2021年7月27日火曜日

故障で冷えなくなった古いエアコンを三菱霧ヶ峰へ取替工事

いつもお世話になっている町内のお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-JXV2821-W・MSZ-AXV2821-Wの2台をお買い上げいただきました。

まず、2階の寝室に付いていたのは、日立製。
こちらは、10年以上前にアベ冷熱技研で取付けのみさせていただいたものです。
室内機は動きますが、しばらくしてエラーで止まります。
室外機側の基板不良と思われますが、取替えをご希望です。

室外機は屋根置き。

まずは既存機撤去から作業を始めます。

実は阿部、日曜日に腰を痛めてしまいまして、昨日月曜日の現場は一日コルセット巻いて、痛み止め薬を飲んでの作業でした...
昨晩は腰と背中に湿布を貼りまくって寝たんですが、まぁ一日二日で回復する訳もなくスタートです。

で、この室外機の重量が35kg...
屋根上の足場の悪いところで担がないといけないという状況で、脂汗出まくりです。

なんとか全撤去しました。
体の動きがぎこちないので、かなり時間が掛かります...

新しいエアコンは、右の方へ寄せて取付けて欲しいとの事で、配管穴に合わせて背面板を設置。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

既存のスリムダクトは、ベタベタに塗装が乗っていたので、新しいスリムダクトへ取替えました。
ダクトの色、グレーにしようかと思ったんですけど、他のお部屋はすべてアイボリーですので統一しました。

屋根置台も経年劣化でサビが付いてビスが回らなかったので、新しいものに取替えます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
陽が当たりだすと、屋根上は地獄です...

真空引きをしている間に、電源コンセントの延長を行います。
そもそも、元のコンセントの位置がおかしいです。
この窓、出窓で屋根が付いていますから、窓の上にエアコンは取付けできないんですけどね。

室外機周りはこんな感じで完成です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認して2階寝室の取替えが完了です。

JXVタイプ、いいですね(*´艸`*)

次に、1階和室に設置されているエアコンは、三菱霧ヶ峰。
1993年製ですから、十分元は取れていますね(^_^;)

室外機は地上置きですが、まぁまぁ大きいです...

うわっ... 55kgとか、ルームエアコンの重さじゃありませんね(´;ω;`)
これは一人では動かせません。
腰も痛いし...

とりあえず全撤去。

位置決めをして、新しい背面板を取付けます。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

こちらのスリムダクトも同じく、取替えました。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

室外機周りはこんな感じで完成。
写真では広く見えますが、狭くて脚立を立るのも必死でした。
手前に見える55kgの室外機は一人では抱えられないので、夕方帰ってきた弟に手伝ってもらって搬出しました。

既存機は18畳用で200Vだったため、、、

100Vへ電圧切替をしました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。

AXVタイプも洒落てて好きです(*´艸`*)
ご依頼いただいてから、大変長らくお待たせしてしまいました。

「忙しい時期にごめんなさいね。もうちょっと早く決めといたら良かった。これで今晩から涼しくなるわ。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年7月23日金曜日

後のことを考えてない施工で取替えに5時間掛かったエアコン工事

今年5月にご実家のエアコン取替えをさせていただいたお客様から、「今度は自宅のエアコンの調子が悪いので、阿部さんのついでの時でかまいませんから見てもらえませんか?もう古いので、たぶん取替えになると思いますが...」と、ご依頼いただき、本日取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV4021S-W ムーブアイ mirA.I.+搭載霧ヶ峰をお買い上げいただきました。

既存機は日立製でした。
リモコンには反応して動き出しますが、しばらくして点滅します。

室外機はどこにあります?
え?...
なんでこんな置き方なんですか?
「わかりません。前お願いしてた工事屋さんにお任せだったもので...」

しかも、故障している方の室外機は、バルブが奥側にあって、点検するためには2階の室外機を外さないと無理です...
とりあえず、室外機が動きません。
恐らく、室外機側の基板異常と思われますが、2002年製ですので19年目。
部品はありませんから、取替えでご提案させていただきます。

しかしこれ、どうしましょう...
配管は、2階寝室から1系統、リビングの配管と合流して、SD77のスリムダクトに無理矢理押さえ込まれている様です。

しかもこのスペースでこの曲がり方...

よくこの配管曲げて入れたよなぁ...
かなり苦労した形跡があります。
ドレンは雨水管の間を通せないので、ここへ垂れ流し。
左側に見える木製階段の支柱は、湿気でボロボロになっています。

この曲がりのカバーなんかは、ドライバーが入らないのでビスも留められていません。

なぜこんな苦労をしてまで、ここに置きたかったんですかね?
仕方ありません。
やれる様にやるだけです。
苦労するのは目に見えてますが、信頼してご依頼いただきましたので頑張ります。。。

では作業に掛かります。
室外機を2台共、撤去。
2階のものも外さないと、リビングのが外れませんから。

ダクトカバー外すのも一苦労です。
中で配管がハチ切れんばかりにパンパンに押し込まれていましたから。

いやぁ、ここ抜いたら、また入れれる気がまったくしません...

既存機と既存配管をすべて撤去しました。

配管穴にはVU50の塩ビ管が差し込まれていましたが、壁との隙間があるため、気密性が確保されていませんでした。

ツバ付きの貫通スリーブに入れ替えておきます。

位置決めをして、背面板を設置。

室内機を掛けておきます。

さて、新しい配管を、あの隙間に通して行かなければなりません。
冷媒配管は、太い管と細い管のペアになっていますが、ペアのままではまったく通らないので、1本づつに分けて、じわじわと通していきます。

あっちで押して、こっちで引いて、、、
あまり力を入れすぎると雨水管を破損させてしまいそうなので、じわじわと曲げながら通していきます。

南側。直射日光。気温30℃超えてます...
まぁまぁ気が狂いそうな暑さですが、落ち着いて落ち着いて...

なんとか配管接続まで持って行けました。
ここまでで午前中終了です...
3時間も掛かっています。

1時間昼休憩をいただいて、午後からはパンパンの配管を既存ダクト内へ必死で納めて、まず2階の室外機を接続、真空引き。

リビングの室外機も接続して、真空引き。
もう、午後からは西日がガンガンで、気が遠くなります...

はぃ。室外機周りはこんな感じで完成です。
室外機の向きを変えました。
放熱が良くなるので省エネ性の向上と、機器の寿命が伸びますね。
あと、この様に置かないと、修理やメンテナンスの時が大変です。
後のことを考えて施工するのが、いい職人だと思いませんか?

それから、垂れ流しになっていたドレンは、塩ビ管を使って、、、

雨水桝のところまで延長しておきました。
これでこの辺りがビショビショにならなくて済みますね。

さて試運転と思ったら、コンセントの形状が...
なんか踏んだり蹴ったりですけど、サクッと取替えてイライラしない。

作業が完了すると試運転を行い、異常がないことを確認してお引渡しです。
「室外機の向きが変わったら、なんかスッキリしましたね。わぁ、排水までちゃんとしていただいて、ありがとうございます!やっぱり阿部さんにお願いして良かったです。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

...ルームエアコン1台取替えるのに、5時間も掛かってますけど...(u_u*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2021年7月20日火曜日

農業用倉庫の増築に伴う電気設備増設工事

3年前に農業用倉庫新築の際に電気工事をさせていただいたお客様から、「隣にもう一棟増築したので、また照明やコンセントの工事をお願いしたい。」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

手前が3年前に施工させていただいた倉庫で、奥が新しく建てられた倉庫になります。

隣の倉庫よりは少し小さめで、照明×4台、コンセント×2箇所のご希望です。

今回は、増設する電気設備の負荷がそれほどないので、隣の分電盤から電源を取ることにしました。

では作業に掛かります。
まずは、照明器具の位置決めをして、ボディを留めていきます。

コンセント、スイッチも、塩ビ管を使って配置。
ケーブルを通していきます。

隣から電源を取るため、建物間も塩ビの電線管を使ってケーブルを保護します。

照明とコンセントの2系統のケーブルが通りました。

スイッチ、コンセントを取付けていきます。

倉庫内はこんな感じで完成。

使い勝手がいい様に、対面側にもコンセントを取付けました。

あとは分電盤に分岐ブレーカーを増設して、電源投入。

点灯試験を行って、異常がない事を確認してお引渡しです。

「おぉ、いつもキレイに仕上げてもらって。暑い中、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事も、お気軽にご相談ください。