2021年11月20日土曜日

未入居の借家で故障のエアコン取替えとエアコンのない部屋へ新設工事

借家オーナーのFB友さんのご依頼で、エアコン×2台をお買い上げいただきました。

三菱電機 MSZ-GV2521-W 霧ヶ峰スタンダードタイプ×2台です。

今月初めに、「借家のエアコンの調子が悪いんで、見てもらえませんか?」とメッセージいただき、他の現場へ行く前に点検にお伺いしていました。

既存機はパナソニック製。
電源は入りますが、室外機はリレー音はするものの動作せず。

エラーコードから調べると、室外機側の電気系統、もしくはコンプレッサーの不良とのこと。
基板で治ればいいですが、基板を交換してもコンプレッサーの不具合が出る可能性もあります。
コンプレッサーの場合は、修理より買い替える方がマシです。
一か八か基板交換するか、買い替えるか。

エアコンが8年経過している事もあり、取替える方向で決まりました。

ついでに、隣の部屋にエアコンがないので、こちらも取付けて欲しいとのご希望です。

元々はエアコンがあったみたいです。

なぜか配管が残っていますね...(^_^;)

階段の下に室外機を置いていた様ですが、ここは浄化槽の様です。
腐食性ガスが上がってくる可能性があるところに、室外機を置く訳にはいきませんね。
奥の方へ設置するようにします。

という訳で、お見積りの内容にもOKいただきまして、本日工事にお伺いです。
まずは、既存の配管を撤去していきます。

既存のスリムダクトは流用です。
ただし、一筋縄では外れません...
ビスが既にナメられていて、ハシゴの上で格闘すること30分...
流用でなければ叩いて割るところですが、大汗かいてなんとか外れました...

しかしこのダクト取付けた業者さんは、ビスまで節約ですか?
2mのダクトを2箇所でしか留めてありませんでした。
新たにビスで留めておきましたけど。

それから、後からサイディングした様で、配管穴の位置が宅内側と外壁側が大きくずれています...

宅内側から見るとこんな感じ。
う~ん、もうちょっとどうにかならなかったもんですかねぇ...

段差がありすぎて、貫通スリーブは挿入できません。
土壁なので、これ以上崩れない様に配管穴キャップを付けて、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

スリーブが入れれなかったので、配管穴は気密性確保のため、しっかりとパテ埋めをしておきます。
三菱は側面カバーが外れるので、この辺りの施工性は抜群です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで、配管を横引きして少しでも浄化槽から離しました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して1台目が完了。

故障機の取替えに掛かります。

いやぁ、また大きな穴を開けてしまってますねぇ...
開けてる途中で竹を引っ掛けましたか?

しかも土壁に直接ビスを大量に打って留めるのは危ないですねぇ。
壁内にコンパネでもあればいいですが、どのビスもスカスカでした...

こちらは貫通スリーブが入りました。
キャップで隠れない隙間は、パテを使って気密性確保。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存機のドレンは、ベランダ上え垂れ流しでした。
今回は床に穴を開けて、下にある屋根上に落とす様にしました。
これでベランダが水浸しになりません。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

ベランダ周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「阿部さんめちゃめちゃ忙しそうやのに、今年中にやってもらえて良かったです。またお願いしますね。」と、お土産までいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年11月18日木曜日

1年で5年分くらいのカビが生えたエアコンの分解洗浄作業

お預かりしてたエアコンの分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

今回ご依頼いただいたのは、3台。
リビングでお使いの、ダイキン AN28XES-W(2020年製) 自動掃除機能なし。

昨年設置されたものですが、お客様が内部を覗いて気持ち悪くなったとの事で...
いやぁ...一年でここまでは始めて見ました(^_^;)

2台目は和室でお使いの、ダイキン AN22RES-W(2014年製) 自動掃除機能なし。
こちらは7年経過していますから、それなりの汚れ具合ですが、リビングのものよりはマシです(^_^;)

あと、このコードの処理、もの凄く気になります...

最近外壁塗装された様で、配管化粧カバーを外すのに一苦労です。
わざわざツバのところに塗装を乗せているのと、ツバの内側にコッテリとコーキングを入れているので、カバーを割らない様に外すのが大変です。

3台目は寝室でお使いの、シャープ AY-F25D-W(2016年製) 自動掃除機能なしです。

こちらベランダ置きなので、配管はテープ巻き。
パテが凄いことになっていました...
お聞きすると、周りのパテはお客様がされたそうです(^_^;)
パテの内側にキャップがあるのですが、その周りに隙間ができてて気になったそうで。

いろいろと補修箇所がありますね(^_^;)
再取付けの際に直しておきます。

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

3台ありますが、ビフォーアフターはリビングのものだけで。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

寝室のシャープのボディは、洗浄しても擦っても取れない黄色いシミが残りました。
どうも浸透している様で、まったく取れませんでした。
お聞きすると、ご自分で薬品を掛けてみたそうです。
塩素系の洗剤などは、樹脂が劣化してしまいますので止めましょうね。

洗浄が完了すると、再取付けにお伺いします。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

スリーブが入ってないところもあるので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

気になっていたコードは、こんな感じでまとめてみました。

お客様がパテを盛ったところは、こんな感じで、上からクリアのコーキングを塗っておきました。

作業が完了すると試運転を行い、

異常がない事を確認して、

お引渡しです。
「ありがとうございます。あの気持ち悪いのが嫌だったんです... これで気持ちよく使えます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。