2024年7月23日火曜日

誰も居ないのにいきなり爆風モードになる日立エアコンの取替工事

アベ冷熱技研がお世話になっている会計事務所さんのご依頼で、応接室にあるエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2823-W 霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は日立製。2008年製造で16年目です。
応接室なので来客の際にしか使われないお部屋ですが、先月くらいからリモコンの反応がおかしくなって、時々誰も居ないのに勝手に動き出して、もの凄い音を立てて風だけ出ている状態になるため、この部屋は使わずコンセントが抜かれていました。

もう16年経過しているので、取替えをご希望です。
しかし、ダクトで化粧している様に見えて、パテ埋めはちょっとどうなんですかね?(他社施工品です)

室外機は建物裏に置かれています。

まずは取外しに掛かります。
室外機のバルブカバーを外すと、蜂の巣が...
お留守の様で良かったです...
居たら大変なことになっていましたから。

室外機を外すのに苦労です。ボルトが腐食してしまって外れませんでした。
何とか足が付いている架台の部品ごと外して、室外機をひっくり返してなんとか外すことができました。
二段置台は流用なので、壊さないように外すのに苦労しました。

屋外の配管化粧カバーは流用ですが、配管類はすべて取替えます。

室内機も撤去しました。
クロスが残念ですが、一応想定内です。

既存穴にスリーブを入れたかったんですけど、C鋼とバーが壁内にあってスリーブを挿入できません。
仕方ないので、配管を通した後で内と外からパテ埋めします。

古いクロス地が隠れる様に、背面板とMDダクトを取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存のスリムダクトを流用です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

配管長が10mを超えると、フロンガスの追加充填が必要になります。
今回は全長12mなので、メーカーの規定量を追加充填します。

室外機周りは、こんな感じで完成。
外しにくかったボルトと防振ゴムは、新しいものに取り替えました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「いつもキレイに取付けていただいて、ありがとうございます。これでこの部屋も使える様になりました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年7月22日月曜日

25年お使いの日立PAMエアコンを三菱霧ケ峰へ取替工事

いつもお世話になっているお客様から初めてのお客様をご紹介いただきまして、本日エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-AXV2524-W ムーブアイ搭載霧ケ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は日立製。1999年製造で25年目です。
まだ動いていますが、リモコンの反応が悪いため、この機会に新しいエアコンに取替えておきたいとのご希望です。

お部屋は1階居間。室外機は地上置きです。
室外機はこちらです。
隣の部屋のエアコンは後から設置された様で、室外機がクロスした様な状態で置かれていました。
今回、これを入れ替えますか?とお聞きしたら、「このままでいいです」との事でしたので、位置替えをせずこのままで作業を進めます。

バケツが気になりますよね。
ドレンホースが腐ちたのか、ダクトの内部から排水が染み出している状態でした。

では作業に掛かります。
室外機を撤去。

室内機も撤去しました。

新しいエアコンを取付けていきます。
土壁なのでビスは効きません。スライド金具を使って背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

ドレンは塩ビ管を使って、排水が土に染み込むところまで延長しました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「夏はペットのために24時間つけっぱなしなんですよ。これで電気代も少しは安くなりますね。またお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年7月20日土曜日

18年お使いの三菱霧ケ峰を最新のエモコテック搭載霧ケ峰へ取替工事

昨年、エアコン工事をご依頼いただいたお客様から、リビングのエアコン取替工事をご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機製 エモコテック搭載霧ケ峰 お客様支給品です。

既存機も霧ケ峰でした。2006年製造。
18年目でまだ動いていますが、取替えをご希望です。

今回のお部屋は2階のリビング・ダイニングです。
室外機は屋根置きでした。

まずは取外しに掛かります。
配管化粧カバーを外すと、配管穴はパテ埋めされていないし、貫通スリーブも入っていません。

室外機を撤去。

屋根置台のボルトが固着していて外れないため、室外機ごと降ろしました。
38kgで架台が付いている状態。
一人で降ろす気満々でしたが、お客様が「危ないから手伝います」って、一緒に階段を降ろしてくれました。

室内機も撤去。

配管穴には、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

新しい室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管化粧カバーは、流用をご希望です。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
この室外機も、お客様が一緒に架台に乗せてくれました。
基本、危険な作業をお客様にお願いすることはありませんが、今回のお客様はお仕事柄経験があるとのことでお手伝いしていただけました。

ちなみにこの室外機かなり重そうに見えますけど、38kgです。
某ダイキンのうるさらなんか、50kg超えてますから殺人的ですよね。

室外機周りは、こんな感じで完成。
架台は溶融亜鉛メッキ仕上げで、耐久性の高いものに取替えました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
これでこの夏は快適にお過ごしいただけますね。
「暑い中、ありがとうございました。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2024年7月19日金曜日

30年以上お使いのNationalが故障のため東芝コンパクトエアコンへ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

 東芝製 RAS-2514T-W コンパクト形スタンダードタイプエアコンをお買い上げいただきました。
あれ?阿部さん、東芝なんか売るの?って思いますよね。
三菱では無理なんです。

既存機は松下電器産業製。年式は不明ですが、35年近く経っている模様。
以前にもこのBlogに書きましたけど、あの時の記事と同じお宅です。
変わってますよね、このエアコン。
横幅95cmもあるのに、高さ22cmしかありません。
こうやって窓上に設置する場合は最適な寸法ではありますが、これを隠蔽配管でやられると、後々取替えの際にとても大変なことになるのです...

ええ、そうです。隠蔽配管なんです。
室外機は同じ2階のベランダに置かれていました。
今回、写真左側のエアコンを取替えます。

さて、寸法はこんな感じです。
天井から下面まで310mmしかありません。
ほとんどのメーカーは、室内機の高さが300mmです。
310mmしかないので、300mmでは設置できません。
三菱霧ケ峰にも高さ250mmのエアコンはありますが、掃除機能付きの高額タイプになります。
室内機の高さが250mmのコンパクトタイプで、自動掃除機能のないスタンダードタイプのエアコンは、東芝・富士通ゼネラル・アイリスオーヤマしか作っていません。
さすがに富士通とかアイリスは...という事で、東芝になりました。
東芝も微妙なんですけどね...え?

では作業に掛かります。
既存機は室内機のファンモーターが故障しているだけで、室外機は動作するため、しっかりとポンプダウンして撤去。

室内側も撤去しました。

隠蔽配管を流用する場合は、配管内の残留オイルの色が重要です。
黄色や茶色くなっていると劣化が進んでいるというサインですが、今回の残留オイルはほぼ透明で優秀でした。

さて、隠蔽配管は仕方ないとして、冷媒配管とドレンがこんなに離れていると、かなりやり辛いです。

ドレンの位置は変えれないので、ドレンに合わせて室内機の背面板を設置。

電源は直結にされていたので、脇にコンセントを取付けました。

ドレンに合わせたので、冷媒配管側の加工を行います。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

ある程度室内側が終わると、室外側へ。
配管が短いので延長します。
隠蔽配管で余長を取らない施工はダメですね。
将来の事を考えて施工できないなら、隠蔽配管はやめていただきたい。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。
右の室外機の方が古くて、もの凄く気になりますね。

室内機の左側は、どうしてもこんな感じになります。

マンションの様にMDダクトを使う手もありますが、今回は2連のカバープレートで塞ぎました。
こうしておけば、将来リフォームされる際にカバープレートを外してクロスを貼ってしまえば、きれいに塞がりますから。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「おお、よぉ冷えよる。お忙しいのに急いでもらって助かりました。また他のエアコンが壊れたらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。