初めてのお客様のご依頼で、200V30A専用コンセントの増設工事にお伺いしてきました。

今までガスコンロをお使いでしたが、油物を調理されていて危ない目に遭われたそうで、IHクッキングヒーターへ取替されるという事です。
本日午前中にガス屋さんがガスの閉栓をされて、ガスコンロが撤去されていました。
ここにIH専用の電源が必要です。


分電盤は、同じ1階の洗面所にあります。
分岐回路に1つだけ空きがあるので、ここに新しいブレーカーを取付けて配線していきます。


建物は鉄骨造なので、洗面所から一度屋外へ出して、外側をぐるっと露出配管で回して行こうかと思いましたが、浴室の点検口から覗いて見ると...


浴室からキッチン方向は屋根裏になっていて、見通しがききます。


これはイケるかも。と天井裏へゴゾゴゾと入って行きます。


分電盤の上に来ました。


う~ん...狭いけど通るかなぁ?
さらに奥へ進むと、これ以上は体が入りません。
屋根が傾斜していますが、鉄骨の梁との間に隙間があるのでなんとかなりそうです。

一旦屋根裏から出て、キッチン外壁側の軒天から呼び線を入れてケーブルを通していきます。


なんとか分電盤までケーブルが通りました。


ここまで、5回ほど屋根裏に上がったり降りたりで、一時間半も掛かっています。
そもそも一人でやる作業ではありませんね...
軒天からコンロ台の高さに合わせて、塩ビパイプでケーブルを保護して立ち下げました。

鉄骨造なのと外壁がパネル工法の様で、壁の中にケーブルを通すことができないため、この様に外壁を立ち下げています。
200V30Aアース付きコンセントを取付けておきます。

200V30AのIH専用のブレーカーを取付けて、電源投入。


ブレーカーいっぱいになりましたね。
主幹容量は75Aなので、容量的には十分です。


分電盤が古いので取替えをお奨めしましたが、今回はこのままで。
電圧チェックで異常がないことを確認して、電気工事完了です。

あとは、IHクッキングヒーターをセットしてお引渡しです。
IHは既にお客様が購入されていた支給品です。


「きれいにしていただいて、ありがとうございました。またエアコンの方も相談に乗ってくださいね。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。
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