2018年11月23日金曜日

2年しか使ってないのに何とも言えない臭いがするエアコンの分解洗浄作業

エアコン分解洗浄が続いていて、腰痛が酷くなってきた阿部です(T_T)
洗浄は中腰で作業するのと、冬場は体温が下がるので水仕事は一気に腰にきますね。

そんな中、本日もエアコン分解洗浄が完了しましたので、再取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-W405AS(2016年製) 2方向天井カセット形ハウジングエアコン。


日立JC空調 RAS-ZJ28F(2016年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

こちらのお宅はマンションです。
2年ほどしか使われていませんが、「エアコンつけたら何とも言えない臭いがするんです」との事でご依頼いただきました。

確かにポンプダウン運転の時に、微妙な香りがしていました(^_^;)

ポンプダウンしてフロンガスを室外機側へ回収後、室内機を外していきます。


あれ?背面板の受け部が錆びていますよ。


断熱材がきちんと巻かれていないですねぇ...

この部分の断熱材は隙間なくきっちりと巻いていないと、隙間から湿気が入り込んで、冷媒配管が結露して露たれを起こします。
この水分のせいで、先ほどの背面板が錆びていた様です。
いわゆる、施工不良ですね(p_-)

異臭の原因は何でしょうね?
天カセの吹出口や奥の方にはカビが見えますけど、カビ臭とはちょっと違います。


天カセと壁掛けとでは、少し臭いの感じが違いますね。
壁掛けの方もファンにカビが付いていますが、カビ臭とはまた違います。


とりあえず、お預かりした室内機を分解していきます。
この2方向天カセタイプは、V形になった熱交換器が2つ内蔵されています。


ファンは、V形の熱交換器に囲われる様にセットされています。

なので、こうやって分解しないとファンを洗うことはできない構造になっています。

電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。

いつもの様に一通り洗いましたが、ちょっと臭いが気になるので2回洗浄してみました。

乾かしている途中で熱交換器を嗅いでみると、かすかに臭いが残っています...(´・ω・`)
どうしても気になるので、熱交換器を一晩、洗浄液に漬けておいてみました。

翌朝、もう一度高圧洗浄機で洗い流して、やっと落ち着きました。

かなり洗い流したので、熱交換器からの水飛びが発生しない様に対策をしておきました。
ここは企業秘密です(*^^*)

天カセ 熱交換器↓


天カセ ボディ内部↓


天カセ ドレンパン↓


天カセ ファン↓


壁掛け 熱交換器↓


壁掛け ボディ内部↓


壁掛け ドレンパン↓


壁掛け ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
腰が折れそうなんですけど... 19kgの室内機をバンザイの格好で天井へセット(T_T)
配管類を接続します。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認。


壁掛けの方も取付けていきます。


断熱材は隙間なくしっかりと巻き付けます。


その上からフェルトテープを巻いて、結露対策を行います。


こちらも配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

臭いの原因は解りませんでした。
アロマを焚いてるお宅や、お線香の匂いなども、取れにくいですね。
あと最近多いのが、香り付きの洗剤で洗ったものを部屋干ししていたり、消臭剤スプレーをよく使われていたりすると、化学的に合成された香料がアルミの熱交換器に付着反応して、異臭になることもあります。
これらの臭いは、一度付着するとなかなか取れませんね。

「結構カビも生えてたんですね。他の部屋もあるんで、またお願いします。ありがとうございました。」と、お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2018年11月21日水曜日

リビングで7年ご使用の富士通ゼネラル製ノクリアをエアコン分解洗浄

エアコンの分解洗浄が完了したので、夕方から再取付けにお伺いしてきました。

富士通ゼネラル AS-Z40W2W(2011年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。


まずは室内機と取外す作業から。
化粧カバーを開けると... パテが外れていて、カバー側に固着していました...(^_^;)

貫通スリーブも入ってなく、風の通り道になっています。

室内機を外して裏側を見ると、蜘蛛の巣が...(p_-)

先ほどの配管穴から入って来たんでしょうね。
この蜘蛛の巣がドレンパンなどに作られてしまうと、水漏れの原因になったりもします。

取外したついでに、貫通スリーブを挿入しておきます。


お預かりして持ち帰った室内機を分解していきます。
7年分の汚れが結構付いていますね。


表面はキレイに見えますが、裏側はこんな感じに黒カビがビッシリ。

全部丸洗いしてしまいましょう(*´艸`*)

電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

今回のお客様は、阿部がFacebookでエアコンをバラバラに分解して洗っているのを以前からご覧いただいていて、ご依頼いただきました。
初めてお会いしましたが、FBの話題で楽しく作業させていただきましたよ(^^)
「おぉ、キレイになりましたね。また何かあったらお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2018年11月15日木曜日

2018年 年内工事の受付を終了いたしました<(_ _)>

誠に勝手ながら、年内のエアコン工事・分解洗浄などすべての工事の受付を終了させていただきます。


当社販売品、当社施工物件の修理対応は、通常通りできるだけ迅速に対応させていただきますので、ご連絡ください。
修理対応は阿部一人で行っていますので、ご希望に添えない場合もございますが、何卒ご容赦ください。

昨年に引き続き、今年も早めに受付終了させていただきました。
実は既に12月中旬まで予定が、ほとんど埋まっています。
現在、ほぼ確定のお見積りさせていただいている案件があるのと、来月中旬から空調設備改修工事の予定が入っています。

12月後半は空いていますが、毎年のことながら年末ご挨拶でカレンダーをお届けさせていただくためと、年末は急な修理依頼が多くありますので、大切なお客様が寒くて辛い思いをされない様に空けて置きたいとの思いがあります。

この弱小企業にこんなにたくさんのご依頼をいただきまして、心より感謝申し上げます。

今のところ、年明けは何の予定も入っていません(^_^;)
1月、2月のご予約は喜んでお引き受けいたしますので、よろしくお願いします。

今年は暖冬と言われていますが、寒暖の差が激しいと聞いています。
朝晩は冷え込みますので、みなさまも健康で良いお年を迎えれます様、ご自愛くださいませ<(_ _)>

ついでに施工不良の手直しもできるエアコン取外し分解洗浄

いつもお世話になっているFB友さんからご紹介いただきまして、初めてのお客様からエアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。

三菱電機 MSZ-J407S-W(2007年製) 標準タイプです。


日立アプライアンス RAS-L28ZE7(2011年製) 標準タイプです。


三菱の方は2007年製で11年経過しているので、基本的には洗浄はお奨めしていません。
「一切の保証なしでかまわない。」という場合のみ、お引き受けさせていただいています。

三菱の方はリビングでお使いで、ご両親がタバコを吸われていたため、ヤニも結構付いています。
これはやり甲斐がありますね(;・∀・)


日立の方はそんなに汚れていませんが、臭いが気になるとの事です。

まずは室内機を取外しますが、これよく見掛けますよね。
キャップが浮いて、パテ埋めしている意味がありません。

ここから雨水が侵入して建物を痛めるし、小動物の侵入経路にもなります。

あと、このテープ巻き仕上げ。
素人っぽいですね。
上から下へ向けて巻かれています。

なぜ上から下へ向けて巻いてはいけないのか?
ここでは詳しく書きません。ググってください(^_^;)

室内機を取外しました。
もう見慣れましたか?安定の貫通スリーブ無し...


こちらも入ってませんね。


貫通スリーブが入ってないと、気密性確保ができないだけでなく、小動物の侵入経路となります。

リビングの室内機内部は、この黒い斑点がビッシリ付いていました...
何の糞かはご想像にお任せいたします(;´∀`)

取外してお預かりした室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


三菱 熱交換器↓


三菱 ボディ内部↓


三菱 ドレンパン↓


三菱 ファン↓


日立 熱交換器↓


日立 ボディ内部↓


日立 ドレンパン↓


日立 ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を取付ける前に、しっかりと貫通スリーブを挿入します。


こちらもしっかりと。糞の主の侵入を食い止めます(^^)


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管テープ巻きは下から上へ向いて巻き上げます。

キャップは新しいものに取替えて、浮かない様にビスで固定。
パテ埋めした上から、コーキングを塗って雨水の侵入も防止します。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「わぁ、これカビですか?これが臭いの原因だったんですね。きれいにしていただいて、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研