2012年6月25日月曜日

三菱電機ZXVタイプへ取替工事(隠蔽配管流用)

2年前にリフォームでエアコン×3台の取替えをさせていただいたお客様から、「他の部屋のエアコン取替えを1台頼むわ」とご依頼いただき、本日お昼から工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV562S-W (200V仕様)


既存機は98年製で懐かしの「エオリア」。
まだまだ現役で動いています。 配管は隠蔽配管。

ダイニングに設置されていましたが、リビングに続いているので2.8kwで100V仕様では少々能力不足でした。
リビングにももう一台付いていましたが、床置きタイプでこれも能力不足気味。
「省エネでよう効くヤツ付けてや」とのご依頼でしたので、既存の隠蔽配管が流用できる最大能力の5.6kwをお奨めし、ご採用されました<(_ _)>

既存機を撤去するため、ポンプダウン運転を行なって配管内のフロンガスを室外機側へ回収します。


室外機撤去完了。

既存配管を流用しますが、フレアユニオンで接続されている部分があり腐食が進んでいたので、きれいな所でカットし溶接延長します。
室外機周りは社長に任せて、室内機の取替えを行います。

室内機を撤去。

ここもフレアユニオンが腐食しているので取替えます。

隠蔽配管を流用するので、配管内の残留オイルを窒素ガスで追い出します。


壁内のドレン管は塩ビ管なので安心して再利用できますが、穴の下面より上がっているのでここはカットします。

ドレン管が上がっていると、逆勾配になってドレン水がきちんと流れませんからね。

背面板を取付けて、新しいフレアユニオンで配管を延長します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


三菱電機は側面カバーが外れるので、隠蔽配管でもドレンホースの接続が容易にできます。

設備屋さんが三菱電機を好んで使う理由は、こんな細かな気配りにあります。

室内機側が完成。


新しい室外機は既存機に比べて大きくなるので、排水桝のフタを塞がない様に、溶融亜鉛メッキ仕上げの平置台で持ち上げます。


配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きを行なっている間に、コンセントの電圧を100Vから200Vへ変更します。

200Vのコンセントが逆立ちしてますが、この向きの方がプラグの向き的にいいんです。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


こんな感じで完成です↓

これで今年の夏からは、快適な環境でお食事ができますね(^^)v

取外した既存機は、分解洗浄のご依頼をいただきました<(_ _)>
別のお部屋に設置される予定です。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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