2011年7月25日月曜日

漏電遮断器付き分電盤に取替電気工事

午前中、電気工事とエアコン取付工事にお伺いしてきました。

当初、「分電盤に漏電遮断器が付いていないので、取付けてほしい」とのご依頼でした。

調査にお伺いすると、確かに主幹ブレーカー(漏電遮断器)が有りません。
松山市内でも、古いお宅にはまだまだこの様な分電盤が残っています。

お客様が今回の工事を思い立ったのは、某デパートでエアコンを購入し、エアコン取付けと専用コンセント増設を依頼したところ、「漏電遮断器が付いて無いお宅には、エアコン取付けができません。」と言われたからです。
この某デパート、以前このBlogに書きましたが、事故があって以来こんな事になってるんですね。
今回のエアコン工事は、10年以上前のエアコンが故障したために取替える工事です。
単純に考えて、新しいエアコンは消費電力が下がる訳ですから、総電力量が増える訳ではありません。
確かに、主幹ブレーカー(漏電遮断器)が付いている方が安全です。
でも、このクソ暑いのに、お客様に何かあったらどうするつもりで応対したんでしょう。
エアコンだけでも先に設置して、電気工事を後で行っても、何ら差し支えないですよね。

あ、また長くなりそうなので、ここで止めておきます(^_^;)

既存エアコンは、近くのコンセントから取っていたので、この近くに専用コンセントを増設します。


まずは既存分電盤を撤去。

土壁の中にケーブルが塗り込まれているので、余裕がありません。。。

何とか、分電盤を加工して、盤内にケーブルが入る様にします。

でも、各ブレーカーまでケーブルが届きません。

狭いスペースで各ケーブルをジョイントして延長し、各ブレーカーへ接続。

ここ1階から、2階のエアコンの所まで専用回路を増設します。

天井裏が点検できる所がないため、屋外露出配線となります。

塩ビ管を使用してケーブルを保護。

専用コンセントを設置して電圧測定し、異常がない事を確認します。

ダブルコンセントにする事で、他の機器も使用できる様にしました。
合計20A以下まで使用可能です。

パナソニック電工製 コンパクトブレーカー搭載分電盤です。


扉を閉めるとこんな感じです。

主幹ブレーカー(漏電遮断器)搭載なので、安心して電気をご使用いただける様になりました。

あと、エアコン取付工事もご依頼いただきました。
早めに完了できて良かったです。
快適にお過ごしくださいませ<(_ _)>

アベ冷熱技研は、四国電力(株)請負計器工事認定店です。
この様な電気工事もお気軽にご相談ください。

2 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS: 70005ed0711664252c61ac3269dec293
    はじめまして、こんにちは
    質問、前から気になっていたのですが、
    分電盤取り替え工事の時
    主幹ケーブルの線は、電力会社に電柱から遮断してもらっているのでしょうか
    それとも部屋中で生きている主幹電気ケーブルの三本の線を一本ずつ外して絶縁テープで処理しているのでしょうか

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  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    フジさん、コメントありがとうございます。
    分電盤の取替えや主幹ブレーカーの取替え時は、基本的には主幹ブレーカーを遮断した後、電力量計(メーター)の封印を切って二次側(宅内側)の配線を外します。
    これによって活線工事による危険性が減ります。
    でも、電力量計を触りますから、電力会社の計器認定が無ければできません。(もちろんアベ冷熱技研は計器認定店です)
    切った封印は電力会社に報告すれば、また封印してもらえます。
    今回は、盤内のケーブルに余裕があったので、1本づつテープで絶縁して端子加工しました。
    やり方は現場の状況によって変えてます。

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