隠蔽配管されているエアコンの、取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機製 MSZ-GM282-W ムーブアイ搭載の汎用機 お客様支給品です。
既存機は日立製。
室内機は2階で、室外機は1階地上置き。
配管は、壁内の隠蔽配管です。
どうも電気系統の故障の様で、修理不可で今回の取替えとなりました。
既存配管を流用するか、新たに穴を開けて露出配管とし室外機を屋根置きにするか、ご相談いただきましたので、先行して取外しにお伺いし、既存配管が流用できるか調査していました。
室外機を撤去します。
室内機も撤去しました。
配管がやりにくかったんでしょう、大きく開口されていました。。。
窒素ガスを使って窒素ブローし、配管内部の残留オイルの状況を調べます。
結構勢いよくブローしましたが、残留オイルはありませんでした。
オイル戻りのいい機械だったんですね。
これで既存配管が問題なく流用できます。
隠蔽配管で問題なのが、ドレン。
今回も少々てこずりました。
既存機のドレンホースが壁の奥で接着されています。。。
それも、壁内の塩ビ管サイズは16。
隠蔽のドレン管は、最低でもVP20を使用しなければなりません。
コンセントを外して、そこから指を突っ込んで壁内のドレン管を引き寄せ、じわじわとノコでカット。
写真では解りづらいですが、16→20の異径ソケットを差し込んでサイズアップしました。
ここにコンセントが無ければ、ちょっと無理でしたね。
既存配管が短いので、フレアユニオンを使って配管を延長します。
室内機を掛けて、配管を接続していきます。
室外機の配管接続が終わると、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
建物の外観を変える事なく隠蔽配管が流用できて、お客様にもご満足いただきました<(_ _)>
アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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