2012年7月31日火曜日

三菱電機 霧ヶ峰BXV取替工事

午後から、エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-BXV282-W ムーブアイ搭載自動フィルター掃除機能付き 霧ヶ峰です。

今回は、機器込みで取替工事をご依頼いただきました。

昨日、「リモコンが効かんなったんで、ちょっと見てもらえんやろうか?」と、いつもお世話になっているお客様からご相談いただき、点検にお伺いしていました。

既存機はシャープ製。

リモコンの故障の様で、メーカーに問い合わせしたところ5,000円近く掛かるとの事。
5年程前に一度、基板交換の修理を行なっている上、既に14年経過しているため、「そろそろ買い換えた方がええねぇ」とお客様の方からご相談いただき、リモコンを替えても今後故障しないと言う保証が付かない事と、14年前の機種に比べると、格段に省エネ性能が上がっている事をお伝えしたところ、取替える方向でご依頼いただきました<(_ _)>

室内機は1階リビング。
配管は2階ベランダへ上がっています。

化粧カバーは既存の物を流用できます。

室外機はベランダ置き。
配管の取り回しや、プラロックを使用していない等、どうなんでしょうこの施工。。。

とりあえず、室内機の強制運転ボタンで冷房運転できるので、ポンプダウンを行なってフロンガスを室外機側へ回収します。

既存機を撤去しました。


配管穴にはスリーブが入っていないため、虫の死骸がいっぱいありました。。。


貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして背面板を取付け。


室内機を取付けます。


配管類を接続していきます。


ベランダへ室外機を設置して配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


ベランダ、プラロック置き。

スッキリ収まりましたよ(^^)v

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


方向を替えて、こんな感じで完了です(^^)v

「すぐ替えてくれて、値段も安ぅしてもろてありがとう。やっぱり新しいエアコンは快適ですわ。」と、大変ご満足いただきました<(_ _)>

三菱電機製エアコンは、本体が1年保証・冷媒回路が5年間の保証が付いていますが、「延長保証が欲しい」方には10年延長保証をお奨めしております。

今回もご説明させていただき、10年延長保証をご依頼いただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2012年7月28日土曜日

冷空会青年部役員会

夕方から「愛媛県冷凍空調設備工業会 青年部会 役員会」に出席してきました。

年に数回、宇和島・新居浜・松山から各役員が集合して、松山市内のレストラン北斗にて開催しています。

今回の役員会は、総会後初めての役員会でしたので、年間計画と役員の担当割り当てを行いました。
みんな忙しい時期なので出席率が悪かったのですが、意外とスムーズに話が進みましたね。

春に青年部のホームページを完成させてしまった自分は、やる事無いので「講習会」に決まりました。
ん~、電気工事組合でやってるのと、変わらないですねぇ(^_^;)
まぁ、開催するのは来年2月頃なので、ゆっくりと段取りさせていただきます。

さて、自分が以前からこのBlogでも書いたり、パブリックコメント等で意見させていただいてた「エアコン工事の資格化」ですが、少しづつ動きが始まっているというお話を聞きました。
まずは官公庁関係の工事から、話を進めているそうです。
何事もいきなりは無理ですから、少しづつでもこの業界が良くなる方向に向かってくれればいいですね。

基板焼きました。。。情けない(-_-;)

すべて私の責任です。
二度とやらないと心に誓っていたのに。。。

昨日、エアコンの基板、焼きました。

その日からエアコンが使えるのを楽しみにしていたお客様に、本当に申し訳なく感じております。

facebookにも同じ事を書きましたが、やはり自分への戒めとして、このBlogでも恥をさらさせてください。

基板焼いたのは、2回目です。
「エアコン専用の100Vコンセントは絶対信用してはいけない」。
前回の失敗から、自分に対しても、他の人にも同じ様に言ってきました。
1回目の失敗以降、コンセントの電圧測定は欠かした事ありませんでした。

じゃぁ、何で今回?と思いますよね。
自分でもそう思います。

今回の新築住宅、知り合いの電気工事屋さんが施工した物件だったんです。
ある意味、信頼してたところがあり、測定するのが失礼な感じもあったんです。

プラグを挿したとたん、ボンッ!
すべてが崩れ去り、吹き飛んだ一瞬でした。

技能士の神様に、「おまえは修行が足りん」と試練を与えられたんだと思います。
情けない。
たった数秒の作業を行わなかった事で、お客様にご不便をお掛けし、知り合いの電気工事屋さんにもご迷惑をお掛けする事になりました。

本日、メーカーと仕入先のご尽力により基板が入荷し、修理にお伺いさせていただきました。
無事運転できる様になり、お客様には「またお願いしますね」と笑顔で送っていただきました。
やさしいお客様、無理を聞いてくれるメーカー・仕入先に感謝感謝です(..)(__)

2012年7月26日木曜日

東芝ボイスリモコンタイプ エアコン取替工事

毎日暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
自分は、相変わらず痛み止めの薬を飲みながら、腰の痛みを我慢して予定をこなしております。

本日もエアコン工事にお伺いしてきました。
東芝製 RAS-562NDR1(W) あのボイスリモコン搭載機 お客様支給品です。

今年、この機種かなりの台数取付けましたよ。
ネットで安いそうですね、ぜんぜん興味ありませんが(^_^;)

しかしこの機種、室内機15Kg・室外機42Kg・・・ダイキンの「うるるとさらら」とほとんど変わらない重量があります。
腰痛持ちにとって、この重量はかなり涙がポロポロ。。。
どう言う考え方で設計すれば、こんな重たい機械が作れるんでしょうか?
安売りされるのも、うなづける気が・・・

今回は取替えです。
電気系統の故障の様で、部品が無く修理不可能と判断されたそうです。


室外機を見ると、
あれ?配管が・・・

隠蔽配管でした。。。
お電話でご依頼いただいた時には、標準的な取替工事としてお話していましたので、下見にもお伺いしていませんでした。

隠蔽されてる配管は2分4分。。。
現在の機種は、2分3分の配管を使用します。
サイズダウンし、能力を落としてまで隠蔽配管を流用するメリットはありません。

もうひとつ問題が。。。
このお宅、借家でした。
建物に穴を開けるには、大家さんの許可を取っていただかなければいけません。

それから数十分、奥様が大家さん・不動産屋さん・ご主人様と連絡を取っていただき、新たに配管穴を開けて新設配管で施工する事となりました。

まずは室内機を撤去。

既存配管はかなり硬化が進んでいて、再使用するにはちょっと怖い感じでした。
今後は必要ないので、壁内へ押し込みます。

取付位置を決めて、配管穴を開けます。

200Vコンセントも形状が違うので、先に取り替えておきます。

室内機を取付けます。

腰が痛くて、涙ポロポロ。。。

外部配管はテープ巻き仕上げ。


室外機の配管接続が終わると、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。

しかしこの室外機、最近コンパクトになったパッケージエアコンの室外機と同じくらいの大きさありますよぉ。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

とりあえず本日取替えができて良かったです。
今日できなかったら、来週になるところでしたから(^_^;)

隠蔽配管や特殊な工事が必要な場合は、かならず事前の下見が必要ですので、ご依頼の際はその旨をお伝えくださいませ<(_ _)>

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2012年7月25日水曜日

八坂地区自主防災会(えらいっこっちゃ!)

先週日曜日、自宅に消防の方から電話があり、「阿部さん、今度の25日の晩、城東支署で防災の会やりますんで出席してもらえんですか?」と。
「もの凄い忙しいので遅れるかも知れないけど、出席はします。」とお答えしてました。
いつもは1週間前までに出欠のプリントを送ってくるのに、今回は急ぎなんかな?と思ってたんです。

で、本日夕方、消防署の会議室にお伺いすると・・・

「へ?これだけしか居ないんですか?」、思わず漏れてしまいました(^_^;)

いつもの会議なら15名以上は居るのに、消防の方×2名、防災会の方×2名、そして自分???
防災会の人間は、1人は八坂地区防災連合会会長、もう1人は古くから防災に関わってきた方。

何?何故?どうして私はここに居るの?って感じです(^_^;)

そして、初めてここで経緯を説明されました。
実はもう一人、自分を推薦していただいた方がいらっしゃって、今回は不幸があったため欠席されているそうでした。

この八坂地区防災連合会、25の町内会組織の連合会で、恥ずかしながらほとんど防災について活動が進んでいませんでした。
自分が所属する東築山町防災会は、毎年救命講習会や防災訓練を行ったり、備蓄品などの拡充を進めています。

以前、この連合会の時に「25の町内会が同じ避難所を使うのに、築山だけで訓練を進めても意味がないんじゃないか?」と、詰め寄った事があります。
多分、それが発端で、自分を推薦していただいたのだと思います。

えらいこっちゃです。。。(・_・;)
八坂地区の防災の未来を決めるメンバーですよ。
とりあえず、言いたいことは言わせていただきました。
もう抜けられません。。。

会終了後、「最後確認させてください。僕この地域に住んでないんですけど、いざ災害が起こると僕居ませんけど、ホントにいいんですね。」と確認すると・・・
全員フリーズしました(^_^;)

以前からこのBlogでも書いてますが、事務所(実家)は八坂地区ですが、住まいはぜんぜん別の地域なんですね。
知ってる人は知ってる、知らない人は知らない。
「こっちに引っ越して来いや」と、笑いながら会は終了しました。

ほんとにいいのかぁ~(T_T)

三菱電機GMタイプへ取替工事(隠蔽配管流用)

隠蔽配管されているエアコンの、取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-GM282-W ムーブアイ搭載の汎用機 お客様支給品です。


既存機は日立製。


室内機は2階で、室外機は1階地上置き。
配管は、壁内の隠蔽配管です。

どうも電気系統の故障の様で、修理不可で今回の取替えとなりました。

既存配管を流用するか、新たに穴を開けて露出配管とし室外機を屋根置きにするか、ご相談いただきましたので、先行して取外しにお伺いし、既存配管が流用できるか調査していました。

室外機を撤去します。


室内機も撤去しました。

配管がやりにくかったんでしょう、大きく開口されていました。。。

窒素ガスを使って窒素ブローし、配管内部の残留オイルの状況を調べます。


結構勢いよくブローしましたが、残留オイルはありませんでした。

オイル戻りのいい機械だったんですね。
これで既存配管が問題なく流用できます。

隠蔽配管で問題なのが、ドレン。
今回も少々てこずりました。

既存機のドレンホースが壁の奥で接着されています。。。
それも、壁内の塩ビ管サイズは16。
隠蔽のドレン管は、最低でもVP20を使用しなければなりません。

コンセントを外して、そこから指を突っ込んで壁内のドレン管を引き寄せ、じわじわとノコでカット。

写真では解りづらいですが、16→20の異径ソケットを差し込んでサイズアップしました。
ここにコンセントが無ければ、ちょっと無理でしたね。

既存配管が短いので、フレアユニオンを使って配管を延長します。


室内機を掛けて、配管を接続していきます。


室外機の配管接続が終わると、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

建物の外観を変える事なく隠蔽配管が流用できて、お客様にもご満足いただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2012年7月24日火曜日

フロンガス補充修理作業(マンション業者施工の巻)

この時期、エアコンのガス漏れ改修依頼、非常に多いです。
基本、アベ冷熱技研施工品以外の修理対応は、お伺いできるまでに日数が掛かりますのでご了承ください<(_ _)>

今回の現場はアベ冷熱技研の施工ではありませんが、メンテナンスをご依頼いただいているデイケアサービス系のマンションです。
「以前から効きが悪い様なので、点検して欲しい」とご連絡いただき、現地拝見させていただきました。

室外機のバルブに、白く霜が付いています。
典型的なガス不足の症状です。(※全く残ガスが無い場合は付きません)

ガス圧を測定すると、標準の半分程度しか残っていませんね。

同じ部屋に同機種のエアコンが付いていて、常に2台同時運転してきたため、いつ頃から効きが悪くなったのかは不明との事。
既に10年経過している事と、配管ではなく機器内部から漏れている可能性があると言う事をご説明し、買い替えもご提案させていただきましたが、「修理で治るならやってみて欲しい」との事で、配管接続部を点検修理する事になりました。

残ガスをポンプダウンで回収した後、配管を外して見ると・・・

典型的な締め過ぎ状態のフレアを発見!
これだけ潰れてて、ガスが残ってるのが不思議なくらいです。。。

気になったので、室内機も取外してすべてのフレアを点検。

3分の方も、きちんとバリを取っていないため、リング状に大きなスジが見えますね。
久々にいい写真が撮れました(^_^;)
これが典型的な施工不良ですよ。

既存配管に余裕が無いため、新しい配管に取替えてフレアツールでフレア加工を行います。


フレアはパッキンの役目をするので、キズの無いキレイな鏡面仕上げに加工するのが基本です。


フレアナットの締め込みは、締め過ぎでフレアが潰れるのを防ぐため、かならずトルクレンチを使って適正トルクで締め付けます。


配管接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。


真空引き作業が終わると、冷房運転を開始。


様子を見ながら、フロンガスを規定圧までゆっくりと補充していきます。


標準圧まで上昇し、室内機から冷風が出るのを確認して作業終了です。

今回はこれで様子を見ていただく事になりました。
フレア部から漏れた可能性は大きいですが、機器も10年以上経過しているため、不具合が出る可能性も捨て切れませんので。

アベ冷熱技研も、新築マンションのエアコン工事を数棟行ったことがありますが、エアコン工事は工程表に入ってても入ってない様なもので、最後の最後に追い込まれる様に取付け作業を行うんですよね。
そんな状況下で、キチッと工事をできる業者さんは尊敬に値します。
今回施工した業者さんも、かなり追い込まれていたんではないでしょうか?(^_^;)

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工で、環境に配慮した施工・修理を心掛けています。
お気軽にご相談ください。