2018年6月17日日曜日

病院休憩室の天吊形パッケージエアコン取替工事

日曜日ですが、いつもお世話になっている作道クリニック様のご依頼で、休憩室に設置されているエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PCZ-ERMP40KR スリムERムーブアイ搭載天吊形パッケージエアコンです。


既存機も三菱電機製です。
このタイプ、25年以上は経過していますけど、全然元気に動いています。

実は、「臭いがする」との事で修理依頼を受けていました。
洗浄すれば臭いは取れますが、さすがにこれを分解洗浄するのは何のメリットもありません。
洗浄コストと電気代削減のことを考えると、絶対取替えの方がお得です。

という訳で、取替えのご依頼をいただきました。
室外機はここにあります...(^_^;)


46kgありますから、なかなか手強いですよぉ...


では撤去作業に掛かります。
まだ動作するので、フロンガスはポンプダウンで室外機へ回収し、持ち帰って回収作業を行います。

電動アッパーくんで、室外機を降ろします。
と、書くのは簡単ですが、二段置台の下から引きずり出して、この高さでアッパーの台に乗せるのが、どれほど大変な作業か... 文章では伝わりませんね(^_^;)

はぃ、新しい室外機も上げておきました。


室外機周りは会長(親父)に任せて、室内機の方へ取り掛かります。
はぃ、ここから一人作業です。

実際のところ、室内機の重さより、アッパーくんの方が重いんですけどね(T_T)

外れました。
これも簡単に書いてますが、配管の取り回しがなんとも言えず酷いので、降ろすのも汗だくでした。


このドレンの位置... 何をどう考えてここなのかが意味不明なんですよね。


吊りボルトのアンカーを打ち直すため、照明器具と天井ボードを外します。
あれ?なに???


うわぁ...親バーに木材渡して、そこから吊りボルト降ろしてますよ。

おもっきり天井に重量が掛かってた訳ですか。

位置決めをして、アンカーの位置を確認。


コンクリートアンカーを打ち込んで。


吊りボルトを降ろします。

室内機はこうやって吊るもんです。

既存配管は3分5分なので、異径ユニオン継手を使って、2分4分へサイズダウンします。


またアッパーくんに、新しい室内機を持ち上げてもらいます。

一人作業の心強い味方です(*^^*)

配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


あとは、リモコンを取付けて電源投入。


試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

「お休みなのに、遅くまでありがとうございました。これで気持ちよく使えます。」と、大変お喜びいただきました。

さて持ち帰ったエアコンは、フロン排出抑制法に基づいて、機器内のフロンガスを回収します。

回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
この様に、業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。

アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年6月16日土曜日

19年選手の日立エアコン隠蔽配管を三菱霧ヶ峰へ取替工事

予定ぴちぴちで、お待たせいたしましてすみません。
今日現在で、7月中旬までご予約でいっぱいになりました。
誠にありがとうございます<(_ _)>

今日も一日、工事に出ずっぱりでした。
お昼からは、一ヶ月前からご予約いただいていましたお客様宅で、エアコン取替工事にお伺いしてきましたよ。

三菱電機 MSZ-GV2817-W 霧ヶ峰汎用タイプをお買い上げいただきました。


既存機は日立製。


1999年製。19年選手ですか!(・∀・)

さすが日立。まだ動いていますよ(^_^;)

昨年、他のお部屋の分解洗浄をご依頼いただいた際に、そろそろ取り替えを検討しているお話を聞いていました。
寝室でご使用ですから、結構内部も汚れていますね。


こちらのお宅、エアコンはすべて隠蔽配管になっています。

隠蔽配管は、壁の中に配管が通っているため、基本的に入れ替えはできません。
壁を剥げば可能ですが、そんなこと現実的ではありませんね。

隠蔽配管の場合、既存のエアコンが元気に動いている間に取替えることをお奨めします。
もしコンプレッサ焼損とかの重症故障を起こすと、配管内部にコンタミ(異物)が回ってしまいます。
そうなると、隠蔽配管を再利用できなくなってしまうんですね。
まぁ配管内部洗浄という手もありますが、数万円の費用が掛かります。
なので隠蔽配管のエアコンは、早め早めに取替える方が、取替え費用を安く抑えることができます。

という事で、取替えでご依頼いただき、本日工事にお伺いしてきました。
まずは既存機を撤去。

取付け位置が高すぎるので、少し位置を下げたかったんですけど、壁の中へ指を突っ込んでドレンの経路を確認したところ、下方向ではなく、なんと水平右方向へドレンホースが向かっていました。
どういう経路なのか、不思議です...

という訳で、既存の配管位置のまま作業を進めていきます。
まずは背面板を水平に取付けます。

上部は4cmしか空いていません...(T_T)

配管が短いので、ユニオン継手を使って配管延長。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


なぜ、カバーを外して分解しているかと言うと、天井面とのスペースが狭すぎるんです。


配管接続をするためには、室内機を起こさないといけないのですが、カバーや基板ボックスが天井面に当たって、持ち上がらないんです。

なので、基板ボックスも外して、配管接続。
この辺の分解とかは、もぅ慣れたもんですから(^_^;)

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

何事もなかったかの様に設置されていますが、いろいろと時間が掛かっています(^_^;)
量販店などは、隠蔽配管の取替工事を受付けてないところが多いみたいですね。

「ありがとうございました。今度はリビングのエアコンも取替え考えてるんで、またその時もお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年6月14日木曜日

鍼灸ここわさんの施術室へパイプファン換気扇取付工事

今年の1月に移転されてから今日まで、幾度となくチェックインしてきた「鍼灸ここわ」さん(^_^;)
今日は施術室に換気扇の取付工事にお伺いしてきました。

パナソニック FY-08PDX9D 100φパイプファン大風量形です。

少し前から、お灸のヤニのせいで、クロスが変色していくのを気にされていて、「阿部さん、換気扇付けたらちょっとは違うんですかね?」とご相談いただいていました。

空気の流れを作ってやれば部屋の中に滞留する煙の量が減るので、マシにはなりますね。
完全には無理ですけど。

でもこの建物、借家なので勝手に穴開けて換気扇なんか取付けできませんよ?
大家さんに許可もらわないと...とか話してたんですが...

あれ?給気口がある(・∀・)

エアコン工事に来た時にもあったんでしょうけど、完璧に記憶から飛んでました(^_^;)

この給気口を利用すれば換気扇が付きますよ!(隣のお部屋にも給気口があるので、換気量的には大きな問題はありません)
グリルを外してみます。


おっ!100φの塩ビ管も入ってるし、、、


屋外にはステンレスフードまで付いてます。


さて、電源はどうする?

おぉ!足元にコンセントがあるじゃないですか(・∀・)
ここからぺぺっと電源が取れますよ。

という訳で、本日工事にお伺いしてきました。
まずはフードを外して、塩ビ管も抜きます。


外壁側なので、断熱材がびっちり入っています。


次に、換気扇のON/OFFを行うスイッチを取付けるため、壁を開口します。


足元のコンセントからスイッチまで、サクサクっと電源ケーブルを通します。


で、スイッチから換気扇の場所まで、ケーブルをサクサクっと...行かなかったんです(´;ω;`)


まぁ想定はしてたんですけど、結構手間取りながら、やっとの思いで入線完了です。

真ん中の間柱と筋交いに、壁の中で悪戦苦闘、約40分(T_T)

意地でも露出配線なんかしないぞっていう気力だけで動いていました(^_^;)

スイッチは入切表示付きのタイプにしました(*´ω`*)

※この写真見てはじめて気が付きました... 換気扇のネーム入れてない...(T_T)

換気扇を取付けて、電源接続して工事完了です。

「うまく付きましたね。いつもすみません、助かりました。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

この様な換気扇工事も、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2018年6月13日水曜日

古くなったダイキン床置形エアコンを三菱電機床置形Kシリーズへ取替工事

以前、リビングの天カセエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様のお宅で、寝室の床置形エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MFZ-K2817AS 床置形Kシリーズタイプ お客様支給品です。


既存機はダイキン製でした。

何年式か記載されていませんでしたが、20年は超えてると思われます。

タマに水漏れするのと、タマに効かなくなるという、なんとも言えない動作をする様になって、取り替えのご相談をいただいていました。


水漏れの原因は、配管接続部の断熱不足の様ですね。


タマに効かなくなるのは、恐らくサーモ系の不具合か、基板の不良と思われますが、さすがにこれを修理するとかはお奨めしません(^_^;)
隠蔽配管ですから、コンプレッサが壊れる前に取替えをお奨めさせていただきました。

室外機周りはこんな感じです。

経年劣化で、断熱材が無くなって、銅管が裸になってしまっています。


電源は室外機電源。

昔の名残ですね。
ダイキンは当時、123の端子台に赤白黒と接続していました。
今は、どのメーカーも黒白赤になっていますけど。
あ、これ、同業者さんじゃないと解らないお話です(^_^;)

床置きタイプをやめて、壁掛けタイプもご提案させていただきましたが、鉄筋コンクリートのお家で建物も古いので、できれば外壁に穴を開けたくないとのご要望で、既存配管流用で床置きタイプに決まりました。

まずは、既存機を撤去します。
うわ、、、クロスが、、、リフォームの際に室内機を外さずに貼っちゃたんですねぇ...

床も以前はカーペットだったみたいで、きれいに室内機のあった部分だけ残っています...(´・ω・`)
これ、弱りましたよ...

とりあえずお客様に確認していただいてから、作業を進めます。
既存配管流用ですが、既存が2分4分のため、4分は3分へ、異径ユニオン継手を使ってサイズダウンします。(この位置で溶接はありえません)


配管を加工していると、「阿部さん、これとりあえず貼っておいてもらえます?」と持って来られたのがクロス。

リフォームされた際に取って置いていたみたいで、クロスだけあったそうです。
はぃ、糊が無かったんですね(^_^;)
「とりあえず、画鋲で貼っておいてください。後で糊買ってきて自分で貼りますから。」とお客様。

という訳で、こんな感じで室内機を設置。
配管類を接続していきます。


室内側でワタワタしている間に、うちの会長が配管溶接を済ませて、真空引きを開始していました(^_^;)


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「あら、思ったよりスッキリしててキレイですね。お忙しいのに儲けにもならない事お願いして申し訳ないです。まだ他の部屋もそろそろ取替えないといけないのがあるんで、またお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。