2025年5月16日金曜日

既存穴に合わせるためにちょっと工夫してエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2224-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はビーバーエアコンの三菱重工。
2002年製の記載があるので23年目。
故障して動かないそうで、取替えをご希望です。

室外機周りはこんな感じ。

テープ巻きで23年経過すると、化粧テープは剥げてなくなり、ドレンホースも朽ちていました...
今回取替えるにあたって、化粧カバーを取付けることにします。

では作業に掛かります。
まずは既存機を撤去。

嫌な予感はしていたんです。
廻り縁の下から穴の下面まで、280mmしかありません。
新しい室内機は高さ300mmなので、このままでは穴の位置の方が高くなってしまいます。

ちょっと工夫しなければなりません。
幸い廻り縁が35mmほどあるので、廻り縁より前面に出せば天面スペースを確保できます。

スライド金具と塩ビ管を使って、壁から浮かして取付けてあります。
もちろんしっかりと取付けてあるので、引っ張ってもビクともしません。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
天面スペースがほとんどないので、室内機の下部カバーを取外して接続しています。
GVタイプはここが外れる様になって、施工性は格段に良くなりました。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
足元の傾斜が急なので、プラロックの下に半レンガと防振ゴムで水平を取りました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「いっつもきれいに取付けてもろて、ありがとう。これで今年の夏は安心や。またお願いしますけんな。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年5月15日木曜日

LDKの業務用エアコンが故障しているのでルームエアコンへ取替工事

初めてのお客様からエアコンの取替工事をご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-BXV5625S-W ムーブアイ搭載コンパクトタイプ霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

当初ご相談いただいていたのは、リビング・ダイニングに設置されている、業務用パッケージエアコン2方向タイプの取替えでした。
しばらく運転するとエラーが出るそうです。
これを取替えるつもりで現地調査にお伺いしましたが、天井の開口寸法と天井裏の高さから、現行機への取替えを行うには天井補修とクロス貼替えまで必要になるため、現実的ではありませんでした。
お客様は「こだわりは無いので、別に壁掛けのルームエアコンでもい」との事でしたので、奥の外壁に面したところへ新設することにしました。

既存の室外機はここに置いてあります。
今回、出窓の上に室内機を取付けるので、新しい室外機もここに置く様にします。

では作業に掛かります。
業務用パッケージエアコンの撤去ですから、フロン排出抑制法に則って機器内のフロンガスを回収ボンベへ回収します。

回収作業が完了して室外機を撤去。

室内機の位置決めを行い、石綿飛散防止対策を行いながら配管穴を開けていきます。
しっかりと養生して、粉塵が飛散しない様にHEPAフィルター内蔵の掃除機で吸引しています。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

エアコンの電源は既存室外機に接続されていた200V回路を、ダクト内を経由して室内側へケーブルを延長します。

室内側もMDダクト内を通して、専用コンセントを設置しました。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
既存の室内機は残置としました。
室内のクロス貼替えなどのリーフォームの際に撤去していただきます。

「阿部さんはきちんと写真で掲載されていて、丁寧に仕事されてるなぁと思ってお願いしたんですよ。またお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年5月14日水曜日

電工組理事会~第63回 松山電気工事協同組合通常総会

本日は午後から、ネストホテル松山で開催された、松山電気工事協同組合 通常総会へ出席してきました。
午後一番から理事会が行われまして、総会の最終打ち合わせと、今年度の事業予定の話し合いを行いました。
理事会後、会場入りして総会がスタートです。

総会は滞りなく議事が進み、今年は2年に一回の役員改選の年です。
組合員の投票によって、161社の中から15名の理事が選出されます。
毎回思うんですけど、誰が阿部に票を入れてるんですかね?
組合員のみなさんの期待に添えれる様、また2年間、この業界のためにお手伝いさせていただきます。

総会終了後は、各賞を受賞された方々の表彰式が行われた後、来賓の方々をご紹介して懇親会がスタートです。

やっぱり酒を酌み交わしながらお喋りするのが一番ですね。
今年は両隣の来賓の方々とバイクの話で大盛りあがりしました。
またバイク乗りたいなぁ...

明日からもまた頑張ります(^^)

2025年5月13日火曜日

室内機2台のマルチエアコンを1対1のルームエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2825S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機はダイキンです。
このエアコン、室外機1台、室内機2台のマルチエアコンです。
今回取替えるのは、こちらのエアコンだけ。

もう1台は2畳ほどの納戸兼書斎に設置されていて、こちらは将来的にも使わないという事で撤去してしまいます。

今回取替えるエアコンは2階にあって、室外機もベランダに設置されていました。
今回取替えにあたって、「外壁に穴を開けて露出配管でもいいですよ」との事でしたが、この状況から室内機と室外機の位置関係と配管経路を考えると、隠蔽配管を流用する方が良いと判断しました。
はぃ。隠蔽配管なんです。

では作業に掛かります。
既存エアコンは故障している訳ではないので、ポンプダウン運転を行ってフロンガスを室外機側へ回収して撤去。

こちらのお宅、隠蔽配管をキチキチで繋いでいるので、毎回配管を溶接延長しなければなりません。
隠蔽配管で施工する場合は、将来も流用されることを考慮して配管を長めにしておくのが、お客様にとっても有効です。
長さピッタリに繋いでしまうと、後のメンテナンスも大変ですしね。
修理の経験のない人がやりがちです。

こんな感じでループさせておけば、次回取替えの際にお客様の負担が減ります。

室内機も撤去しました。

納戸の方は、配管も壁内でカットしました。

さて、取替える方の室内機側には専用コンセントがありませんでしたから、納戸の専用コンセントを使います。
室外機側に電源はありますが、そこから室内機までは露出配管となって見た目が悪くなるので、せっかくここにある物を使わない手はありません。

点検口があるので、ここから天井裏へアクセスします。

納戸からベランダ側の方へケーブルを延長していきます。

壁面にコンセントを取付けたかったんですけど、鉄骨造で壁から天井裏へケーブルが通らないため、天井へ取付けることにします。

専用コンセントを取付けて完了。

納戸の配管穴とコンセント開口は、カバープレートで塞ぎました。

やっとエアコンが取付けられます。
位置決めをして背面板を設置。
新しいフレアナットを取付けて、配管には結露予防のためのシート(包帯)を巻いておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管穴はパテ埋めをして気密性を確保。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
取外した室内機は内部がカビだらけでした...
これで今年の夏は快適にお過ごしいただけますね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。