2025年7月8日火曜日

昭和56年製三菱霧ヶ峰エアコン取替えと分電盤取替工事

お世話になっているお客様のご紹介で、初めてのお客様からエアコンと分電盤の取替工事をご依頼いただきました。

三菱電機 MSZ-ZXV4025S-W 霧ヶ峰プレミアムモデルをお買い上げいただきました。

既存機も霧ヶ峰です。昭和56年ですから44年経過しています。
さすがに故障していて動かないんですけどね。

8年前に隣の和室に設置された10畳用のエアコン1台で、リビング・ダイニング・キッチン・座敷・和室を冷やしている状況でした。
「もしこの1台が故障したら、この家に居られなくなる。」との不安から、リビングに残されていた霧ヶ峰を取替えようとご依頼いただきました。

室外機周りはこんな感じ。

早速取外しに掛かります。
ワンショットエアコンなのでポンプダウンする必要はありませんが、これ外す時が嫌なんです。
接続しているところの弁が固着していると、フロンガスが吹き出てくるんです...
今回はスッと外れました。

44年前ですから、スリーブもパテもありませんね。

配管もスリムダクトもすべて撤去しました。

室内機も外れました。
あら?一度クロスを貼り替えている様です。

配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

コンセントも古いタイプでしたので、、、

新しい規格のものに取替えました。

位置決めをして、背面板を設置。
できるだけクロスの下地が隠れる様に、背面板を加工して寄せています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管はサッシに合わせて、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してエアコン完了です。
「あらぁ、このエアコンよく効くわね。リモコンも使いやすそうで良かった。」とお喜びいただきました。

さて、分電盤も取替えます。

ブレーカーの製造年も昭和56年の記載があります。
ブレーカーが切れた事はないそうですが、果たして正常な状態で切れていないのか、故障していて切れないのかは見た目だけでは解らないのがブレーカーです。
各メーカーのブレーカー取替え推奨は、12~14年です。
44年正常なのは奇跡ですね...

では取替えに掛かります。
主幹ブレーカーの一次側を外すと...
こういう時代だったんですね...

既存のブレーカーをすべて撤去。
一次側ケーブルは活線状態ですから、鉄箱を養生テープで絶縁しています。

ボックスは壁内に埋め込まれているためこのまま流用して、新しい分電盤をボックス内へ納めます。

一次側ケーブルにはR形端子を圧着して、ブレーカーへ接続。

狭いボックス内で、余長のないケーブルと格闘してなんとか収まりました。
全停電ですからエアコンも扇風機も使えないため、お客様が熱中症にならない様に最短時間での作業でしたから、見た目はご容赦ください。
感震ブレーカーも搭載しましたから、今日から安全にお使いいただけます。
この他に、暗かったお部屋の照明器具の取替えもさせていただきました。

「いろいろと提案していただいて、ありがとうございました。もうこれからは阿部さんに全部頼みますから、よろしくお願いしますね。」と、ご夫婦で大変お喜びいただき、お土産をたくさんいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年7月4日金曜日

借家でエアコン専用コンセント増設からのエアコン取付工事

ちょうど一年前に2階のお部屋のエアコン工事をさせていただたお客様から、1階キッチンへの取付けをご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

ダイキン製スタンダードタイプ、お客様支給品です。

今回取付けるのはこちら。
エアコン専用コンセントがないため、分電盤から引いて来なくてはいけません。

室内側に配管穴は見えませんでしたが、外側から見るとキャップがしてあります。
借家なので、リフォームされた際に化粧ベニヤで室内側だけ塞がれた様です。

分電盤はキッチンから離れた場所にあります。
予備スペースが空いているので、ブレーカーの増設は可能です。

まずは、専用コンセント増設工事から取り掛かります。
分電盤から天井裏へ、呼び線を通していきます。

分電盤近くの部屋の押入れに点検口があるので、ここから天井裏作業を行います。

キッチンまでは距離がある上に天井と梁の間が狭いので、これがなかなか時間が掛かります。

なんとか室内機側までケーブルが通りました。

コンセントを取付けておきます。

分電盤に分岐ブレーカーを1個増設して、ケーブルを接続しました。

コンセント電圧を確認して、専用コンセント増設工事完了。

エアコンの取付けに掛かります。
室内側の穴を開けます。

配管穴には貫通スリーブを挿入して、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「この部屋、2年間エアコン無しで我慢したんですよ。これで今日から快適です。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年7月3日木曜日

先月分解洗浄したエアコンに不具合が発生したため三菱霧ヶ峰へ取替工事

毎日の様に熱中症警戒アラートが発令されていますね。
みなさんのお宅のエアコンは大丈夫でしょうか?
本日の午後からは、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV8025S-W 霧ヶ峰プレミアムモデルをお買い上げいただきました。

既存機は富士通ゼネラル。2016年製で9年目です。
実はこのエアコン、先月の初め頃に分解洗浄をご依頼いただいたものです。

しばらくちゃんと使えていた様ですが、先週になって「どうも冷えが悪い」との事で、点検にお伺いしていました。
効きが悪いと言えばガス不足を疑いますが、ガス圧は正常。
吹出温度も凍えるくらいの冷風が出ます。
お聞きすると、「冷える時は冷えて、しばらくすると風量が減ったり、ファンが止まってしまったりする」との事。
ガスの回路の不具合ではなく、恐らく温度センサー系か制御基板の不具合かと思われます。
アベ冷熱技研の分解洗浄は電気系統はすべて取外して洗浄するため、電気部品に水が掛かることはありません。
修理される様なら富士通Gのサービスへご依頼いただく様になりますが、「いいです。もう9年使ったし修理するつもりはないんで、阿部さんがお奨めのエアコンに取替えてください。」と、即決いただきました。
阿部的にはなにかモヤモヤ感が残ってしまいましたが、お客様が笑顔できっぱりと決めていただきましたので、お見積りさせていただき、今回ご依頼いただきました。

室内機は2階、室外機は地上置きです。

元々、左側には大きな業務用の室外機が座っていましたが、2年前にアベ冷熱技研で撤去させていただきました。
その名残で、この室外機はこんなところに置かれています。
雨水桝の蓋に乗っているし、床下換気口を塞いでしまっています。

室外機を撤去しました。
電源はここから室内機側へ送っている様ですから、このケーブルは流用します。

既存の配管も撤去していきます。
西側なのでジリジリと体が焼けてきます...

室内機も撤去しました。

位置決めをして、新しい背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管は新しいのものに取替えましたが、配管化粧カバーは既存流用です。

あまりにも暑いのでデジタル温度計を出してみると...
見ない方が良かったのかも知れません...
くらくらしてきました。

倒れる訳にはいかないので、空調服を着込んで作業を続けます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
雨水桝と換気口を避けて設置しました。

作業が完了すると試運転を行って異常がない事を確認し、お引渡しです。

「このお部屋、ホント西日がキツくて暑いんです。作業大変だったでしょう。ありがとうございました。」と、ご夫婦で大変お喜びいただき、お土産をたくさんいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2025年7月2日水曜日

配管穴が逆勾配なエアコン取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2224-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機はダイキンです。2011年製。
一応動きますが、勝手に止まったり、誰も居ないのに勝手に動き出したりするそうで、取替えを決められました。

お部屋は2階。室外機は地上置きです。

既存機を撤去していきます。
北側なので影になるかなと思いましたが、甘かった様です...

配管カバーを外すと、施工された方の腕前が見て取れます。

既存機を撤去しました。
配管穴にはスリーブが入っていなかったため、外気が侵入して壁にカビが生えてしまっていました。

しかもこの配管穴、外側の穴の方が上がっているため逆勾配になってしまっています...

貫通スリーブをねじ込んでみました。

水平器を置くと、こんな感じで逆勾配になっています。
逆勾配で何が悪いか?室内機から出るドレン水(排水)が流れにくくなってしまいます。
最悪は室内機から水漏れが起こってしまうんです。
案の定、室内機を外したとたん、大量の溜まっていたドレン水が溢れました...

外側の穴を下げる様に穴を開け直せばいいんですかが、既存の配管ダクトもやり変えなければいけなくなるので、費用が嵩んでしまいます。

安心してください。三菱霧ヶ峰なら、このくらいの逆勾配は大丈夫です。
位置決めをして背面板を設置。
機器の下面を配管穴の下面ギリギリにしています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

三菱霧ヶ峰はドレン出口が高めにセットされているので、こんな感じで穴の中で勾配が取れます。

既存の配管化粧カバーは流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行って異常がない事を確認し、お引渡しです。
「今日は暑い中作業していただいて、ありがとうございました。リビングのエアコンも古くなってきたんで、またその内に取替えをお願いしますね。」と、また取替えのお見積りのご依頼までいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。