2010年7月25日日曜日

病院待合室で天吊形PAC取替工事

日曜日ですが、、、いつもお世話になっている作道クリニック様の待合室に設置されている、天吊形パッケージエアコンの取替えにお伺いしてきました。

三菱電機製 MPCZ-ERP80KN 天吊形3HP 三相200Vタイプ

既存機も、三菱電機製の天吊形パッケージエアコンでした。

先週、「エラーが出て、冷えない」との事で修理にお伺いしていました。

リモコンのエラーナンバーを見ると「P8」。

「室外ユニット異常」の表示。
これだけでは判らないので、室外機側へ移動。

ファンもコンプレッサーもまったく動かず、基板LEDを確認してメーカー確認すると、「過電流保護」。。。

どうもコンプレッサーの異常の様でしたので、現状をご説明したところ、「もう古いので新しい省エネタイプに」と取替えをご依頼いただきました。

病院のお休みが日曜日と月曜日だったので、「月曜日でいいですよ」と言っていただきましたが、月曜は洗浄の予定が。。。
で、日曜日に取替えです。

まず、機器内部に残っているフロンガスを回収します。

回収作業中の写真を撮り忘れたので、回収機とボンベの写真を。
業務用エアコンは、所有者の方にフロン回収破壊処理の義務があります↓
http://techabe.com/fron.htm

回収作業が完了すると、室外機を撤去するのですが・・・

クレーンを頼むほどでもない、微妙な高さに室外機が置かれています。

これをいつもの電動リフトで降ろします。

路上からだとあと5cmが届かなかったので、安全性を考慮して軽トラの荷台に乗せて作業。
こっちの方が危なかったかな。。。(^_^;)

ついでに新しい室外機を上げてしまいます。


室内へ戻り、室内機を撤去します。

後付けされた分電盤から、室内機後部の天井裏へ向けてたくさんの配線が立ち上げられています。
なぜここから立ち上げているのかは不明ですが、これのお陰で室内機を壁面にピッタリ付ける事ができません。

仕方がないので、配線をつぶさない程度に前へ出して室内機を吊り込みます。

やっぱりダウンライトに掛かってしまいました。。。
新しい機種の方が少し大きいので、仕方ありません。
実際にはダウンライトを使用していないので支障はないのですが、施工ミス見たいで嫌なものです(-_-;)

配管をつなぎ込んでいきます。

フレアナットはトルクレンチを使って、適正トルクで締めつけます。
締めすぎは「ナット割れ」の原因となり、ガス漏れを起こします。

ドレンパイプを接続して、断熱材を巻き付けます。


室外機の方では一部配管を溶接して取替え、窒素ガスを使って気密試験終了後、真空引き作業に掛かります。


真空引き作業完了後、試運転を開始します。

既存配管流用のため、しっかりと試運転を行います。
三菱電機のパッケージエアコンは、既存配管リプレースが可能です。

室内機。。。 やっぱりダウンライトが悔しい(>_<)

冷媒配管は天井裏を通って室外機へ、ドレンパイプは後方から横引きされ既存排水管へ接続されています。

三菱電機の天吊形は、全機種ムーブアイ搭載です。

床の温度を見張って、室内の温度ムラを防ぎます。

室外機も無事設置完了。

スリムERタイプで、超省エネに替わりました。

今回の取替えで、どのくらい省エネになるか試算してみました。

月々3,525円、年間で42,301円も削減可能!

快適な上に省エネ、言うこと無しですね(*^^)v
アベ冷熱技研は、一級冷凍空気調和機器施工技能士の責任施工。
工事はもちろん、修理・ご提案までお気軽にご相談ください<(_ _)>

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