2023年3月11日土曜日

同日移設のつもりがカビだらけのためエアコン分解洗浄してから取付工事

いつもお世話になっているお客様から、エアコン移設と分解洗浄のご依頼をいただきまして、本日取付けにお伺いしてきました。

日立ジョンソンコントロールズ空調 RAS-D28H(W)(2018年製)

先月、マンションから新築住宅へ同日移設するつもりで、エアコンの取外しにお伺いしていました。

室内機内部を覗いてみると、結構なカビが...
せっかく新築に取付けるのに、このまま黙って移設してしまってはお気の毒です...
お客様にも内部をご確認いただき、分解洗浄のご依頼をいただきました。
なので、この日は取外して持ち帰るだけとなりました。

お預かりしたエアコンは、日立の白くまくん。
ステンレスクリーンのロゴがありますね。

ステンレスクリーンとは、室内機内部にステンレスの薄い板を貼り付けていて、カビが生えにくいというものです。
確かに。ステンレスの板のところだけ、見事にカビが生えていませんね。
板のところだけ...
そんなものですよ。
はぃ(u_u*)

お預かりした室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。

熱交換器↓

ボディ内部↓

ドレンパン↓

ファン↓

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
かなり工事の予定が詰まっているため、取付けにお伺いできたのは二週間経った本日でした。

今回取付ける場所は、2階の洗面所です。
新築で、既に他の部屋はすべてエアコンが設置されているため、洗面所しか取付けるところがないという事です。

高い位置にコンセントがありますが、これは専用コンセントではなく、恐らく壁掛けの扇風機用に使うつもりだったのかも知れません。
このコンセント回路は、他のコンセントと同一回路になっているため、後ほど専用回路にします。

まずは、エアコン取付けから取り掛かります。

位置決めをして、配管穴を開けていきます。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

室外機は地上置きのため、ハシゴ作業で配管を立ち下げていきます。

外部配管は、アイボリー色のスリムダクトで化粧仕上げ。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、分電盤からコンセントまでの専用ケーブルを通していきます。

隣の浴室点検口経由で、ケーブルを通します。

エアコン脇のコンセントの所へ、電源とアースが通りました。

分電盤に分岐ブレーカーを増設します。

専用コンセントを取付けて電圧測定を行い、電気工事完了。

室外機周りはこんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「きれいにしてもらって、ありがとうございます。これで気持ちよく使えます。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年3月3日金曜日

36年お使いの分電盤の取替工事と屋外コンセント改修工事

先月、取り急ぎエアコンの専用コンセント回路だけ増設させていただいていたお宅で、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。
はぃ。お見積りさせていただいていて、ご依頼もいただいていたのですが、かなりお待たせしてしまってのお伺いです。
予定がいっぱいで、他の予定が雨で延期になったりとワタワタ状態です...

先月、専用回路増設にお伺いした際に、分電盤が古いのが気になりましてご提案させていただいていました。

1987年製ですよ。36年目です。旧松下電工製品は優秀ですね。
特に傷んで不具合がある訳ではありませんが、お家の電気を司る機器ですから、メーカー推奨年を超えた場合は取替えをお奨めしています。
急に故障で停電になってもすぐに取替えはできないので、どうなるかは考えたら解りますね。
ちなみにメーカーが言う取替え推奨年は13年です。

では作業に掛かります。
既存盤を撤去します。当然停電です。

新しい分電盤を取付けて、配線類を接続します。

作業が完了すると電圧測定、絶縁抵抗測定を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

キッチンダイニングの見える場所なので、扉付き分電盤にしました。

あと、お客様が気になっていたところも改修します。

雨に濡れる屋外コンセントに、屋内用のコンセントタップで使われていました...
引き抜いてみると、プラグ側が腐食してしまっています。

雨水が掛かりにくい、防雨コンセントに取替えておきました。
これで漏電の心配もなくなりましたね。

「ありがとうございます。これで安心して使えます。」と、大変お喜びただき、おやつまでいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。

2023年3月1日水曜日

新築住宅で建物引き渡し前に4台のエアコン新設工事

初めてのお客様のご依頼で、昨日、本日の二日間、エアコン新設工事にお伺いしていました。

エアコン機器はお客様支給品です。
3台は新品。1台は今お住まいのところからの移設になります。

一昨日の間に、移設分のエアコンの取外しにお伺いしていました。
実は月曜日に腰を痛めまして、かなり辛い状況で室外機がこの位置...
もうやるしかないので気合いで外しました。

新しいお家へは、昨日から工事に入りました。
まだ完成はしていなくて、お引渡しもまだです。
基本、引き渡し前の工事はお受けしていないんですけど、建築屋さんが「養生があるうちにやってもらう方がいいです」との事で、お伺いさせていただきました。
とは言っても、養生は今日外してしまうとの事で、昨日中に室内機4台を済ませないといけないとか、かなりタイトな行程です...
こういう事があるので、引き渡し前は嫌なんです...

もう必死でやるしかありません。腰が痛いんですけど...
昨日は朝早くから現場へ入らせていただいて、スタート。

位置決めをして、配管穴を開けていきます。
柱や筋交いの位置は図面をいただいて確認の上、取付位置の打ち合わせ済です。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こちらの室外機は屋根置き。
取り急ぎ時間がないので、配管と架台を据えて他の部屋へ。

こちらもパパっと穴開けして、、、

室内機を掛けて、配管類を接続。

こちらも屋根置きです。
さくさく書いてますけど、もの凄い時間が掛かっています。

また次のお部屋へ。

室内機を掛けて、配管接続。

こちらは室内機2階、室外機地上置きです。
ハシゴの角度は緩やかに見えますが...

登ってみる結構厳しい角度で、ダクトのビスを打つたびにハシゴが浮いてアブラ汗が出ます...
たぶん、腰の痛み止め薬を飲んでいるので、バランス感覚も悪かったんだと思います。

なんとか配管降ろしたところで、夕焼け小焼けになりました...

ここまでで3台しか設置できていません。
建築屋さんに「明日の午前中には残りのリビング取付けますから」と、明日から入る美装屋さんには2階から取り掛かっていただく様にお願いしました。
ホント、気忙しくて大変です。
建築屋さんは凄くいい感じの方なんで、迷惑掛けたくない思いもあります。

という訳で二日目の本日。
今朝は昨日よりも早めに現場へ入って作業開始。

取付ける場所はこちら。

外壁までには隣の部屋を経由しています。

こんな感じで、壁の中に配管を通すためのパイプが仕込まれています。

2mほど通さないといけません。

しかもこの穴、天井面から360mmしかありません...
室内機の高さが300mmあるので、天井との間は60mm。
左配管接続、2分4分、ソフトドレン、涙が出そうです...

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
室内機がほとんど持ち上がらないので、接続作業はかなりタイトです。
霧ヶ峰は下部が取り外せるので、なんとか接続できました。
将来取替えの際は苦労しそうですねぇ...

外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
お客様のご希望で、ホワイト色を採用。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りは、こんな感じで完成。

室内は美装屋さんがフル稼働しているので、続いて昨日残していた各部屋の室外機を接続していきます。

こんな感じで完成。
今度は水道屋さんが来て、エコキュートの取付けを始めました。
先にやっておいて良かった... ホント気忙しいです...

残るは屋根置きの2台。
窓から室外機を出せないので、ハシゴで上げるしかありません。

腰は治っていませんが、今日は暖かいので痛みは和らいでいます。
痛いですけど。

室外機を据えて、しっかりと真空引きを行います。

こんな感じで完成。

昼食に行きたいんですけど今度は電気屋さんまで来て、一番奥に車を停めていた阿部は昼休憩に出られなくなって、延々と作業を行うしかない状態に...

こんな感じで完成です。
今日、夕方から雨予報だったので、晴れているうちに完工できて良かったです。

屋根置架台はこんな風に作っています。
市販の屋根置台では、ハゼ部分に乗せる様になってしまうので不安定になるため、防振ゴムを敷いたC形チャンネルを縦に置いて、屋根置台を留めました。
今のところ、これが一番安定しています。

後はいつもの様に、

試運転を行い、

異常がないことを確認して、

すべての取付工事が完了です。
まだ建物の引き渡しが終わっていませんので、お客様の感想はお聞きできません(^_^;)
二日間で完了できるかかなり不安だったんですけど、なんとか腰の方も言うことを聞いてくれて、夕方には完了できました。
これで新しいお家で快適にお過ごしいただける様になりましたね(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。