2025年11月3日月曜日

CATVからアンテナ受信へ八木式UHFアンテナ新設工事

いつもお世話になっているFB友さんのご依頼で、アンテナ新設工事にお伺いしてきました。

まず最初に書いておきます。
基本的に、今回の様な屋根上にポールを建ててのアンテナ工事は、現在お引き受けしていません。
屋根上は高所作業となり大変危険な作業のひとつです。
高所で安全に作業を行うためには、地上での監視や補助が必須です。
アベ冷熱技研は阿部一人で作業を行っているので、安全対策が疎かになるため、基本的にお受けしない事にしていますのでご理解ください。
ちなみに壁面に取付けるフラットアンテナはお引き受けしていますので、お気軽にご相談ください。

今回のご依頼は、現在契約中のCATVをやめてアンテナでの受信をしたいとのご依頼です。
10年前に中古住宅を購入されて、電気工事からエアコン取付け、CATVの新設工事までご依頼いただいて施工させていただいた経緯があります。

アンテナに切り替えるに当たって、現地調査にお伺いしていました。
壁面にアンテナを取付ける想定で、2階の窓から測定用のアンテナを松山本局の方向へ向けるとこんな景色です...
傾斜地になっていてこちら側が低く、正面には擁壁がそびえています。

もちろんまともな受信レベルは出ません。
これでは受信不可能です。

周りの家を見渡してみるとアンテナが建っているお宅があるので、屋根上なら受信できそうな感じです。
ただし、最初にも書きましたが、屋根上は基本的にお受けしません。
一度はお断りしましたが、そもそも中古住宅を購入された際に、ここに古いアナログアンテナが建っていたのを撤去したのは当社です。
古いので外してくださいと言われたのはお客様ですので責任はないとは言え、無下にお断りするのもどうかなと思いまして。
屋根の勾配はキツめですが、屋根瓦は塗り直しているので安全に登れるのが確認できたので、じゃぁやってみますか?とお引き受けしました。

屋根上にポールを建てるためには4方向からステンレス製の支線を張らなければなりません。
軒先でハシゴが掛からないところは、足場がないと支線ロッドが打ち込めません。
今回は以前撤去せずに置いていた古い支線ロッドを流用して、ステンレス線を張ります。
足場が無い軒先はとても危険です。
滑らない様に慎重にアクセスしなければなりません。
作業中に地震なんか起こればひとたまりもありませんね。

今回使用するアンテナは、導波器および反射器をch.13~36の受信へ最適化することで、動作利得を向上させている高利得形アンテナをチョイスしました。

屋根上から見る松山本局方面は、正面の建物の2階の窓になります。
もっと長いポールを使えばって思うかも知れませんが、高ければ高いほど風の影響を強く受けるため、台風などで倒壊する確率が上がってしまいます。
長く使っていただくためにも、できるだけ高さを抑えるのが基本です。

通常より受信レベルは低めですが、高利得形アンテナの採用でエラーフリーのいい値が出ました。

アンテナ周りはこんな感じで完成。
しっかり支線を張っているので、蹴っても倒れませんよ。

アンテナからケーブルを降ろして、CATVのV-ONUのところまで引きます。

V-ONUに繋がっている宅内ケーブルと、アンテナから引いてきたケーブルを接続します。

天井裏に設置されているV-ONUの電源部を撤去して、、、

UHFブースターと電源部を設置して、ケーブルを繋ぎ変えます。

リビングへ向かい、テレビのところで受信レベルを測定。

エラーフリーのいいレベルが出ました。

あとはテレビの映り具合を確認していただいて、お引渡しです。
「バッチリ映ってます。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

今日の天気予報では風が強い予報だったのでどうなることかと挑みましたが、思ったほどではなく、時間は掛かりましたがなんとか本日中に完工できました。

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

2025年10月30日木曜日

9年目のパナソニックエアコン2台を取外し完全分解洗浄

いつもお世話になっているFB友さんから、エアコン分解洗浄のご依頼をいただきました。

パナソニック CS-717CX2-W(2016年製)フィルター自動掃除機能付き×2台です。
5年前のお引越しの際にこちらへ移設工事をさせていただいたものです。

2階リビング。

外してお預かりします。

1階店舗。

外してお預かりします。

店舗の方が汚れてるかなと思いましたが、どちらも同じくらいの汚れ具合です。
移設の際には洗浄していないので、まぁこの位の汚れにはなりますねぇ。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。
いやぁ...この機種はパーツが多くて嫌になります...

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。
結構汚れが染み付いていて、一度で洗いきれないところは3回ほど洗い直しています。

どちらも同じ汚れ具合なので、1台に絞ってビフォー・アフターを。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると取付けにお伺いします。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

2階はハシゴ作業で。
もう10月末なのに、南側の日差しは熱いです。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

取付けが終わると試運転を行い、、、

異常がないことを確認してお引渡しです。

完了後、ビフォー・アフターの写真をお渡しすると、「うわぁ!かなり汚れてたんですね!めっちゃキレイにしてもらってありがとうございます!」と、とてもお喜びいただき、お土産までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。

2025年10月26日日曜日

2025年 八坂地区自主防災連合会 防災訓練

日曜日はお休みをいただいておりますが、八坂小学校で開催された八坂地区自主防災連合会の防災訓練に参加してきました。
なぜか阿部は連合会の副会長 という役職をいただいていますが、ここ最近はまったくお手伝いできていなかったので、防災訓練はかならずということで。

昨晩雨がしっかりと降っていてどうなることかと思いましたが、何とか朝には止んでくれました。
でも曇り空で天気がいいという状態ではなく、参加者も少なめでした...

毎年かならず行っている女性消防団・市民救急サポーターの、AEDを使った心肺蘇生法の体験。
何度も繰り返して習うことで、いざと言うときに体が動きますよね。

女性防火クラブでは、段ボールを使った簡易トイレの作り方を。

みなさん熱心に質問していました。

地震体験ができる起震車は調子が悪いので来れないかもという話でしたが、なんとか治った様で。

実際の消化器を使った消火体験も。


この他にも煙体験ブースや、防災機材の展示、消防のドローン操縦披露、県警察の展示、公営企業局の展示など盛りだくさんで開催されました。

かなりの曇天模様でしたが、今年も無事開催されて良かったです。

2025年10月25日土曜日

エアコン水漏れ修理のついでに取外し分解洗浄作業

いつもお世話になっているバイオリン教室の先生のご依頼で、エアコン修理と洗浄のご依頼をいただきました。

三菱電機 MSZ-ZXV8019S-W(2018年製)フィルター自動掃除機能付きタイプです。
以前、アベ冷熱技研でお買い上げいただいたものになります。

8月の暑い時期に「室内機から水漏れがするので、点検をお願いします。」とご連絡いただきまして、点検にお伺いしていました。
右の下からポチポチと漏れてきます。
出る時はかなりの量が出てくるそうで...

漏れの原因を探るため分解していきます。

ドレンパンを外したところで、何か欠片が出てきました...
ドレンパンの右側が割れていますね。

目を凝らして良く見てみると、周辺に無数のクラック(ひび)が入っています。

内側までクラックが入っているので、ここから染み込んで漏れていた模様です。
ドレンパンにクラックが入る理由は様々です。
一番多いのは熱交換器からのガス漏れで、ガスと共に滲み出た冷凍機オイルが樹脂を痛めることが、以前はよくありました。
今回もそれかと思い、熱交換器からガス漏れを起こしていないか慎重に調べましたが、その形跡はありませんでした。
残る原因は、ドレンパンに何かしらの薬品が流れたか、そもそもドレンパンの素材が悪く、経年でクラックが入ったかのどちらかと思われます。
薬品というのは市販のスプレー式の洗浄液などですが、お客様は使われていないそうなので、それは無いかと。
部屋の空気環境によっては水分との化学反応で樹脂が痛むという話も聞いた事がありますが、バイオリン教室でそれも無いかと。
単純に運悪く素材が悪いものが当たったのかなぁという見解です。

メーカーへクラックが入った状態で送れば、精密な試験を行ってくれますが、この時はまだ8月で冷房をガンガンに使っている状態でしたから、とりあえず水漏れを止めて使える様にしなければなりません。
アルミテープでクラックの所を塞いで、上からコーキングを塗り込んで水が染み出ない様に応急対策を行いました。
これをやってしまうとメーカー試験ができなくなりますけど仕方ありません。

とりあえず水漏れは止まって、エアコンが使える様になりました。
内部が汚れていたので、夏が終わって涼しくなった頃にドレンパンの取替えと分解洗浄をお奨めさせていただいていました。

そしていつまでも暑かった10月後半にり、やっと洗浄ができる様にりました。
室内機を取外して、お預かりします。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ファン↓

ドレンパンは部品を取り寄せて、新しいものに取替えました。

洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
え?これ室外機どうなってるの?と思いますよね。

こんな感じです。古いテナントビルなので仕方ありません。

取付けが終わると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

これでまた快適にバイオリンの練習ができますね(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。