2011年8月3日水曜日

マルチエアコン~シングル霧ヶ峰へ取替工事

今日は一日掛けて、エアコン取替工事にお伺いしていました。

先週、「どうもエアコンの効きが悪い見たいなんで、点検してもらえんやろか」と、いつもお世話になっている病院の院長先生宅へお伺いしてきました。

室外機1台、室内機2台のマルチエアコンです。
ガス圧を測定すると圧力がちょっと高めだったので、「おかしいな?」と思いお聞きすると、「この家を建ててもらった業者さんに修理に来てもらったんやけど、その日から余計に効きが悪くなって阿部さんにお願いしたんよ」と。。。
ガスの入れ過ぎですね、、、抜いてやると冷え出しました。。。

室内機はこんな感じに設置されていました。

点検が終わってお話していると、「夏場は電気代が3万円近くになるんよ」と。。。
平屋で3部屋しか無いお宅で、月3万はあまりにもヒドイ。
他には高負荷の電気製品は無いので、エアコン以外考えられません。
いろいろとご相談いただいた結果、既に10年以上経過している事もあって、省エネタイプのエアコンに取り替える事となりました。

で、本日工事にお伺いしてきました。
まずは、室外機をポンプダウンして撤去します。

既存配管はすべて隠蔽されているため、これを溶接延長して流用します。

さて、問題の壁ビルトインエアコン。

この開口部を塞いで、通常の壁掛形ルームエアコンを設置します。

押入れの天井部を外して撤去。

大きな空洞になりました。
ここの配管も短いので、溶接延長しないと。。。

既存機の撤去が終わると、分電盤からエアコン専用回路を増設していきます。


地獄の様な天井裏へ入って、2系統の配線を通して行きます。

朝の内が涼しいかな?なんて思っていたけど、とんでも無かったです(T_T)
15分程、天井裏で作業しただけで作業着はずぶ濡れ。。。
目まいが激しく、手足がしびれて来たので、5分程休憩。

専用コンセントを設置して電気工事完了。

ここまでで昼休み。
5分置きにメガネ外して、タオルで汗拭いてを繰り返しているので作業効率が悪い悪い。。。

昼からは、一段と気温が上がりましたが、この短い配管を押入れの中で溶接(T_T)


うす暗く狭いスペースで、ガス溶接。

配管内に少量の窒素ガスを流しながら、内部にススが付かない様に溶接作業を行います。
暑くてモウロウとしていますが、基本作業は怠りません(--)v
既に3リットルは水分補給してますが、昼に一度トイレに行ったっきり・・・

冷媒配管の溶接が完了すると、ドレン配管も延長。

既存のドレンは断熱ソフトドレンを使っていますが、詰まりは無さそうなので流用しました。

さあ、開口部を塞ぎます。

どんな素材の板にするかものすごく迷ったんですが、やっぱり杉にしました。

室内機を取付けて、配管を接続します。


室外機側も接続し、電動式真空ポンプで配管内部をしっかりと真空乾燥します。


もう1台の方も、既存隠蔽配管を流用して設置。


すべての作業が完了すると試運転を行い、異常が無いことを確認してお引き渡しです。


引いて撮るとこんな感じです。

悩んで買った杉の板はほとんど見えません(T_T)

三菱電機 MSZ-ZXV561S-W

和室は8畳×2部屋で縁側が広いので、能力の大きい物にしました。

三菱電機 MSZ-ZXV281S-W

ダイニングは8畳ですが、ガスコンロがあるので1ランク上の物にしました。

1対1なので、室外機も2台になりました。

マルチタイプも検討しましたが、やっぱり省エネ性を考えるとシングルですね。
心残りなのは、和室にブラウン色を設置できなかった事です。
ブラウン色は9月生産仕上がり予定という納期だったため、今回は断念しました。

今週末に息子さん家族が帰省されるそうなので、早めに取替えができて良かったです。
快適にお盆休みをお過ごしくださいませ<(_ _)>

2011年8月2日火曜日

CATVにつないでアナログテレビ復活工事

アナログ放送が終了して一週間以上経ちましたが、みなさんのお宅は大丈夫でしょうか?

先週、母の知人から、「CATV入れてるのに、アナログテレビが見えんなった」とご連絡いただき、調査にお伺いしてきました。
建物は2階部分が賃貸になっていて、1階がご依頼いただいた大家さん宅です。
屋根上を見ると、地元+広島向けのアンテナが建っています。


CATV保安器は、1階の大家さん宅の居間に設置されたテレビに単独配線されていました。

これでは他の部屋でアナログテレビが使える訳がありません。
どうせCATVを入れるなら、最初に既存配線につなぎ込みするべきです。
お伺いした業者さんが、きちんと提案できていなかったんですねぇ。。

いろいろご説明して、「既存配線にCATVをつなぎ込む」方法でご依頼いただき、本日午前中に工事にお伺いしました。
台風の影響か、天気が悪くなってきたので、先に屋根上作業を開始。

既存アンテナは必要ないので、撤去してしまいます。

1階保安器からケーブルを延長し、2階軒下の既存ケーブルへつなぎ込みます。


接続部を防水処理して、ケーブルを留めていきます。


既存線接続なので、CATV専用ブースターを設置します。

単独配線されていたケーブルは、ブースター電源部に利用します。

ブースター電源部は、居間のテレビの後ろに設置。


各部屋のユニット部でレベル測定を行い、ブースターの出力レベルを調整します。


後は、各テレビのチャンネル設定をして完了です。

アナログテレビ復活です(*^^)v
テレビの性能にもよりますが、地デジだけでなく、BS・CSの一部チャンネルも見れる様になりました。
「えぇ~?アナログやのに、こんなに見れるん? 毎月の料金が上がるんやないん?」とお客様。
毎月の料金は変わりません! テレビ10台設置しても増えません!(STBを設置すると追加になります)
かなぁ~り、喜んでいただきました<(_ _)>

やっぱりCATVでしょ?
誰ですか?アナログテレビ捨てちゃった人。
もったいないお化けが出ますよぉ。

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。

2011年8月1日月曜日

電工組青年部奉仕活動

朝一番から毎年恒例の、松山電気工事協同組合青年部「街路灯清掃点検奉仕活動」に参加してきました。

この奉仕活動は、「電気使用安全月間(8月1日~31日):経済産業省主唱」の一環として、毎年行われています。

初めに、四国電力松山電気ビルにて「安全大会」が開催され、出発式が行われました。


今年は、中央1丁目交差点から愛大山越グランド前交差点までの市道に設置されている街路灯×36本を、青年部×14名、高所作業車×2台を使って清掃・点検を行いました。


今回も自分の担当は、ポール内部に設置された安定器回路の絶縁測定。

後ろ姿ですが、ちゃんと仕事してるでしょ(^_^;)
朝から晴天でどんどん気温が上がって暑くて大変でしたが、順調に作業も進み、昼過ぎにはすべて完了しました。

夕方からは、道後大和屋本店のビアホールで慰労会。

奉仕活動に日当は出ませんが、みんなこの慰労会を楽しみにしてるんですよね。
自分は一次会で撤退しましたが、後の全員、夜の街へ消えて行きました(^_^;)
青年部のみなさん、お疲れ様でした。

2011年7月29日金曜日

座敷へ霧ヶ峰新設&専用回路増設工事

お昼から、エアコンの新設工事にお伺いしてきました。

以前の記事に、同じ様な内容を書いた記憶がありますが、今回の設置場所は「座敷」です。
本格的な和風建築の座敷には、壁掛形エアコンを設置できる壁がほとんどありません。
今回も、左側は「床の間」、室内機の裏は外部でなく「縁側」。
以前から、この部屋へエアコン設置のご相談をいただいていて、天井カセット形をお奨めしていたのですが、「見た目は気にしないから、普通のエアコンを付けて。」とご依頼いただきました。
お客様は「白色でええよ。」と言われましたが、ブラウン色を探したところ在庫が無く、9月生産仕上がりとの回答だったため、お客様の言う通りにさせていただきました(^_^;)

作業に掛かります。

土壁なので、スライド金具を使って背面板を取付けます。

穴開け開始。

土壁はもろいので慎重に開けます。

室内機と配管を接続していきます。


裏側はスリムダクトを使って横引き。


外部もスリムダクトで立ち下げ。


配管を接続して、電動真空ポンプで配管内を真空乾燥します。


真空引きを行っている間に、エアコン専用回路を増設します。

分電盤から座敷まで、新たに専用配線を行います。

蒸し風呂状態の天井裏を経由して、ケーブルを通していきます。

大きな梁や、竹組みが立ち上がっているので、かなり手間取りました。。。

コンセントは目立たない様に、床の間側の天井付近に取付けました。


作業が完了すると試運転を行い、異常が無いことを確認してお引き渡しです。


三菱電機 MSZ-AXV281S-W

ムーブアイ搭載の汎用機です。

「やっとこれでお客さんを迎えれる様になったわい。」と喜んでいただきました。
快適になってお客様との話が弾むといいですね(^^)v

2011年7月28日木曜日

御宝町でビル陰~地デジ化へアンテナ新設

アナログ放送、終了してしまいましたね。
まだまだお問い合わせのお電話を頂いています。
結構、地デジ難民になっている方がいらっしゃる様です。

今日は、ビル陰共聴でアナログ放送をご覧になっていたお宅に、地上デジタル放送を受信するためのアンテナ新設工事にお伺いしてきました。

既存設備は、すごい事になってます。。。
隣のマンションの陰になっているのですが、こちらのお宅を経由して付近の家々に分配されています。
この設備はデジタル化されないため既に不要ですが、勝手に撤去できないので、これを避けながらの作業です。

UHFアンテナを設置します。

こちらのお宅は3階建てなので、側面金具でも十分な高さが取れました。

松山本局を狙います。

高い建物が無いので、目視で送信塔が確認できました。

レベルはエラーフリーで、適正なレベルが確保できました。


宅内配線が一部古いケーブルを使用しているのと、ユニットの数が6箇所あるためブースターは必須です。


ブースター本体へ電源を送るため、ケーブルの経路を調べて、電源を送れるユニットに交換。


電源部をつないで、本体へ電源を送ります。


すみません<(_ _)> 暑さでボケてたのか、ここから先の写真はありません。。。

この後、各部屋のユニットでレベル測定を行いながら、ブースターの出力を調整し、異常が無いことを確認してお引き渡しです。
今回のお客様は、今日まで卓上アンテナを使用してデジタル放送を受信されていて、特に急いでの工事ではなかったため、アナログ終了後でもOKでした。

地デジ難民になっていませんか?
アンテナ工事やケーブルテレビなども、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2011年7月25日月曜日

漏電遮断器付き分電盤に取替電気工事

午前中、電気工事とエアコン取付工事にお伺いしてきました。

当初、「分電盤に漏電遮断器が付いていないので、取付けてほしい」とのご依頼でした。

調査にお伺いすると、確かに主幹ブレーカー(漏電遮断器)が有りません。
松山市内でも、古いお宅にはまだまだこの様な分電盤が残っています。

お客様が今回の工事を思い立ったのは、某デパートでエアコンを購入し、エアコン取付けと専用コンセント増設を依頼したところ、「漏電遮断器が付いて無いお宅には、エアコン取付けができません。」と言われたからです。
この某デパート、以前このBlogに書きましたが、事故があって以来こんな事になってるんですね。
今回のエアコン工事は、10年以上前のエアコンが故障したために取替える工事です。
単純に考えて、新しいエアコンは消費電力が下がる訳ですから、総電力量が増える訳ではありません。
確かに、主幹ブレーカー(漏電遮断器)が付いている方が安全です。
でも、このクソ暑いのに、お客様に何かあったらどうするつもりで応対したんでしょう。
エアコンだけでも先に設置して、電気工事を後で行っても、何ら差し支えないですよね。

あ、また長くなりそうなので、ここで止めておきます(^_^;)

既存エアコンは、近くのコンセントから取っていたので、この近くに専用コンセントを増設します。


まずは既存分電盤を撤去。

土壁の中にケーブルが塗り込まれているので、余裕がありません。。。

何とか、分電盤を加工して、盤内にケーブルが入る様にします。

でも、各ブレーカーまでケーブルが届きません。

狭いスペースで各ケーブルをジョイントして延長し、各ブレーカーへ接続。

ここ1階から、2階のエアコンの所まで専用回路を増設します。

天井裏が点検できる所がないため、屋外露出配線となります。

塩ビ管を使用してケーブルを保護。

専用コンセントを設置して電圧測定し、異常がない事を確認します。

ダブルコンセントにする事で、他の機器も使用できる様にしました。
合計20A以下まで使用可能です。

パナソニック電工製 コンパクトブレーカー搭載分電盤です。


扉を閉めるとこんな感じです。

主幹ブレーカー(漏電遮断器)搭載なので、安心して電気をご使用いただける様になりました。

あと、エアコン取付工事もご依頼いただきました。
早めに完了できて良かったです。
快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>

アベ冷熱技研は、四国電力(株)請負計器工事認定店です。
この様な電気工事もお気軽にご相談ください。

2011年7月23日土曜日

エアコン フロンガス補充修理

東温市のお客様宅での続きです。

「エアコンの運転ランプが点滅して冷えないので、ついでに見てほしい。」とのご依頼で、エアコン点検を行いました。

運転ランプ点滅なので、電気系統の異常かな?と思っていたんですが、コンセントを抜き差しして運転して見ると、室外機も正常に動作。

コンプレッサーも動いているのに冷えないので、やっぱりガス不足かな?と思い、ゲージでガス圧測定。

あら、やっぱりガス不足です。

設置後5年経過しているそうですが、ほとんど使っていなかったので、今年から効きが悪くなったのかは不明だそうです。
漏れ箇所を調べるため、一番怪しいフレア接続部を点検します。


二分のフレア部が、室内機側・室外機側共に少し変形しています。

ここからチビチビ漏れた可能性があります。
加工時に使用したフレアツールが悪いのかも知れませんね。

内外共にフレアを再加工し、接続。

真空ポンプでしっかりと真空乾燥を行います。

残ガスがあるので、冷房運転しながら新冷媒R410Aを補充していきます。


規定圧まで上昇すると、冷風が出る様になりました。

そろそろ10年選手ですが、まだ当分使えそうですね。