2025年3月12日水曜日

水漏れ跡の残る壁クロスを貼り替えてエアコン取付工事

仕事上お世話になっているお客様のご依頼で、エアコン工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV4024S-W ムーブアイ搭載ハイスペックモデル、MSZ-GV2224-W スタンダードタイプを、お買い上げいただきました。

既存機はダイキン、2011年製です。
盛大に水漏れしていた様で、壁に水漏れ跡が残っていました。

コンセントに掛かっているのはマズイですね...
気になるのでこのエアコンは使わず、隣の部屋のエアコンでリビングの方も賄っている状況でした。

室外機は室内機のすぐ裏側にありますが、配管は隠蔽配管です。

暖房は使われていないという事で、先行して先月エアコンを取外しにお伺いしていました。
しかし隠蔽配管でこういう施工をする人は、何を考えているんですかね?
ぴったり接続してしまうと、取り換え時にお客様の負担が増えることが想像できないんでしょうか。

ポンプダウンして室外機を撤去。

無理して繋いでいたので、配管がぐねぐねで硬化してしまっています...

元の配管を折らない様に曲げて、ろう付け延長します。

こんな感じで延長しておきました。

室内機も撤去。
お客様が水漏れ跡を拭いてみた様ですがキレイには取れなかったので、一部だけクロスの貼り替えもご依頼いただきました。

エアコンを先行で取外したのは、クロスを貼り替えるためです。
さすがに阿部はできないので、古くからお世話になっているクロス屋さんにお願いしました。
お客様のご希望で、この部分だけ柄の違うクロスを選択されましたが、なかなかいい感じじゃないですか。

では取付作業に掛かります。
まずはコンセント電圧が変わるので...

200Vへ切り替えました。

位置決めをして、背面板を設置。
配管に新しいフレアナットを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管穴は気密性を上げるために、パテで塞いでおきます。

室外機に配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してリビングが完了です。

はぃ。もう1台あります。
こちらは2階寝室で、エアコンがありません。

室外機はベランダに置けますが、外壁材が...

配管穴を開けるのですが、お家の図面に柱や筋交いが記載されてる図面が一切ありません。
この建築メーカー、他でも構造に関する図面をお客様にお渡ししていなかったりします。
仕方ないので、コンセントの開口部から壁に中に障害物がないか確認して、穴を開ける位置を決めます。

室内側から慎重に穴開けを行っていきます。
ちなみに2011年完成の建物なので、建材にアスベストは含まれていません。

この陶製タイルは内側から開けると浮いてしまうので、外側から飛ばさない様に慎重に開けていきます。

こんな感じで貫通しました。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ダクト付けて配管繋いでいる間は小雨が降っていましたが、室外機を繋ぐ頃には晴れて暑いくらいの日差しになりました。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「いやぁ、きれいにしていただいて、ありがとうございました。また他の部屋の取替えもあるんで、また阿部さんにお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年3月5日水曜日

エアコン移設工事のついでに室内機分解洗浄

先週、6台取外して3台は処分、残り3台を分解洗浄、洗浄したうちの2台を分譲マンションへ移設取付けさせていただいた分の残り1台を、別の賃貸マンションへ取付けにお伺いしてきました。

富士通ゼネラル AS-228EE6(2019年製) スタンダードタイプです。
ちなみに、アベ冷熱技研の施工品以外の分解洗浄はお受けしていませんが、今回の様な移設工事が伴う場合の洗浄はお受けしています。

当初、このエアコンも処分しようかと言うお話でしたが、今回のお客様が引き取られるということで生き延びました。
2019年製で6年ですから、もったいないですよね。

移設するので全撤去します。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

そして今朝、取付けにお伺いしてきました。
建物は賃貸マンションです。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、化粧テープ巻き仕上げ。
賃貸物件なので外壁にビスで留めれないため、配管を振って格子に留めました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
共用通路ですが、室外機は置いていいそうです。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

丸洗いして新品同様になりましたから、まだ十分使えますね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年3月3日月曜日

【お知らせ】3月中の工事受付を終了します(4月のご予約は承ります)

これから引越しシーズンに入るという最中に、大変申し訳ございません。
3月中の工事受付を終了させていただきます。



大変ありがたい事に、3月の工事予定がほぼ埋まっております。
これ以降お受けできるのは、4月以降の工事となります。

現在進行中のマンションリフォームや、ご依頼いただいているオール電化工事、新築住宅のエアコン新設や移設そして洗浄、アンテナ工事、CATV工事などなど...
3月は引越しシーズンであり、年度末でもあります。
今年度中(今月中)に仕上げてしまわないといけない案件も数件含まれています。
これ本当に一人でやり切れるのか、まったく未知な状況でどうにもならなくなりました。

今のところ4月は空いていますので、ご予約はお受けしております。
お見積りに関しましては、なかなか現地調査にお伺いすることが難しい状況ですので、図面や写真をメールで送っていただけましたら、概算のお見積りができますのでご相談いただければと思います。

ちなみに4月、5月となると、エアコン分解洗浄のご依頼が殺到する時期でもあります。
ご検討されている方は、お早めにご相談ください。
なお、分解洗浄は当社施工のエアコンのみの受付とさせていただいておりますので、ご了承ください。

誠に申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2025年3月1日土曜日

6台取外し3台分解洗浄とりあえず2台移設のエアコン工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン分解洗浄と移設工事をご依頼いただきました。

三菱重工 SRK2521R-W(2021年製) フィルター自動掃除機能付きタイプ
三菱重工 SRK36TY-W(2020年製) スタンダードタイプ

今日は最高気温が16℃と、かなり暖かく感じましたね。
エアコンの取外しにお伺いしたのは今週の月曜日だったんですけど、この日の最低気温は1℃で横殴りの雪が降っていました...

ご主人さんのご実家にあるエアコン×6台をすべて取外して欲しいとのご依頼でした。
6台中3台は処分、残り3台を分解洗浄、洗浄したうちの2台をお客様のマンションへ移設、残り1台は後日、ご親戚のお家へ移設という流れです。

マンションへ移設するのは、三菱重工製の2台。

3年~4年しか使っていないので、まだ綺麗です。

雪が舞う中、寒さに耐えながら6台取外して持ち帰りました。
お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

そんなに汚れてないので、比較的汚れている方のビフォーアフターを。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

そして本日、取付工事にお伺いしました。
1台目は既存機との取替えです。既存機は日立製。古いので取替えをご希望です。
既存の配管化粧カバーは流用します。

室外機周りは、こんな感じでした。

既存機を撤去して、背面板を取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

既存機のドレンは、室外機の下部ドレンが垂れ流し状態になっていました...

取替えついでに、下部ドレンも室内機のドレンとまとめて塩ビ管で排水溝まで導きました。

室外機周りは、こんな感じで完成。

さて、コンセントにアースターミナルがありません...
このマンション、すべてこの仕様の様です。
設計通りなのか、電気工事屋さんが経験不足なのか...

仕方ないので、アースターミナル付きのコンセントへ取替えました。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了。

2台目は新設です。

こちらのコンセントも取替えておきました。

位置決めをして、背面板とMDダクトを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ドレンは塩ビ管を使って、排水溝まで導きました。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

今日から快適にご使用いただける様になりましたね。

残り1台は来週、ご親戚のお家へ移設予定です。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。