いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-BXV2823-W / MSZ-BXV2223-W ムーブアイセンサー付き霧ヶ峰エアコンをお買い上げいただきました。
こちらの建物は3階建てで、今回のご依頼は3階寝室と3階洋室の取替えです。
まずは洋室の方から取り掛かります。
既存機はパナソニック製。まだ新しい様に見えますが、10年経過しているので壊れる前に取替えておきたいとのご希望です。
配管経路がなかなかのもんでして、一旦廊下側を通って、、、
屋上へ向けて立ち上がっています。
ドレンはここから、2階の吹き抜けスペースに立ち下げられていました。
以前、左のスリムダクトを施工させていただいた際には、ここにハシゴを入れての作業でしたが、今回は既存配管流用のためハシゴ作業は行いません。
屋上へはこのタラップを使って上がります。
今回取替えるのは、この室外機。
先程のところから立ち上がった配管は、こういうルートを通っています。
紫外線と酸性雨の影響で、化粧テープがボロボロになっているので、ここも巻き直さないといけませんね。
作業に掛ります。
室外機を外して、既存配管が短いため延長。
タラップでは室外機が降ろせないので、脚立をハシゴにして降ろしました。
新しい室外機は、屋上側からロープを使って引き上げました。
もうここまでで、腕も脚もプルプル震えています...
上げたついでに、先に室外機を繋いでおきます。
室内機側に掛ります。
この化粧カバーの中には、隣の部屋のエアコンの配管も通っているので、かなりピチピチ状態です。
この途中で切断されているドレンホースの様なものは、パナソニック特有の排気ホースです。
そうなんです、フィルター自動掃除機能搭載機なんですけど、このホースを使って屋外にホコリを放出する仕組みなのに、ダクト内部で切断されていました。
恐らく、隣の部屋の配管でダクト内がいっぱいいっぱいだったため、切断して放置されたんでしょう。
酷い施工ですね...
あと、室内機を支えていた背面板は、下地がないところの石膏ボードにビス打ちされていたため、指で背面板を浮かせると、簡単にビスが抜けてしまいました...
酷い施工ですね...
既存機を撤去しました。
電源コンセントは、室内機の裏にありました。
これは流用します。
配管穴にスリーブが入っていなかったので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けます。
コンセントの抜き差しは、下部カバーのところで行う様にしました。
室内機の横にコンセントを付ける予定でしたが、この壁内の構造が複雑で断念しました。
配管が短いため、ユニオンで延長して接続します。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
屋上設置の場合は、コンクリートブロックを使用します。
プラロックだと軽すぎて、台風の時などに風で動いたり倒れたりするからです。
あとは試運転を行い、異常がないことを確認して1台目完了です。
2台目に掛ります。既存機は日立製。
こちらは室外機がベランダ置きなのでかなり楽ですが、1台目を終えて既に体力がギリギリです...
既存機を撤去していきます。
ダクトのカバーを外すと...パテ埋めしていません。
こういうところから小動物が出入りしますし、穴が通気口になって写真の様に配管やケーブルに黒っぽいホコリやカビが付着してしまいます。
いわゆる施工不良。酷いですね。
こちらの背面板も、ビスが抜けました...
同じ業者さんの仕業ですかね?酷いですね。
既存機を撤去しました。
気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管は新しいものに取替えましたが、化粧カバーは既存を流用です。
少し拭いてみましたが、あまりキレイにはなりませんでした。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成です。
ドレンは垂れ流しだったものを、塩ビ管を使って排水口まで導きました。
あとは試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
これでこの夏は、安心して涼しくお過ごしいただける様になりましたね(^^)
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