2021年8月5日木曜日

リフォームされた古民家で取付け場所に悩んだエアコン取付工事

古民家をご購入されたお客様のご依頼で、引越しに伴うエアコン移設工事と、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV6321S-W ムーブアイ搭載霧ヶ峰ハイスペックモデルをお買い上げいただきました。

まず先週土曜日に、移設のため、賃貸住宅へ取外しにお伺いしていました。

きちんとポンプダウン運転を行い、配管内のフロンガスを室外機側へ回収して取外します。

取外した配管類も移設先で再利用するため、きちんと丸めて運びます。

取外しを終えて、お引越し先へ移動。
取付けるのは、キッチンのこの位置です。
まぁ凄いところにコンセントがありますが、このスペースへエアコンを付けろと言うことですね...

背面板を取付けてみます。

スペース的には十分取付けできそうですが、外壁側がこんな感じです...
鋼板製の水切りが窓の上にあるため、通常の位置へ配管穴を開けることができません。

という訳で、窓の下の柱のない位置へ穴を開けていきます。

配管穴には小動物侵入防止と気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室内側はこんな感じで完成。

配管化粧カバーをご提案させていただきましたが、テープ巻きでかまわないとの事です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して移設分完了です。

時間があるので、午後からは広い和室のエアコン新設へ。
こちらも変なところにコンセントがあります...

廻り縁との間は285mmしかありません。

高さ250mmのエアコンを選定しても、先ほどと同じく、外側は窓の上に鋼板製の水切りがあるため、穴を開けることはできません。

という訳で、ご提案させていただいた位置はこちら。
収納側の天井が上がったところに取付ければ、十分なスペースが確保できますし、吹出口の高さが上がるので、効率も良くなりますね。

では位置決めをして、背面板を取付け。

配管穴を開けていきます。

一度収納側に貫通して、少し勾配をつけて外壁側へ貫通。

配管穴には、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、、、

配管類を接続していきます。

こちらも、配管はテープ巻き仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きしている間に、コンセントの移動をしておきましょう。

天井裏を通すつもりで、呼び線をどんどん入れていきます。

キッチンのところから天井裏へアクセスできます。

上がって見てハッとしました...(・・;)
二重天井です...
と言うか、古民家ならではの、天井裏に農機具などが保管できる様に、床が貼られています。
これではいくら呼び線入れても出てくる訳がありませんね。
事前調査の際には、薄暗くてケーブルが見えていたので大丈夫だろうと思っていました。

いやぁ,,,エアコン設置完了したのに...

運転する事ができません...

仕方ないので事情をご説明させていただき、露出配線で移動する事にしました。
でもこの日は露出配線をするための材料が手元にありません。

一応、工事予定としては二日見ていましたので、後日再訪という形にさせていただき、この日の作業が終了です。
まだお引越しはされていないのが、不幸中の幸いです...

という訳で本日、コンセントの移動作業だけのために片道40分。

ケーブルを室内機の近くへ通していきます。

目立たない様に、収納の内側へ化粧モールを使ってケーブルを通します。

既存のコンセントがあった側は、できるだけ目立たない様に、クロスの色に近い色のモールで引きました。

あとは分電盤のところで200Vへ切り替えて、電圧を確認。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「あら、そんなに目立たないじゃないですか。キレイにしてもらってありがとうございます。よく冷えてます。暑い中、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年8月4日水曜日

IHクッキングヒーター専用コンセント増設と古い分電盤の取替工事

仕事上お世話になっているFB友さんから、ご実家のガスコンロをIHクッキングヒーターにしたいという事で、本日専用コンセント増設工事にお伺いしてきました。

IHクッキングヒーターはお客様支給品です。

ご相談いただいて現地調査にお伺いしたのは、7月初め。
ガンガンに西日が当たるキッチンで、ガスコンロを使っていると、エアコンを運転していても暑くて辛いという事で、IHクッキングヒーターをご検討されていました。

当初、IH本体もアベ冷熱技研でご購入というお話でしたが、ちょっと寸法的に厳しいですよ?
三菱やパナソニックのIHでは、奥行きがかなり飛び出てきます。

それにガスのバルブも当たりますね。
このバルブはガス屋さんが取替えてくれる事になりましたが、奥様ができるだけ低いIHがいいという事で、結構いろいろ悩まれましたが、アイリスオーヤマの薄型卓上IHに決められました。
阿部としては、アイリスは販売したくないので、お客様支給とさせていただきました。
理由はここでは書きません(u_u*)

さて、IH専用コンセントをコンロのところに増設する訳ですが、分電盤を確認してみると。

ちょっと見えにくいですが、製造年月日 860222と見えます。
1986年...35年目ですか...(^_^;)

分岐回路に空きが1つありますが、この分電盤にIHの回路を増設するのは、かなり気が引けます。
各メーカーが推奨する分電盤の取替え時期は13年程度ですから、この際に取替えておく方が懸命です。
ご提案させていただいて、専用コンセント増設工事と共にご依頼いただきました。

では工事に掛かります。
キッチンと分電盤との間に浴室があるので、こちらの点検口を利用して専用ケーブルを通していく事にします。

コンセントはこの位置に取付けます。

タイル貼りなので、壁内にはケーブルが通せません。
一部露出配線で、天井裏へ導く様にします。

吊戸棚の天面に穴を開けて、ケーブルを通していきます。

浴室の点検口から、ケーブルを手繰り寄せます。

分電盤内にアース(接地)がありませんでしたが、天井裏にアース線があったので、これを流用します。
ちゃんと測定して、接地として使える事は確認しています。

分電盤までケーブルが通りました。
ついでなので、アース線も分電盤まで引いておきました。

先にコンロ周りを仕上げておきます。
ケーブルはモールで保護して、200Vのコンセントを設置。

では分電盤を取替えていきます。
既存盤を撤去。
一次側は活線なので、短絡させない様に気を付けて。

新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。

こんな感じで完成です。

コンセントのところで電圧確認をして、異常なし。

IHクッキングヒーターを据付けて、作業完了です。
「いろいろと相談に乗ってもらってすみません。キレイに仕上げてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2021年8月3日火曜日

2021 松山電気工事協同組合 安全大会(電気使用安全月間)

毎年恒例(昨年は中止)、「電気使用安全月間(8月1日~31日)」の一環として、松山電気工事協同組合主催の電気使用安全啓発活動に参加してきました。

まず初めに、四国電力松山電気ビルにて、松山電気工事協同組合主催の「安全大会」が開催されます。
毎年この大会議室がいっぱいになるほどの組合員さんが集結するのですが、今年は上限50名に絞って、徹底したコロナ対策を行っての開催です。

阿部は理事なんかさせてもらってる都合上、組合のヘルメットと作業着での参加です。

開会宣言後、災害事例などの紹介が行われた後、安全作業指針・安全宣言を行い、今後の安全作業を誓います。

安全大会後は、各担当ヶ所へ向かう出発式。
青年部は恒例の高所作業車を使った、道路照明清掃・点検作業に。
親理事メンバーは、公園点検班・松山市官庁訪問班・東温市官庁訪問班に分かれて出発。

で、阿部はと言いますと、今年もまた情報担当理事としまして、各班の作業の模様を記事にするため、取材と言うか写真撮影に走り回ります(^_^;)

今年は大変でした。
まず、藤原町にある組合事務所から、勝岡町にある六町公園まで車を飛ばします。

公園点検班の取材です。

組合のメンバー3名と、四国電力・四国電気保安協会から各1名の4名で、松山市の担当者様のもと、公園内の電気設備の点検を行います。

漏電はしていないか。器具が劣化していないか。自動点滅器は正常に動作しているかなど、

市民のみなさんが安全に公園を使用できる様、入念に点検を行っていました。
公園担当班は2箇所点検に回るのですが、阿部はここで離脱。
青年部の奉仕活動の取材へ向かいます。

これがですね、勝岡町から一気に保免西まで。
途中渋滞に巻き込まれて、間に合うかどうか微妙でしたが、なんとか...(^_^;)

青年部は高所作業車を2台使用して、道路照明点検清掃を行います。
今年は、松山市余戸142・151号線です。

今年も新田高校電気科4名(内1名教員)を招いて、社会貢献活動を体感してもらいました。

今日も暑い一日でしたが、各所順調に作業が進み、昼過ぎには全員無事故で組合へ帰りました。

組合員のみなさん、炎天下の中、大変お疲れ様でした(*^^*)
さてさて、仕事しないと...

2021年8月2日月曜日

10年以上使用してカビ臭いエアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

以前、アンテナ工事をさせていただいたお客様のご依頼で、寝室のエアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2221-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は東芝製です。

2002年製です...
確かに10年以上ですが、もうちょっとで20年ですね(^_^;)

まだ動いていますが、カビ臭がするのと、そろそろ寿命かなというところで取替えのご希望です。

2階寝室で、室外機はベランダ置きです。


ではまず、既存機の撤去から。
え?...

配管穴が...
失敗したと思って、右に開け直した感じですね。
そもそも左に見える柱っぽいのは、壁の中にあるコンセントボックスを取付けるための補強材ですから、そのまま開けても良かったのにって感じですね。
この位置、もし筋交いがあったら完全に当たる場所ですね。
なぜ左に開けたのか、意味不明です。

あと、配管穴の位置が高すぎます...
廻り縁から穴の下までで、300mm。
室内機の高さが300mmですから、このままでは設置できません。

スリーブを突っ込んでみると、かなりの勾配が付いているので、内壁側だけ少し下げることにします。


こんな感じで。


貫通スリーブを挿入して、隙間部分はパテ埋めして気密性を確保します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


既存のスリムダクトは流用。配管は新しいものに取替えます。


室外機ベランダ置きが楽な作業とは言えません。
今回の様な奥行きのないベランダで、室外機を右隅に置く場合は、配管接続のためにこんな格好での作業が続きます。
腰は痛くなるし、西日を浴びて足元は焼けるし、頭を下げての作業が続くため、脳ミソの血管は10本以上切れたか?って感じになります(^_^;)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
この真空引き中の間だけ、少し休憩して片付けを行います。
結構フラフラです...

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。


旧20年モデルは、当社仕入先すべて完売となりましたので、今後は21年モデルの販売となります。
少し金額的に上がりますが、このリモコンは使い勝手が良さそうです。
大きなボタンで、表示も大きくなりました。
お年寄りにやさしいリモコンですね。

「一番暑い時期にすみませんね。きれいにしていただいてありがとうございました。」と、よく冷えたお茶をいただきました(*^_^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。