2018年3月17日土曜日

事務所ビルの2階会議室へ三菱霧ヶ峰JXVタイプ新設エアコン工事

3月。ほとんどの企業さんや官公庁は、年度末でバタバタですね。
本日工事にお伺いした現場も、「3月末までになんとか...」というご依頼です。

三菱電機 MSZ-JXV5618S-W ムーブアイ搭載フィルター掃除機能付き霧ヶ峰ルームエアコンをお買い上げいただきました。


こちらの事務所ビル、昨年も2台ほど施工させていただきましたが、今回はこちらの会議室のエアコンが故障しているため、かなり前からご相談いただいていました。

この天カセ。同時ツインタイプ(室外機1台に対して室内機2台)で、パーテーションを隔てた隣の書庫兼更衣室で使われていました。
当初はこれの入れ替えでご相談いただいていまして、数パターンのご提案をさせていただいていましたが、どうもどのパターンも金額的に難しいとの事で...(^_^;)

最終的に年度末ギリギリになって、壁掛形ルームエアコンで行くことになりました。
当初ご提案させていただいていた冷房能力より2ランク下げたので、猛暑日には効きが悪いかも知れない事を念押ししてお引き受けしました。

取付けできる場所はここしかありません。
はぃ。外壁側のほとんどが窓という、能力選定には悩ましいお部屋です。


では工事に掛かります。まずは配管穴を開けていきます。

建物は鉄骨造ですが、外壁はALC壁なのでスルスルと開きます。(位置によっては鉄筋に当りますが...)

配管穴には貫通スリーブを挿入。


室内機の取付けに掛かる前に、外壁へスリムダクトを取付けていきます。

狭いのでハシゴの角度を確保するのが、なかなか大変でした(T_T)

室内へ戻って、室内機背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きをしている間に、電源工事を行います。

分電盤が近くにあるので、物足りないくらいサクッと専用コンセント増設(^^)

200Vの予備回路があるので、ここへ接続しました。


コンセントを取付けて、異常がないか電圧を確認して作業完了。


先ほどの点検口、「室内機に当たるんじゃない?」って思いました?(^_^;)
寸前5mm... なんとか納まりました<(_ _)>


後は試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

なんとか今年度中に完工できましたね。
「お忙しいところ無理をお願いしてすみません、きれいにしていただいてありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年3月15日木曜日

プレハブ現場事務所エアコン取付工事の進捗状況と工事ご予約について

先週から始まりました、プレハブ現場事務所2期工事の進捗状況です。

本日、とりあえずすべての冷媒配管接続が完了しました。

真空引きが2台残っているのと、電源ケーブル接続と室内室外通信ケーブルの接続作業が残っています。
今週はちょっと他の案件がありまして現場へ行けないので、来週月曜日に残工事を済ませて、水曜日には試運転を行いたいと思ってます。
前回に比べると少し台数が少ないのと、天気に恵まれたので順調に進んでいます。

3月いっぱいの工事ご依頼受付を中止していますが、うまく行けば早めに受付再開できるかも知れません。
ただし、お待ちいただいているお客様がたくさんいらっしゃいますので、順次ご連絡させていただいて、工事日程の打ち合わせをさせていただければと思います。

いましばらくお時間いただければ幸いです<(_ _)>

2018年3月11日日曜日

新築住宅で三菱霧ヶ峰×4台エアコン取付工事

昨日と本日、二日間掛けて、新築住宅のエアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機製霧ヶ峰。7.1kw×1台、3.6kw×1台、2.5kw×2台。お客様支給品です。

今月末にこちらの新しいお家へ引越しをされると言うことで、今月末までに取付けをしてほしいとのご希望でした。
初めてご依頼いただくお客様でしたが、新しいお家が当社のお近くという事(歩いて行ける)と、当社ホームページをご覧いただいて「きちんと工事していただけるところに」と言うありがたいご希望でしたので、お引き受けさせていただきました。
ただし、今月は予定が埋まっているため後半は無理、この土日ならなんとか時間が取れたので、昨日から工事に掛からせていただいていました。

リビングです。

見て「え?」って思いました(^_^;)
柱の位置、筋交いの位置をマスキングテープで描いてくれています...

図面と写真も、エアコン工事業者用として渡していただきました。

図面を拝見させていただくとか、スマホで撮影した写真を見せていただく事はよくありますが、壁にマスキングテープを貼ってるのは、初めてですf(^_^;)

取付けに掛かります。
ご覧いただくと解ると思いますが、サッシとサッシの中心に間柱があるのではなく、微妙に左に寄っていますね。
美観上、室内機は中心に取付けます。


規定の配管穴中心は目印から100mmのところです。
リビングに設置するエアコンは7.1kwで、配管サイズが2分4分と太いので、穴径65Φではなく75Φで開けます。

そうすると右の柱に当るため、穴の中心を10mmほど左へ寄せます。

「マスキングテープがなかったら、柱の位置が判らず、穴を開けてしまっていただろうね」と思いました?
いえ、マスキングテープ無くても上のコンセントの位置で大体の柱の位置は判ります。
大体の位置が判れば、下地探し工具を使って壁裏を探っていきます。

周辺に障害物が無ければ、先に付いている針が奥まで貫通し、障害物があれば途中で止まる仕組みです。
確かにマスキングテープの左側には、何も無さそうです。

次にもう少し長い工具を配管穴中心部へ突っ込んで、筋交いなどが近くに無いか探ります。


障害物が無い事が確認できると、穴開けを行います。


はぃ、こんな感じで貫通しました。
ホント、びっちり右側に柱がいましたね(*´ω`*)


マスキングテープ貼ってくれる親切な建築屋さんだなぁと思いました?
阿部的には全然思いません。
親切で丁寧な建築屋さんは、エアコンを取付ける壁裏には、きちっと下地を入れてくれているからです。

石膏ボードは、石膏を板状にして両側から紙で挟み込んでいるだけのものです。
ビスをねじ込むと、空回りして効きません。
重量物を壁に設置することが最初から解っている場合は下地を入れておく、と言うのが大工さんのポリシーだったりする話を聞いた事があります。
まぁ下地が入ってると、壁裏センサーも、先ほど使った下地探しも使えないんですけどね(^_^;)
下地が入ってるからセンサーとか使えないだろうと、マスキングテープを貼っていただいていたのなら、大絶賛だったんですけど残念です。

開けた配管穴には気密性確保と、小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入します。


はぃ。下地がありませんから、ビスを揉み込んでも効きません。
ボードアンカーと言うアンカービスを打ち込みます。


ボードアンカーでしっかりと背面板を取付けます。

壁裏の間柱とか、筋交いのあるところは木ビスでしっかりと固定しておきます。
ハッキリ言って、ボードアンカーに耐荷重性能があっても、石膏ボード自体が重さに耐えられなくなって割れると、ボードアンカーなんて何の役にも立ちません。

最近の室内機は重いんです。
ホント重いんです。ハンパないくらい(^_^;)

新築やってる大工さん。下地お願いしますね(*´ω`*)

では室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


冷房能力7.1kwと能力が大きいため、冷媒配管もそれなりに太いです。
4分の銅管は、手曲げすると簡単に潰れてしまうので、曲げる時はパイプベンダか座屈防止材を使って曲げます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機はぐるっと回ってこの位置に置きました。
手前は駐車スペースとして使いたいとの事で、この位置に。

室外機プラロックの下にブロックを敷いているのは、泥跳ね防止のためです。

他のお部屋はこんな感じで作業したところもありました。

ハシゴの傾斜があまり取れず、後ろに倒れない様にロープで固定。
更に隣が月極駐車場で、どちらの車分からない状況で、工具を落とさない様、必要なもの以外は身に付けずに作業しました。
高さとか角度とかは慣れてますが、車が近くにあるのがなんともやりにくいとことでした(´・ω・`)

こんな感じでスリムダクト完成(*^^*)


2階ベランダ置き。


こちらももう一台。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

なんとか土日が空いて、天気もよく、お引越しまでに工事が完了できて良かったです。
「キレイにしていただいて、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年3月8日木曜日

プレハブ現場事務所2期工事が始まりました

1月に1期工事が完了したプレハブ現場事務所。
本日から2期工事が始まりまして、午前中組合のお手伝いの後、午後から現場へ行ってきました。

今回も3階建てですが、台数は前回より少し少なくなって、21台の床置形パッケージエアコンの取付工事を行います。

工期は今月中...
前回も追われる様にやりましたが、今回もそんな感じになりそうです(T_T)
で、初日からイキナリどしゃ降りの雨。
まぁ想定内です。

焦っても仕方ないので、ぼちぼち建物内の方から取り掛かります。

取付ける機器はリース品です。

いわゆる使い回し品なので、こんな状態で持ち込まれます。

まぁ、リース完了後の撤去で、配管をぶち切るのはよくあります。

配管を長めにカットしてくれてる場合は、こういう感じでカットできるんですが...


こういう素人っぽいカットはやめていただきたいもんです(´・ω・`)

これ外すの、かなり大変なんですよねぇ...
苦労を知らない人はこういう仕事をしますね。

ドレンパイプも、変な長さでカットされています。


接続部分は接着剤で接続されているので、これも丁寧にトーチガスで炙って取外します。


はぃ、これでやっと取付けができる状態になりました。

これをですね、午後から現場に入って半日掛かりで21台...
まだ一台も取付けできてません(T_T)
先は長いのか?工期は今月中。できるのか?やるしかない。
頑張ります...(´;ω;`)

と言う訳で、今月いっぱい平日はこの現場へ入り浸りです。
土日祝日は空いてるのか?と言われると、全部予約で埋まっています。
はぃ、今月休み無しです(T_T)
何もできません。
申し訳ございませんが、何卒ご容赦いただきます様、よろしくお願い申し上げます<(_ _)>

自家用電気工事に使う防保護具耐圧試験のお手伝い

予定パンパンで忙しいんですけどf(^_^;)
午前中は四国電力松山試験所で、松山電気工事協同組合の事業のひとつ、「防保護具耐圧試験」のお手伝いをしてきました。

自家用電気工事の際に使用する「防保護具」は、労働安全衛生規則第351条により、絶縁防保護具は6ヶ月以内毎に定期自主検査(耐圧試験等)が義務付けられています。
松山電気工事協同組合では、希望される組合員に対して、定期的に耐圧試験を実施しています。

基本的に、阿部はこの事業担当ではないのですが、阿部が組合の情報担当で広報の様な立場ですから、記事を書くための写真撮影なども兼ねてのお手伝いです。

まずは、各組合員さんたちが持ち込む防保護具を受け取り、仕分けをしていきます。


絶縁胴衣、高圧シールド、低圧シールド、蛇腹式シールド、絶縁ヘルメット、高圧用絶縁手袋、絶縁長靴と、種類ごとにまとめていきます。
仕分けをしたものは、後日検査員の方々に検査をしていただきます。


件数が多いので二回に分けて受け入れをしていて、先週受け入れしていたものの中から、不良が発生していました...

これ、現場じゃなくて良かったですね(´・ω・`)
この高圧ゴム手袋は使用できませんから、新しいものを購入していただきます。

耐圧試験が終わったものは、各組合員のボックスへ、仕分けしていきます。

間違えない様にしっかりとチェックして、組合事務所へ運び、各組合員に引き取りに来ていただいて終了です。

これで組合員が安全に安心して作業できますね(^^)
組合員のみなさま、ご安全に。

2018年3月6日火曜日

愛媛冷空会の監査に行ってきました

ちょっとBlog放置気味になってきましたね...(^_^;)
3月入ったら大きな現場に入るので、工事予約受付中止にさせていただきますとか書いてましたが、実は現場がズレ込みまして、週末から取り掛かる様になりました。
ぽかぁーんとしている間もなく、バタバタと見積りとか図面作成とかしてます。

そんな中、愛媛県冷凍空調設備工業会の事務所へ。

今日が会計監査の日で、先週「現場入るので参加できませんよぉ」って伝えていたんですけど、現場の予定がズレたので、いそいそと行って参りました。

はぃ、阿部は当工業会の「監事」という大役をいただいています。
こんな弱小企業のペーペーが監事とか恐れ多いことではありますが、こんな人間に声掛けていただける先輩方のお手伝いができるのなら本望です<(_ _)>
監査結果は、来月開催の総会でご報告させていただきます。

今日はこの前の暴風雨と打って変わって、晴天で気持ちいいお天気でしたね(*´∀`*)

自転車で工業会の事務所まで行ったので、帰りに石手川公園を通って帰りました。
もうすぐ春が来ますね。桜の季節が待ち遠しいです(*^^*)

さぁ、明後日から例の現場が始まります。
体調万全に整えて、今月いっぱい頑張ります!

2018年2月28日水曜日

分電盤のブレーカーが上がらない(入らない)ので点検・取替修理作業

朝イチに中学生の頃の同級生から電話が掛かって、「急にブレーカーが切れたんで、上げようと思ってやってみたら火花が出たんやけど、阿部くんとこで見てもらえるん?」と...(・_・;)

いやそれ危ないけん、ブレーカー触ったらいかんよ!と伝えて、夕方点検修理に行ってきました。

分岐回路が一つ切れています。


「あのね、たぶん原因はこれじゃないんかなと思うんやけど。」と手渡されたのは、延長コード...(p_-)これは...

どうも、リクライニングシートの下に敷き込まれていた様で、被覆が剥げて短絡していました。
よく火が出なかったもんだと...(^_^;)

これで原因は取り除きましたが、いくらブレーカーを操作してもハンドルが上がりません?
そう言えば「火花が出た」と言ってましたね。
ブレーカーが破損した感じです。
車に新しいブレーカー積んでいたので、早速取替えます。

パナソニック製のブレーカーは常に車に積んでいるので、即対応が可能です。

取替えてハンドルを操作。

バッチリです(`・ω・´)ゞ
電気が使える様になって、「良かったぁ、すぐ治って。ありがとう。」と、とても喜んでいました(*´ω`*)

さて、撤去したブレーカーを持ち帰って、分解してみました。
わぉ!激しく焼けてますね(p_-)


ハンドルを操作しても、接点が繋がりません。

高熱で、接点を保持している樹脂のパーツが溶けてしまっているんですねぇ...
上手いこと考えられてますね。
内部破損すると、安全のために接点が繋がらない仕組みになってるんですね。
さすがパナソニック製です(*^^*)

教訓!切れてるブレーカーは、原因を取り除くまで操作してはいけません(p_-)

アベ冷熱技研は第一種電気工事士が施工する、四国電力請負計器工事認定店です。
この様な電気工事や修理もお気軽にご相談ください。