2024年4月5日金曜日

3階小屋裏部屋へエアコン新設と専用コンセント増設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

2月にメールで、「部屋がいわゆる3階小屋裏スペースで天井が低く、ベランダもなく、またエアコン専用のコンセントもない場所なので、コンセントの増設が必要なようです。果たしてそういった場所にエアコンは設置できるのでしょうか?」とご相談いただき、現地踏査にお伺いしていました。

お部屋は3階小屋裏部屋。
屈まないと歩けない、天井の低いスペースです。

外壁に面している壁はここしかありません。
エアコン設置を想定していないため、専用コンセントもありません。

外側から見ると、先ほどの窓はこの位置です。
ハシゴが届かなければお断りさせていただく事になりますが、いつもは使っていない長い方のハシゴならなんとか届きそうです。
(今回、3階の天井が低いので届きました。通常の3階建ての場合はハシゴ作業できません。)

専用コンセントも、近くの洗面所にある分電盤から取れるのでお見積りさせていただき、ご依頼いただきました。

実は3月に工事の予定だったんですが、雨が酷くて延期させていただいてからの本日です。
では作業に掛かります。
位置決めをして、背面板を設置。

柱の無いところを狙って、穴開けを行います。

コンセント用の開口もしておきます。

コンセントを取付けて、配管穴に貫通スリーブを挿入。

ハシゴ作業に掛かりますが、なんと朝から右から左からの強風で、ハシゴが吹き飛ばされそうです...
3階で目一杯伸ばしているので余計に風に煽られるため、2方向からロープで引っ張りを取っての作業開始です。

2階の高さは慣れてるので少しくらいの風でも平気なんですけど、2.5mほど高くなるだけで風の当たる勢いがまったく違うので、久々に「いや、これ怖い...」と思いました。
ダクトを取付けていると、右へ左へと強風が目まぐるしく変わって、その度にサッシの枠や既存のダクトを握りしめてハシゴが倒れない様に必死です...
ほんと、脂汗が出てきて生きた心地がしません。

なんとかダクトを付けて、配管作業へ。
室内機を掛けて、配管類を接続します。

電源は、洗面所にある分電盤へ分岐ブレーカーを増設して、浴室点検口を経由してケーブルを屋外へ。

屋外に出たケーブルは、塩ビ管を使って保護。
エアコンのダクト内へ収めて、配管と一緒に部屋まで立ち上げました。

室外機へ配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
この頃には何事もなかったかの様に、風は止んでいました...

外周りはこんな感じで完成。
他の既存ダクトに合わせて、ホワイト色のスリムダクトにしました。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
今回のエアコンは、お客様支給品です。
「この部屋にはエアコンが付かないと思ってたんで感激です。これでこの部屋に入り浸りできます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年4月2日火曜日

学生時代に通った食堂の厨房用有圧換気扇の取替工事

まず最初に書いておきますが、阿部は油汚れがどうにも苦手ですので、今回の様な工事は基本的にお受けしていませんので、ご了承ください<(_ _)>

知り合いの大工さん経由で何度か工事や修理にお伺いしている、松山で知らない人はいない老舗食堂様のご依頼で、厨房に設置されている厨房用有圧換気扇の取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 EF-30BSXC2-HC ステンレス製有圧換気扇(排気温度80°耐熱形)をお買い上げいただきました。

先々週大工さんから、「阿部さんが忙しいのは重々承知しとんですけど、○○さんとこの厨房に付いとる換気扇の調子が悪いんで、見てあげてもらえんやろか?」と、いつもの調子で電話いただいたんですけど、えぇ~厨房ですかぁ~あんまりやりたくないなぁ...って言いながら(^_^;)点検にお伺いしていました。

老舗食堂ですから、厨房の換気フードの中はまぁ凄いです。
阿部が学生時代に通ってた頃には、既に数十年営業されていた訳ですから。

症状としては、使っていたら突然止まっていたという事ですが、点検にお伺いした際には正常に動いていました。
とりあえず銘板を見たいのに、油こってりでまったく分かりません...
お聞きすると20年以上は使われている様なので、取替えをお奨めさせていただき、ご依頼いただきました。

品番が分からないので、外形寸法から新しく取替える換気扇の機種選定させていただきました。

では作業に掛かります。
食品を扱う厨房ですから、しっかりと養生して、足元のコンロ台には養生シートとコンパネを敷いての作業となります。

最初に書きましたが、阿部は油汚れが苦手です...
全身を包む使い捨ての保護衣をまとって作業を行います。
...凄い嫌そうな顔してますね...

換気扇を留めているビスも、油に埋もれてしまっています。
下手に緩めようとして、ビス頭をなめてしまうと厄介です。

ここで活躍するのが、このWD-40のディグリーザー。

ビスに泡を吹きかけると、トロトロと油が溶け落ちていきます。
う~ん...気持ち悪い...

なんとか外すことができました。

新旧交代です。


悪戦苦闘して、なんとか新しい換気扇を取付けました。

全部上向きで中腰作業なのと、事あるごとに硬化した油の塊が降ってくるので、精神的にもボロボロになります。

既存のケーブルと接続して、しっかりと自己融着テープで絶縁して完成。
あとは電源を入れて、異常がない事を確認してお引渡しです。

「痛い出費やけど、この換気扇が止まったら仕事にならんなるけんな。早めに取替えてもろて良かった。またエアコンとかもあるけん、お願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

最初に書きましたけど、もう一度。阿部は油汚れがどうにも苦手ですので、今回の様な工事は基本的にお受けしていませんので、ご了承ください<(_ _)>

2024年3月30日土曜日

配管穴も専用コンセントもないお部屋にエアコン新設工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2223-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。
※2023年モデルは在庫限り品です。24年モデルは値上げの情報が入っていますので、ご検討されている方はお早めにお声掛けください。

今回取付けるのは、こちらのお部屋。
近年、夏の気温が高過ぎて、昨年は熱中症になりかけたので、夏が来るまでにエアコンを取付けて欲しいと、昨年末カレンダーをお届けした際にご依頼いただいていました。

建物はブロック造...

今回の建物は、2006年以前の建物になるため石綿含有事前調査が必要ですが、図面がないため書面調査ができません。
ブロック壁なので石綿(アスベスト)は含まれていないと思われがちですが、表面のモルタルや塗料、塗り壁材などに石綿が含まれている場合もあるので、本来であれば表面を削ってサンプルを取って検査を行う必要があります。
しかも、その検査費用はエアコン代より高額です。
じゃぁどうするって感じですが、「この壁にはアスベストが含まれている」という前提で、みなし作業を行います。

では作業に掛かります。
しっかりと養生して、粉塵が飛散しない様にHEPAフィルター内蔵の掃除機で吸引しながら、配管穴を開けていきます。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はテープ巻き仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。

さて、電源がないので、キッチンにある分電盤から引いてこないといけません。

点検口2箇所を使って、天井裏からケーブルを通していきます。

エアコンのところまでケーブルが通りました。

分電盤に分岐ブレーカーを増設して、電源ON。

電圧を確認して、異常なし。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「穴開けるの大変そうでしたね。これで今年の夏は大丈夫です、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただき、新鮮なお野菜をいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年3月29日金曜日

新築平屋住宅で標準的なエアコン取付工事

昨日と打って変わって、晴天で暑いくらいの一日でしたね。
本日は、雨天で延期していたエアコン取付工事にお伺いしてきました。

エアコン機器は、お客様支給品です。

まずはLDKから。
各部屋にはエアコン専用コンセントと配管穴があるので、それを利用して取付けていきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

さて、室外機を接続しようかと思ったら、派手にへこんでいます...
ネット購入品が傷んでいる確率がまた上がりました。
お客様はまだお住まいじゃないので、お電話でご報告。
「見た目だけですよね?使うのに支障がないなら、そのまま取付けてください。」との事で、作業を進めます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了です。

2台目に掛かります。

こちらは壁は十分に広いのですが、カーテンレールが寄っているので、室内機を右に目一杯寄せないといけません。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はスリムダクトで。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
お引渡しというか、お客様は入居されてないし、現場監督さんも他の現場へ行ってしまったので、ひとり寂しく完工です。
これでお引越しされても、快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士(ものづくりマイスター)」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。