2023年9月23日土曜日

専用コンセントを部屋の反対側へ移してエアコン新設工事

以前、CATVとLAN配線工事のご依頼をいただいたお客様から、今回は2階のお部屋にエアコンを取付けてほしいとのご依頼をいただきました。

エアコン機器は、お客様支給品です。

2階の洋室にエアコンを取付けてほしいとの事です。
エアコン専用コンセントはこの位置にありますが...

外側から見ると、コンセントの位置は赤丸のところ。
お客様のご希望で、室外機はベランダに置きたいとの事です。
まだお家が新しいので、あそこから外壁を横引きしてベランダへ引いてくるのは、美観上よくありません。

室内機の位置も、お客様のご希望はこちら側です。
専用コンセントがある場所からは、正反対のところになります。
電源も引いてこないといけないし、室内側に配管化粧カバーも必要ですね。

では作業に掛かります。
建物はツーバイなので、在来工法の木造住宅とは少々壁内の状況が違うため、配管穴はどこにでも開けられる訳ではありません。
壁裏センサーで壁内を探って、柱や補強がないところを狙います。

慎重に穴開けを行います。

すんなり開きました。
この穴を利用して、電源ケーブルを通していきます。
建物の構造上、屋根裏がないので屋根裏を通していく工事方法は通用しません。
少しでも目立たない様に配線したいので、立ち下げ部分は壁内に隠蔽します。

こんな感じで。

柱などがあるため、壁内を横引きにはできませんから、横引きは足元の目立たないルートで化粧モール仕上げ。

元あったコンセントのところでケーブルをジョイントして、カバープレートで塞いでおきました。
違和感ないでしょ?

コンセントは室内機の近くへ設置しました。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、サッシの色に合わせてブラック色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管ルートにかなり悩みましたが、こんな感じでフルカバー。
フリーダクトと言うジャバラのダクトの方が施工性はいいんですけど、ここ南側で直射日光が当たるため、劣化の早いフリーダクトの使用は避けて、この様な感じに仕上げています。
かなり手間取ってますけどね...
ちなみに笠木にはビスを打っていません。打つと防水処理の方が大変な手間ですから。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

いやぁ、早めに終えれるだろうと思って挑んだんですけど、朝9時スタートで夕方5時までみっちり掛かってしまいました...
途中、他のお部屋のエアコンの手直し(他社施工)もしましたけど、ちょっと時間掛けすぎちゃいましたね。
「おぉ、いい感じに収まりましたね。丁寧にしていただいて、ありがとうございました。これからもお世話になると思うんで、またお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿