思ったら大間違いでした。。。

吊っている吊りボルトはユルユル。
天井を支えているバーは歪んでいる。
既に所々踏み抜いている状態。。。
それに加え、暑い・・・ ひたすら暑くて倒れそうな環境です。。。
足元に気を使いながら、3分5分の配管を断熱材に傷を付けない様に25m配管作業。

下向くと汗がメガネに溜まるし、足元を気にしてないと「バキっ」と行くし、精神的にも体力的にも過酷な作業です。
配管作業が終わると天井開口。

室内機を吊るために、吊りボルトとLアングルを使って組み上げます。

一日目の作業はここまででタイムリミットでした。
まぁ暑さで全然捗りません。。。
二日目開始。
室内機を吊り込みます。

配管類を接続。

室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。

リモコンを取付けて、室内機にパネルを取付けて、エアコン工事は完了。

電源工事に掛かります。
既存の動力ブレーカーボックスは流用しますが、ブレーカーとケーブル類は容量が違うので、すべて取替えます。

3P30Aの漏電遮断器を設置。

ケーブルもCV5.5sq×3cへ取替え。
四国電力で電力量計(スマートメーター)を預かってきて取付けます。

あとは電力側の引込みを待ちます。

お盆休み明け、早めに来てくれるという回答はもらってますが、雨が降ると延期になるのでどうなりますかね。。
とりあえずここまでで、当社ができるところはすべて完了です<(_ _)>
【2015年8月28日 追記】
結局、予定していた作業日が大雨となり、、、昨日引込みが入ったとの連絡をもらって、試運転にお伺いしてきました。

まずは電源投入。

試運転開始。

ガス圧測定を行います。

配管距離が長いので追加充填は覚悟してましたが、それでもちょっと少ないですね。

取外し時に少し漏れたか、バルブにキャップがされていなかったので、保管時にジワジワ漏れたのかも知れませんね。
様子を見ながら追加充填して、規定運転圧まで上がりました。

3kgちょっと入りましたね。

ばっちり冷える様になりましたよ。

「おぉ、よう冷える。寒いくらいやがね。」と、大変お喜びいただきました。
今日から涼しくお仕事ができますね。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿