初めてのお客様のご依頼で、リビングに設置されている天カセ形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MLZ-W5022AS 天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。
既存機はダイキン製...いえ、ナショナル(松下電器産業)製です。OEM?
効きが悪くなってきた様で、夏がくる前に取替えておきたいとのご希望です。
室外機周りは、こんな感じでした。
では作業に掛かります。
ポンプダウン運転を行って、配管内のフロンガスを一旦室外機側へ回収して取外します。
外した室外機を脇に避けて、室外機からフロンガスを回収していきます。
家庭用エアコンですが、天井カセット形ハウジングエアコンはフロン排出抑制法の対象となり業務用と同じ扱いになるので、この様に回収作業が必要です。
この作業を怠ると、法によって罰せられます。
フロン回収には時間が掛かるので、エアコンがポンプダウンできるのであれば、この工程の方が回収している間に他の作業ができるので早いです。
ちなみに今回の既存機に本来充填されているフロンガスの量は1.2kgですが、回収できたのは0.5kgでした。
どこからか漏れていたのか規定量の半分程度しかなかったので、効きが悪くて当然でしたね。
今回取替えて正解です。
室外機を取外します。
一人作業には、電動アッパーは欠かせません。
撤去後の天井裏はこんな感じです。
室内機を吊っていたアングルは、固定されていませんでした...
ドレンの取り回しや断熱もいい加減ですね...
冷媒配管が短かったので延長しました。ドレンも補修済。
アングルは吊り位置が変わるので、位置調整後にしっかりと固定しておきました。
新しい室内機を吊り込みます。
19kgなので、脚立に乗ってバンザイポーズで吊れないこともないですが、そこは無理せず安全重視です。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
どうしても配管カバーの中が気になったのではぐって見ると...
これ取付けた業者さんは、ホント残念ですね。
配管穴が通気孔になっていましたので、しっかりとパテ埋めとコーキングで防水処理させていただきました。
あとは室内機の吊り位置の微調整と、パネルの取付けを行います。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これで、この夏は快適にお過ごしいただけますね。
「きれいに取付けていただいて、ありがとうございました。また他の部屋のエアコンも検討してるんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。