いつもお世話になってるお客様のご実家が、キッチンと浴室のリフォームをされるという事で、電気工事のご依頼をいただき、本日完了お引渡しさせていただきました。
キッチンのリフォームと言うことで、アベ冷熱技研へのご依頼は、IHクッキングヒーターの専用コンセントと、レンジ専用コンセント、エアコン×2台の専用コンセント増設です。
分電盤を拝見すると、空いている回路は1つしかありませんでした。
製造年を確認すると、1975年という表示が...
この機会に、分電盤の取替えも一緒にご依頼いただきました。
こちらのお宅、この夏にエアコンを取付けて、専用コンセント増設を延期した経緯があります。
建物が鉄骨造で、屋根がある部分の天井裏は結構見通しがいいんですけど...
2階が乗っている部分は、
こんな感じで鉄骨が先を塞いでいて、全く見えない状態です。
前回はどうにもならず断念しましたが、今回はリフォームで天井も貼り替えるということで、リフォーム業者さんに「どこでも開口していいよ」と許可をもらっていたので、心置きなく開口。
ここと、和室の点検口を駆使して、各所へケーブルを通していきます。
1階和室のエアコン用。
2階和室のエアコン用。
レンジ専用は、どうしても壁の中にケーブルが通らないので、既存のコンセントを...
レンジ専用回路にしました。
天井裏でこのコンセントのケーブルを見つけて、天井裏で新しいケーブルと繋ぎ替えをしています。
IH専用回路は一度屋外へ取り出して、新しいキッチンが座ったら取り込みます。
浴室換気乾燥機もあるそうなので、それ用の専用回路も通しておきました。
さて、全部隠蔽配線でできたと思ったら、最後の分電盤のところで壁の中にケーブルが通らないことが発覚...
かなり時間掛けて格闘してみましたが、まったく通らずで断念。
一部露出配線になります。
ここまでがキッチンリフォームに取り掛かる前の作業でした。
ほぼ三週間後の本日、リフォームが完了したので再度工事に訪問。
まずは既存分電盤を撤去。
新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。
露出配線部分は、モールダクトを使って仕上げました。
新しい分電盤になって、安全にお使いいただける様になりました。
キッチンも新しくなって、気持ちがいいですね。
IH専用コンセントの仕上げに掛かります。
200V30Aのコンセントを設置。
外部配線は、塩ビ管を使って保護しています。
浴室換気乾燥機の電源は、浴室の窓の上にボックスで止めました。
ここから先は、ユニットバスを組む時に、リフォーム屋さんが接続するそうです。
エアコン専用コンセントも取付けて、
見た目もスッキリ、安全にお使いいただける様になりました。
最後に、IHクッキングヒーターを設置して電源投入。
異常がないことを確認して、お引渡しです。
リフォームはまだしばらく続くみたいですが、キッチンは今晩からお使いいただけます。
「お忙しい時に面倒な事お願いしてすみませんでした。これで安心して使えます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。