2022年4月14日木曜日

分譲マンションでダイキンから三菱霧ヶ峰ZXVタイプへ取替工事

今日は一日、台風1号の影響で、朝からずっと雨模様でしたね。
午後からは、いつもアベ冷熱技研のBlogをご覧いただいていると言う、初めてのお客様のご依頼で、リビングのエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV5621S-W ムーブアイmirA.I.+搭載プレミアム霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機は、ダイキン製の6.3kw200V 20畳用タイプでした。
まだ動きますが12年目という事もあり、洗浄して使い続けるよりは、故障する前に取替えてしまいたいとのご希望です。

室外機周りはこんな感じです。
排水レールがあるのに、このドレンホースは残念ですね。
こうしてしまうと、ホース内が詰まる原因になってしまいます。

では、既存機の取外しに掛かります。
いやぁ、ちょっとケーブルの触り心地が変だなと思ったら、6.3kwのエアコンに1.6mmのケーブルを使うとか、mあたり数十円のコスト削減に頑張っている業者さんですか?
アベ冷熱技研ではコストより安全面重視で、施工説明書通り2.0mmのケーブルを使用します。
(注:世の中の大半の業者さんは2,0mmが標準です)
タマに、「運転電流はケーブルの許容電流を超えないから大丈夫よ」とかネットの書き込みで見掛けますが、施工説明書通りの施工をしていない場合、メーカーの保証を受けることはできません。

そしてカバーを外すと、パテ埋めしていません...
やはりコスト重視なんでしょうね。残念です。

ダイキンのこの室内機は曲線が売りでしたが、それのせいでMDダクトをキレイに合わせる事ができません。
こういう場合に取付けるゴム製のパーツがありますが、数年すると変色して、外すときにはベトベトになります。
こちらの場合、数年で剥がれてきて、お客様が白いテープでベタベタに貼り付けていました。

今回、室内側の化粧カバーは変色しているのと、粘着剤でベトベトなので流用せず、新しく取替えます。

室内側の配管穴はパテ埋めされていましたが、水が溜まっていた形跡が...

配管接続部とドレンホースの断熱が甘かったのと、パテできちんと隙間を埋めていなかったため、外気の湿気が入り込み、冷たくなった配管に触れて結露したものと思われます。
これも施工不良のひとつです。

室内側は全撤去。

新しい室内機の背面板を取付けて、MDダクトを設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部のスリムダクトは流用します。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。
ドレンは塩ビ管を使って、室内機と室外機のドレンをまとめて、排水レールを流れる様にしました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「あ、いつもそうやって撮影してるんですね。いつもBlog見てます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただき、お土産までいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年4月12日火曜日

分譲マンションでエアコン2台取替えと1台移設工事と...失敗

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-BXV2221-W ムーブアイ搭載自動掃除機能付き霧ヶ峰
三菱電機 MSZ-AXV2221-W ムーブアイ搭載スタンダードタイプ霧ヶ峰
の、2台をお買い上げいただきました。

早速、作業に掛かります。
1台目は東芝製。
7年前に分解洗浄させていただきました。
まだ動きますが、繁忙期に故障すると大変なので、早めに取替えておきたいとの事です。

このお部屋だけなんですけど、配管穴の位置が異様に高い位置にあって、高さ30cmの一般的な室内機では水勾配が取れません。
既存の室内機も、洗浄の際に一度高さを上げています。
今回新たに取付けるのは、高さ25cmのBXVタイプなので、勾配はしっかり取れそうです。

ベランダ周りはこんな感じです。

既存機を撤去しました。

今回取替えるに当たって、配管がテープ巻きだったところをMDダクトで化粧仕上げにすることと、配管穴の中で配管ジョイントされていたものを、室内機を左に寄せてジョイント部をメンテナンスしやすい位置にします。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

BXVは、まだMDダクトのトン付けに対応していないので、久々にダクトを加工してピッタリ合わさる様に。
どうも雑念が入っていたのか、合わさり具合が微妙な感じになりました...
修行が足りませんね(^_^;)
この部分、コンマ何ミリの違いで見た目が大きく変わるので、結構神経使って時間が掛かります。

外部化粧カバーは流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、1台目が完了。

2台目に掛かります。
こちらは日立製。
新しいものに取替えますが、既存機は外して隣の部屋へ移設します。

ベランダ周りはこんな感じでした。

既存機を取外して、新しい室内機の背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、2台目が完了。

3台目の取付けは、先ほど取外したエアコンの移設です。
これまた右側配管なので、1台目と同じ様な工法で。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、新しくスリムダクトを取付けて化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

ベランダ周りは、こんな感じで完成です。

今回の工事、一人での作業なので一日半掛かりました。
実は昨日、1台目の作業が終わってシートを畳もうとしたら...

あれ?障子が破れてる...
マスクして必死で作業していると、足元が疎かになりがちですね。
何を当てたのかもまったく分かりませんが、作業前に確認するとか、障子を外しておくとかの配慮がなかった阿部の責任です。

お客様に弁償させていただくお話をすると、「いやいや、もういいですよ。どうせ長年使って焼けてるし。」と言われましたが、この破れたところは障子を閉じると一番目立つ位置に来るので、やっぱり治させてくださいとお伝えしたところ、「じゃぁいい機会なんで、うちがお金出しますから全部貼り替えてもらいましょ。阿部さん紹介してください。」というお話になりまして...

今朝、知り合いの襖屋さんに貼り替えてもらうために、阿部の作業中に打ち合わせも兼ねて引き取りに来てもらいました。
来てもらったんですけど、5枚のうち2枚が異様に背が高くて、エレベーターに乗りません...

いやぁ...階段で行くしかないでしょう...
さすがに阿部のミスが発端ですし、年上の襖屋さんにお願いする訳にもいきませんしね。

え? 最上階の14階ですよ。。。
朝から狭い階段をできるだけぶつけない様に、大汗かきながら、幾度となく休憩を挟んで降ろしました。

そして夕方。頑張って一日で貼り替えてくれた襖屋さんと一緒に、14階まで搬入させていただきました。
キレイに貼っていただいたのに、写真を取り忘れるくらい体中が震えていました(´;ω;`)

お客様には、失敗をしたのにも関わらず、「お疲れ様でした。キレイに取付けてもらって、ついでに障子もキレイになって良かったです。またお願いしますね。」と、帰り際にお土産までいただきました。
阿部は、いいお客様に恵まれて、本当に幸せです(u_u*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2022年4月9日土曜日

マンションでエアコン取替えついでに室内配管化粧カバー取付工事

以前、分解洗浄をさせていただいたお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

ダイキン製スタンダードタイプ お客様支給品です。

既存機は、東芝製のフィルター自動掃除機能付きタイプでした。

4年ほど前に分解洗浄をさせていただき、まだ動いてはいますが、11年経過しているので故障する前に取替えて置こうという事です。

3月始めにご連絡いただいていましたが、「急がないので、阿部さんにお願いしたい」と、ありがたいお言葉に甘えさせていただきまして、約一ヶ月お待ちいただいての施工です。

今回取替えに当たって、このテープ巻き部分を化粧カバー仕上げでご提案させていただきました。
そもそも、なぜ右に寄せて取付けているんですかね?
これ、配管穴の中にジョイント部分が入ってしまっていて、洗浄の時に取外しで苦労しました。
後のメンテナンスのことなど、まったく考えられていない施工方法です。

作業に掛かります。まずは既存機を撤去。

MDダクトを取付けて、背面板を設置。

配管接続部が穴の中に入ってしまわない様に、室内機を左へ寄せています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成です。
外部の配管化粧カバーは流用です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「お忙しいところ、ありがとうございました。室内機が右に寄ってるのが気になって仕方なかったんです。左に寄せてもらって、キレイに仕上げていただいてありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。