2008年4月11日金曜日

冷房専用機から冷暖房機へ取替え

月曜日と今日の2日間掛けて、天吊形パッケージエアコンの取替工事を行いました。

既存機器は、ダイキン製 天吊形3馬力で「冷房専用機」。
「暖房も使えるようにしてほしい」とのご依頼で、当初、室外機のみ入れ替えのつもりでメーカーとやり取りしていたのですが、旧型と現行機種の互換性が無いとの事で、泣く泣く室内機・室外機セットで取替えとなりました。

外観は同じです。
使用されている冷媒(フロンガス)も同じ「R410A」なので、既存配管は流用します。

室外機は下が駐車場のため、壁面取付けされていました。

これも外観は変わりませんが、暖房時には室外機からもドレン水が出るため、VP管でドレン配管工事を行います。
ついでに、架台も錆び付いていたためグレー色で塗装しておきました。

この架台、地上3mのところにあります。
��0kgの室外機を、どうやって上げるかずっと悩んでいたのですが。。。

通常、室内機を吊り込むときに使用する、電動リフトで上げることに成功しました(^_^)v
このリフト、3mまでしか伸びないのでギリギリセーフでした。

と、まあ、取替工事自体は比較的順調だったのですが。。。

事前調査の時に、ふとブレーカーが気になったので分電盤を開けて見ると。。。
「おっ、単相200Vで3馬力だから、ちゃんと30Aのブレーカーが付いてるな」・・・
ん?あれれ?

��0Aのブレーカーにつながれている配線は、2.0mm???
ブレーカー容量に対して、配線の許容電流値が小さすぎます。。。
この配線もついでに、許容電流値33Aの2.6mmに張替えました。

 許容電流一覧 : 協和電線株式会社


工事を進めていると、「あの~、このダクトの辺りから水漏れしてたんで、ついでに見ておいてもらえませんか?」と、お客様。

室内を通っているダクトの曲がり付近に、水漏れ跡が。。。

ダクトを開いて見ると。。。

ダクトサイズが小さくて、ドレンパイプのエルボ部分に断熱材を巻けなかったんでしょう。
そこが結露して、水漏れではなく「露たれ」を起こしていた様です。

ダクトを1サイズ大きな物に変えれば収まるのですが、そこまですると大掛かりになってしまうため、やむ無く断熱ドレンホースへ取替えしました。

断熱ドレンホースでの横引きは、あまりお奨めしないのですが、結構勾配が取れているので目詰まりの心配はなさそうです。

今回の工事は、「ついで工事」の方が時間が掛かりました。

さあ、今日から「暖房運転」ができます。。。って、もう春ですけど(^_^;)

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