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2019年1月8日火曜日

賃貸マンションで配管穴が無い部屋のエアコン取替工事

いつもお世話になっている賃貸マンションのオーナー様からのご依頼で、古いエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2518-W 霧ヶ峰 標準タイプをお買い上げいただきました。

こちらのマンション、ずっとダイキン指定でダイキン製を納めてきましたが、やはり故障が多く、今回から阿部がお奨めしていた三菱電機製に切り替えます。

既存機はシャープ製です。
かなり使い込んでいるのと、前面パネルが無くなっています。

これを取外して取替える訳ですが、今回取替えに当たって、現状、配管を小窓から出していて窓の開け締めができないため、隣の部屋から出せないか?とのご相談。

隣のお部屋には、2014年にアベ冷熱技研で施工させていただいたダイキン製エアコンが設置されています。


クロスの縦ヒビを境に、外壁側と内壁側に分かれています。
内壁側へ穴を開ければ、先ほどの取替える室内機の右側面に出てきます。

こちら側の配管穴を流用して、屋外へ配管を通すという感じです。

できない事はないですが、結構大変な作業になります。
一人で作業に当りますので、丸一日作業時間をいただきました。
現在は空き部屋なので、存分にやってくださいとの事で了承いただきました<(_ _)>

まずは既存機を撤去します。


位置決めをして、配管穴を開けていきます。


穴が開きました。ダイキン機の化粧カバーも全撤去しておきます。

取替え側はこの位置に穴が開きました。


気密性確保のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


位置決めをして、背面板を取付けます。


ダイキン側にMDダクトを取付けていきます。

二系統の配管が通るので、一回り大きなダクトを使っています。

新しい室内機を取付けます。


ベランダ側から配管を通して、室内機と配管を接続していきます。

簡単に書きましたが、配管穴がびっちりなのと、小刻みに曲がりがあるため、ここでかなりの時間を消費しています(´;ω;`)

外部配管はテープ巻き仕上げです。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


ベランダ周りはこんな感じで、日が暮れる前に完成。

ドレンは塩ビ管を使って、排水溝まで導きました。

MDダクトにカバーを掛けて作業完了。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

クロス下地が見えているところは、後ほどオーナー様が補修されるそうです。

試運転や片付けをしていたら、外は真っ暗になってしまいました...(´・ω・`)
朝9時過ぎスタートで、6時過ぎまで。昼休憩を差し引くと、8時間も掛かりました...
マンションなのと、MDダクトを使った特殊な工事になると、やっぱり一人では時間が掛かりますね。

「おぉ、やっぱりキレイにやってくれるなぁ。上等じゃぁ。クロスは気にせんでええけんな、うちで補修できるけん。また他の部屋もあるけん、よろしく頼みますよ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年12月23日日曜日

親戚が帰省するのにエアコンが故障して使えず急遽取替工事

いつもお世話になっているお客様から、「どうもエアコンが故障しとるみたいで、年末に親戚が帰ってくるんじゃが、今年中に取替えできまいか。」とご依頼いただき、日曜日で基本お休みですが、もう今日しか空いていないので急遽取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-BXV2218-W フィルター自動掃除機能付きムーブアイ搭載霧ヶ峰です。


既存機は長府製作所製です。

室内機の電源は入りますが、ランプが点滅してエラーが出ます。

こちらのお宅、すべてのエアコンが隠蔽配管です。
室外機が運転しないので、基板の不良の様です。

さすがにこの年式の部品は無いので、取替えです。

雨が降り出しました...
午前中晴れてたんですけどね... 最近天気予報全然当りませんね。
シートを張って、作業に掛かります。


室外機を撤去しました。


配管が短そうだったので溶接機も持って来ていたんですが、引っ張ると少し出てきたので、保温材を巻き直してこのまま使います。

既存のドレンは垂れ流しになってコケが生えていたので、角の方から土の方へ流す様にしました。

室外機接続完了。


宅内の室内機側へ移動。
既存機を撤去します。


新しい背面板を取付けて、2分の配管が少し短かったため、ユニオン継手で延長します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


真空引きをするため屋外へ出ると...(・_・;)え?

室内機を取付けてる間に、風に煽られたのか脚立が倒れて室外機を直撃...(´;ω;`)

外で作業してる間は風なんか吹いていなかったのに...

不幸中の幸いか、天板のみへこみました。

お客様に状況を確認していただき、運転に支障がないので、年明けに天板を取替える事でご理解いただきました。

もの凄い気分が落ちてます。
朝、晴れてたのに...
雨の予報じゃなかったのに...
出窓の角で頭思いっきりぶつけるし...

はぃ。自分が悪いんです。
危険予知ができてない証拠ですね。
忙しいと心が亡くなるんです。
はぁ...( ´Д`)

日が暮れてきました。
気を取り直して作業に掛かります。
電動式真空ポンプを使って、配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「よかった。よかった。これで親戚の子が帰ってきても、この部屋を使ってもらえる。日曜日やのに急がして悪かったなぁ。ありがとう。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

こちらのお宅で、年明けに他のお部屋のマルチエアコンを2台、取替えのご依頼もいただいています。
その際に、へこんだ室外機の天板も取替えさせていただきます<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年12月17日月曜日

ひとりぼっちで隠蔽配管のエアコン2台と2階~1階のエアコン取替え・1台撤去・床下配線工事

2018年12月6日に行った、「→ダイキンアクアシンフォニーを撤去して三菱エコキュートへ取替工事」の続きで、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

すべて三菱電機霧ヶ峰で、お客様支給品です。


前回の記事でも書きましたが、既存機はダイキン製アクアシンフォニーと言う、マルチエアコン+電気温水器と言うシステムでした。

室内機は壁掛けタイプが2台。

マルチエアコンなので、室外機は1台です。
この室外機と電気温水器も繋がっていて、お湯を沸かすシステムでした。

今回、電気温水器をエコキュートへ取替えたので、エアコンも同時にすべて取替えます。

この際にマルチエアコンはやめて、1対1の通常のルームエアコンへ取替えます。

これらと一緒に、この2台のエアコンも。


一台は2階にある子供部屋のエアコン取替え。


もう一台は、床下に設置されているエアコンの撤去処分です。

これは床下で空調された空気を循環させるシステムになっている様ですが、もう使われていないので、一緒に撤去をご希望です。

で、今回、ちょっといろいろとありまして、急遽阿部ひとりでの作業となりました。
さすがに急なので、誰にも応援は頼めません。
2日の工程を組んでいましたが、お客様にご了解をいただきまして3日間の工程です。

まずは室外機周りを撤去。
リビングと和室の隠蔽配管は流用します。


室内機を外していきます。

隠蔽配管は、業者さんによって施工方法も様々で、外してみないとどの様になっているか判らない部分が多々あります。
そのため、隠蔽配管の取替えは、結構時間と労力が必要です。

ほら出てきました... 断熱されていないドレンホース。
ドレンホースは断熱しておかないと、結露してしまいます。

マルチエアコンなのに、珍しく専用コンセントがありますね。
これは将来を考えた施工でいいと思います。

マルチエアコンは室外機電源なので、ほとんどの場合、室内側に電源がないところが多いです。

しかしエアコンの施工はダメですね...
配管の断熱が甘くて、露たれしていた様です。


室内機を撤去しました。
調査の際に分かっていたんですけど、室内機と室外機の接続ケーブルが1.6mmサイズなんです。

今回取付けるエアコンは室内機電源なので、1.6mmでは容量的にNGです。
2.0mmへ引き換えが必要ですね。

隠蔽配管ですから、簡単に引き換えができるハズもありません。
潜りました...床下へ...


床下を這いずり回って...


這いずり回って...


這いずり回って...


途中、壁の中で引っ掛かって、何度も床下から出たり入ったり...
やっとの思いで室内側へ通りました。

リビングと和室、2箇所。
ひとりぼっちですから、半日掛かりました(´;ω;`)

室外機のところまで、何とか2回路通りました。

床下で汗びっしょりなんですけど、外に出たら冷凍庫の中に入った様な寒さで、気を失いそうでした...

なぜケーブルのサイズが細いとマズイかは、長くなるのでここでは詳しく書きません。
ざっくり言うと、電気容量が足りないので危ないですよと言う話です。
興味ある方はググって調べてください(^_^;)

ここまでが一日目です。
はぃ、これだけでひとりで一日も掛かりました。
進みませんね、ひとりぼっちは(´;ω;`)

二日目は他の用事を済ませて、午後から掛かりました。
室外機を置くための架台を組んで、足元はアンカーでしっかりと固定。

きちっと水平を取るのも、かなりの時間が掛かります。

写真ではちょっと見えにくいですけど、室外機から出るドレン水用に、排水パイプも設置しています。
コンクリート上に垂れ流しにすると、冬場は凍結するし、夏場はコケが生えてしまいます。

二日目は、隠蔽配管の室外機2台接続までで時間切れです...
全然進んでいない様に見えますけど、ここまでやっておけば残り一日でなんとか...


三日目。
天気予報は曇りだったのに、がっつり雨が降っています。
冷たい雨... やるしかありません。
2階子供部屋からスタート。


配管距離が長いので、ひとりぼっちで悪戦苦闘しながら、午前中いっぱい掛かって真空引きまで。


なんとか昼休憩までに試運転終了。


昼食もそこそこにして、リビングと和室に掛かります。
コンセントが隠れていたので、開口してコンセントを壁面へ取付ける様にします。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管類の接続が終わると、しっかりと真空引きを行います。


あとは試運転を行ってお引渡しです。
リビング、異常なし。


和室異常なし。


最後の仕舞いをする頃には日が暮れて、ビュービューと冷たい風が吹いていました...

やり切りました。なんとか完成。体力的にも精神的にも疲れました(´;ω;`)
時間掛かってすみませんでした。

「寒い中大変でしたね。お疲れ様でした。これ、あったかいコーヒーとお菓子なんですけど、良かったらどうぞ。」と、お土産までいただきました(*^^*)
喜んでいただけて、良かったです。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。