2023年6月17日土曜日

リフォームに伴うエアコン取付工事とアンテナ工事(失敗しました...)

お世話になっているFB友さんのご依頼で、エアコン取付け×3台とアンテナ工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV4022S-W 霧ヶ峰スタンダードタイプを3台、お買い上げいただきました。


リフォーム工事に入る前にご相談いただいていまして、こちらの既存のエアコン1台を撤去して取替えと、2台を新たに取付けになりました。


これ、コンセントどこにあるのかなぁと思ったら、、、

こんなところにコンセントがあるために、右側はカーテンにめり込んでしまっていました。
このリフォームの際に、コンセント位置は下げていただく様にお願いしました。

外周りは戸袋があるために、こんな配管ルートになっていました。

今回、戸袋はすべてなくなるため、室外機の位置と配管ルートは変えようと思います。

既存のアンテナは屋根上に設置されていましたが、これも撤去して壁面に取付けるタイプに取替えます。

取り急ぎ、3月に撤去するものは撤去して、あとはリフォームが完了するまで工事はお預けでした。

そして一昨日、ほぼリフォームが終わったと建築屋さんの連絡を受けて、工事にお伺いしてきました。
一昨日の朝は大雨でスタートでした...
外周りはできそうにないので、室内機取付けからスタート。

右側の変なところに専用コンセントがあります。

本当は右に寄せたかったんですけど、コンセントがあるので仕方なくコンセントに右面を合わせる形で背面板を設置。

軽量鉄骨造の建物なので、ブレスが壁内にあるんじゃないかと気になってたんですけど、建築屋さんに聞くと、この建物はブレスがないという事でした。

最初は、左側に配管穴を開けようかなぁと思ったんですけど、コンセント分だけ左に寄せてるから、穴の位置が右の壁からちょうど900mm…
鉄骨があったら嫌だなあと思い、右側で小さな穴を開けて、壁内を探ってみましたら、なんも当たらなかったので右側に決めました。(外壁材が金属系なので、壁裏センサーとかは役に立たない)


内壁を開けたところで、奥に見えたものは…

いや、何あれ?
鉄骨?いや違うぞ?なんでその位置に???

雨の降る中(写真は晴れた午後に撮影)、外から確認すると... うわぁ、つなぎ目かぁ...

西側と東側だけ、この位置に外壁材のつなぎ目があります。
北側、南側は、この位置につなぎ目は無いのです。
穴の奥に見えたのは、このつなぎ目を補強しているC鋼でした。

仕方ないので左側に配管穴を開けてみると、すんなり開きました...
最初から左でいけば... 後の祭りです。

ちなみに穴からコンセント側を見ると、何もありません...
コンセントが無ければ... コンセントのせいにしても始まりません。

リフォーム中でお客様はいらっしゃらないため、写真を撮ってMessengerでご報告と謝罪。
クロス貼り替えましよぅかとお伝えしましたら、「虫とか冷気が入ってこなくて、気密性が保てるならアルミテープでOKです。阿部さんの判断にお任せします。」とのお言葉に甘えさせていただきまして、アルミテープで気密性を確保させていただきました。

雨が降っていたから、外から確認しなかったのは阿部の責任です。
確認を怠ったから、この様な事態を招いてしまいました。
リフォーム直後なのに、信頼していただいたお客様にはご迷惑をお掛けしてしまいました。
本当に申し訳ございません。

雨は上がりましたが、気持ちは晴れないまま作業を進めます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。

外壁の色に合わせて、アイボリーとブラウンのツートン仕上げにさせていただきました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して1台目が完了。

穴は室内機の後ろに隠れましたが、阿部の気持ちは申し訳ない気持ちでいっぱいです...

作業を進めるしかありません。2台目に掛ります。


きちんと外部も確認して、配管穴を慎重に開けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


外部配管は、ブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して2台目が完了。


3台目は、3月に既存エアコンを撤去した部屋なので、配管穴は流用します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


こちらもブラウン色のスリムダクトで化粧仕上げ。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りは、こんな感じで完成。


作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してエアコン3台が完了です。


ここまでが一昨日の作業です。
そして本日、アンテナの取付けにお伺いです。

最初の打ち合わせで、アンテナの線は西側の外壁に出しておいてくださいねとお伝えしていたんですけど、南側に西寄りに出ていました...
仕方ないので、南側の外壁にアンテナを取付けます。


このグレー色のケーブルは紫外線に弱いので、黒のビニールテープで保護しておきます。


位置決めをして、壁面金具を取付けます。


UHFアンテナで、松山本局を狙います。


目視で送信塔が確認できるロケーションなので、最高に良質なレベルが出ました。


BSアンテナも取付けます。


今日は快晴なので、衛星放送もかなりいいレベルが出ました。


UHF/BSブースターを、BSの金具のとろこへ取付け。


分配器はどこにあるのかと思ったら、2階の収納に天面に、カバープレートを付けて納められていました。

ただし、ここには電源がないため、ブースターの電源部は設置できません。

幸い、設置されていた分配器が全端子電流通過形だったので、どのお部屋に電源部を置いてもブースターへ送れます。

ハシゴを上がったり降りたりしながら、ブースターの出力レベルを調整。


いい感じでエラーフリーのレベルが出ました。


まだお引越しは先なので、テレビでの確認はできませんでした。

途中失敗もありましたが、すべて任せていただいたお客様には心から感謝しかありません。
「ありがとうございました。工事期間中行けずで申し訳ありませんでした。また宜しくお願いします。」と、Messengerでご連絡いただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年6月14日水曜日

テラス屋根に脚立を立てて小雨の降る中エアコン取替工事

梅雨真っ只中なので、天気予報も目まぐるしく変わって一時間先の予測もつきませんね。
そんな中、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

既存機は日立。1997年製ですよ。26年前の製品です。
昨年から調子が悪いそうで、夏が来る前に取替えておきたいとご依頼いただきました。

室内機は2階で、室外機は1階地上二段置き。
しかしこの配管ルート...

配管のちょうど真下にテラス屋根があります...

何かあったら大変なので、お断りしようかと頭をよぎりましたが、「前にネットの工事をやってもらった阿部さんに」とのご指名でしたので、お引き受けさせていただきました。

ハシゴと脚立を駆使して作業に掛ります。
作業開始時は曇天でした。
雨降るなよぉ~...

テラス屋根は人間が上がれる設計ではありません。
一般の方は絶対に登らないでくださいね。
屋根を踏み抜かない様にコンパネと道板を敷いて、荷重を分散させます。

命綱も何もありませんから、作業中に地震が起こると終わりですね。
そんな事を考える余裕もなく、作業を進めていきます。

既存機を撤去しました。

配管穴にスリーブが入っていなかったので、気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
あ、今回エアコンはお客様支給品です。
既存の配管穴の位置が高いので、東芝の高さ250mmの室内機を選定されました。

また屋根上での作業です。
一人作業ですので、上がったり降りたりの繰り返しです。
ここで雨が降り出しました...
足元が濡れてとても危険な状況ですが、ここまできたら止める訳にはいきません。
酸性雨を全身に浴びながら、作業を続けます。

既存の配管化粧カバーは流用です。
前に施工された業者さんは、留めてるビスの数が異様に少なくて、横引きのところのダクトが変形していましたが、ビス留めを追加してなんとか修正しました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「夏が来る前に取替えができて良かったです。他の部屋にも古いのがあるんで、またその時はよろしくお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年6月13日火曜日

壁面では電界強度が弱いところでCATVからアンテナ受信へ切替工事

初めてのお客様のご依頼で、アンテナ取付工事にお伺いしてきました。

今回のお客様はCATVのテレビとネットの契約されていますが、CATVの光ケーブル化が行われるため、ネット契約はそのまま継続で、テレビの契約をやめてアンテナ受信にしたいというご希望です。
こういうご希望、最近増えていますが、場所的になかなか難しいところもあります。
今回のお宅は、玄関側脇にCATVの引込みが入っています。
テレビの送信塔は、建物の反対側方面になります。

現地調査にお伺いして確認したところ、反対側はお隣の建物が接近しているため壁面アンテナでは受信ができませんでした。
建物をぐるっと調査しましたが、一番受信状態が良かったのがこの場所。
ただしこの場所でも、壁面に取付けると、テレビ愛媛のレベルが低すぎて入りません。
屋根より上に上げると、なんとか受信可能なレベルまで上がります。

屋根上に八木式のアンテナは美観上NGなので、壁面金具とポールを使って設置する様にご提案し、ご依頼いただきました。

では工事に掛ります。
道路からハシゴを立てての作業なので、パイロンを置いて安全対策。

まずは、ケーブルを分配器のところまで通さないといけません。
軒下に穴を開けて、ケーブルを天井裏へ。

2階の点検口から、ケーブルキャッチャーを使って手繰り寄せます。

ケーブルがすんなり通ったので、アンテナを取付けていきます。
この建物は軒先がかなり出ているので、伸縮金具を使います。

防錆ポールを立てて、UHFアンテナで松山本局を狙います。

いつもはNHKでレベルを見ますが、今回は受信レベルが低いテレビ愛媛を基準に方向を探ります。
場所柄、本局方向に山があるため、一番いいところでこのレベルです。
一応、エラーは出ていないので、ここからブースターで増幅します。

アンテナ周りは、こんな感じで完了。

点検口のところの分配器脇に、CATVのブースターが設置されています。

CATVのブースターを外して、新しいUHFブースターと電源部に取替えました。

テレビのところで受信レベルを測定しながら、ブースターの出力レベルを調整します。

エラーもなく、いい感じにレベルも上がりましたね。

あとはテレビのチャンネル設定を行って、映り具合をご確認いただいてお引渡しです。
「思ったよりアンテナも目立たずに仕上げてもらって、ありがとうございました。また何かありましたらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>