いつもお世話になっている建築会社の監督さんのご紹介で、建築中の建物へエアコン新設工事にお伺いしてきました。
エアコン機器はお施主様支給品で、ダイキン製を4台ご依頼いただきました。
前にも書きましたが、アベ冷熱技研は古くからのお付き合いのある建築会社様以外とは取引していません。
今回の場合は、現場監督さんにお施主様をご紹介いただいて、お施主様とのお取り引きとなります。
工事の打ち合わせなどは、現場監督さんとアベ冷熱技研の間で行う特殊案件です。
という訳で3月に一度、建築途中の現地調査にお伺いしていました。
まぁ大変でした。室外機が重いのが一番アタマにきま...あ、いや、一番大変でした。
今回、少々特殊な造りのお家なので、穴の位置やコンセントの位置、室外機は置けるか?などの事前打ち合わせを行っていました。
リビング・ダイニングに設置する室内機の位置で、いろいろと難問がありましたが、まだこの時点ではなんとでもなるとの事で変更の提案をさせていただきました。
あと、外周りが。
かなり敷地いっぱいに建てられているため、2階のハシゴ作業の際にハシゴが使えないんじゃないかとの事で...
まぁ厳しそうですが、何とかできると思います。
配管化粧カバーだけ足場のあるうちに取付けておきたいので、外壁塗装が終わってから足場の撤去前にダクト施工させていただく様にお願いしていました。
5月に入って、塗装が終わったのでダクトの取付けに行っていました。
足場がある方が楽って思われるかも知れませんが、水平移動は足場の方が早いですけど、垂直移動は階段のところまで行かないと上がったり降りたりできないので、逆に時間が掛かります...
ここまでが5月の作業でした。
6月に入って宅内のクロスも貼り終えたので、昨日から二日間掛けて取付けにお伺いです。
まずは、先行でダクトを取付けておいた、2階寝室から。
位置決めをして、背面板を設置。
こちらの部屋には「うるさら」タイプを取付けるため、余計な加湿ホースが付属しています。
これのせいでダクトもワンサイズ太いものが必要ですし、施工性はかなり悪くなります。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ハシゴは境界のところに乗せて、なんとか作業できる角度が取れます。
できれば隣の駐車場に立てさせてもらえるとより安全なんですが、まぁいろいろあるそうで絶対に隣の敷地に入らない様に言われています。
足場があるうちにダクトを取付けておいて正解でしたね。
さて、「うるさら」タイプは室外機がベラボウに重いんです。
10畳用で52kgもあります... しかも搬入路が狭いので、一人では引きずって行くしかありません。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して寝室が完了です。
地味に4時間も掛かっています...
2台目、リビングに行こうかと思ったら、水道屋さんが来て室内機のところで作業を始めたので、2階の洋室へ。
位置決めをして、背面板を設置。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
ここまでだと標準工事でいけるんじゃない?って思いますよね...
室外機は地上置きでもなく、ベランダ置きでもなく...陸屋根置き...
という訳で、28kgの室外機をロープで荷揚げ。もちろん一人で...
南側なので、直射日光がキツイです。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
窓から出入りできれば簡単なんですけどね。
ここへはハシゴを使う以外登ることはできません。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認して2階洋室が完了。
ここまでで夕方5時を回ってしまいましたので、残りは翌日という事で一日目は撤収。
二日目の本日は、昨日できなかったリビングから。
リビング・ダイニング・キッチンの広いスペースですが、間取りからここにしかエアコンを付けられる場所はありません。
3月の現地調査の際には、ここはフラットな壁だったんですけど、この下に冷蔵庫を置く事になっているそうなので、室内機を手前に出す提案をさせていただいて、大工さんが作ってくれました。
冷房時は問題ないんですけど、暖房時は温風が真下に向いて吹き出すので、冷蔵庫に温風が当たり続けるのはどう考えてもダメですから。
で、配管穴は外壁まで800mmほどあります。
位置決めをして、背面板を設置。
リビングも「うるさら」なので、このぶっとい加湿ホースも穴に通さなければなりません。
23畳用のエアコンなので、冷媒配管のサイズもワンランク太くなります。
断熱ドレンホースと加湿ホースも重なって、配管穴はキツキツです。
なんとか通りました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
さらっと書きましたけど、この室外機62kgもあります。
先日と同じルートで、もちろん一人でここまで引こずってきました...
大体ですね、余計な機能が付いてるから重いんですよ。
普通、軽量化するのが最先端の技術だと思いません?
余計な機能が付くほど、故障率は高くなるんです。
時代に逆行してるんですよ、ダイキンは。
あ、また長くなりそうなので、ここで止めておきますね。
室外機周りは、こんな感じで完成。
ちなみに、右側にスペースを空けています。
これは将来、2階の部屋にエアコンが付くかも知れないので、室外機が置けるスペースを確保しておきました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してリビングが完成です。
これも地味に4時間掛かっています...
横から見るとこんな感じで。
これなら冷蔵庫に温風が当たりませんね。
あと1台。4台目は、1階洋室。
これはいわゆる標準工事でいけます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
こちらのダクトは、外壁に合わせてホワイト色で。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部をしっかりと真空乾燥させます。
室外機周りは、こんな感じで完成。
さくっと1時間ちょっとで完了です。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してすべての工事が完了です。
まぁ大変でした。室外機が重いのが一番アタマにきま...あ、いや、一番大変でした。
あと、建築屋さんの方の工事がまだ残っている様で、お引渡しはまだしばらく先の様です。
お引越しが楽しみですね(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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