先週、「どうもエアコンの効きが悪い見たいなんで、点検してもらえんやろか」と、いつもお世話になっている病院の院長先生宅へお伺いしてきました。
室外機1台、室内機2台のマルチエアコンです。
ガス圧を測定すると圧力がちょっと高めだったので、「おかしいな?」と思いお聞きすると、「この家を建ててもらった業者さんに修理に来てもらったんやけど、その日から余計に効きが悪くなって阿部さんにお願いしたんよ」と。。。
ガスの入れ過ぎですね、、、抜いてやると冷え出しました。。。
室内機はこんな感じに設置されていました。
点検が終わってお話していると、「夏場は電気代が3万円近くになるんよ」と。。。
平屋で3部屋しか無いお宅で、月3万はあまりにもヒドイ。
他には高負荷の電気製品は無いので、エアコン以外考えられません。
いろいろとご相談いただいた結果、既に10年以上経過している事もあって、省エネタイプのエアコンに取り替える事となりました。
で、本日工事にお伺いしてきました。
まずは、室外機をポンプダウンして撤去します。
既存配管はすべて隠蔽されているため、これを溶接延長して流用します。
さて、問題の壁ビルトインエアコン。
この開口部を塞いで、通常の壁掛形ルームエアコンを設置します。
押入れの天井部を外して撤去。
大きな空洞になりました。
ここの配管も短いので、溶接延長しないと。。。
既存機の撤去が終わると、分電盤からエアコン専用回路を増設していきます。
地獄の様な天井裏へ入って、2系統の配線を通して行きます。
朝の内が涼しいかな?なんて思っていたけど、とんでも無かったです(T_T)
15分程、天井裏で作業しただけで作業着はずぶ濡れ。。。
目まいが激しく、手足がしびれて来たので、5分程休憩。
専用コンセントを設置して電気工事完了。
ここまでで昼休み。
5分置きにメガネ外して、タオルで汗拭いてを繰り返しているので作業効率が悪い悪い。。。
昼からは、一段と気温が上がりましたが、この短い配管を押入れの中で溶接(T_T)
うす暗く狭いスペースで、ガス溶接。
配管内に少量の窒素ガスを流しながら、内部にススが付かない様に溶接作業を行います。
暑くてモウロウとしていますが、基本作業は怠りません(--)v
既に3リットルは水分補給してますが、昼に一度トイレに行ったっきり・・・
冷媒配管の溶接が完了すると、ドレン配管も延長。
既存のドレンは断熱ソフトドレンを使っていますが、詰まりは無さそうなので流用しました。
さあ、開口部を塞ぎます。
どんな素材の板にするかものすごく迷ったんですが、やっぱり杉にしました。
室内機を取付けて、配管を接続します。
室外機側も接続し、電動式真空ポンプで配管内部をしっかりと真空乾燥します。
もう1台の方も、既存隠蔽配管を流用して設置。
すべての作業が完了すると試運転を行い、異常が無いことを確認してお引き渡しです。
引いて撮るとこんな感じです。
悩んで買った杉の板はほとんど見えません(T_T)
三菱電機 MSZ-ZXV561S-W
和室は8畳×2部屋で縁側が広いので、能力の大きい物にしました。
三菱電機 MSZ-ZXV281S-W
ダイニングは8畳ですが、ガスコンロがあるので1ランク上の物にしました。
1対1なので、室外機も2台になりました。
マルチタイプも検討しましたが、やっぱり省エネ性を考えるとシングルですね。
心残りなのは、和室にブラウン色を設置できなかった事です。
ブラウン色は9月生産仕上がり予定という納期だったため、今回は断念しました。
今週末に息子さん家族が帰省されるそうなので、早めに取替えができて良かったです。
快適にお盆休みをお過ごしくださいませ<(_ _)>