2018年4月5日木曜日

らーめん館麺人さん二号店出店のお手伝いで天カセパッケージエアコン新設工事

三津方面に二号店を出店される「らーめん館 麺人」の大将からのご依頼で、パッケージエアコンの新設工事にお伺いしていました。

三菱電機製 スリムER5馬力天カセ4方向吹出しタイプ お客様支給品です。


現地調査は2月にお伺いしていました。
建物はマンションの1階部分のテナントで、前も飲食店だった様な造りです。


年代物の三洋電機製の天吊りエアコンが残っていました。


これは配管もカットされていて、動きません。


間取りはこんな感じで、既存機の場所だと厨房が暑いだろうと思い、4方向吹出しでこの位置をご提案。

ご採用いただきました<(_ _)>

さて、位置はここがベストなんですが、配管をどうやって外へ出すか。

天井周りはすべて梁なので、コア抜きはできません。
外壁側はすべて窓。
という訳で、近くに開いている通気口を使う事にします。

外周りはこんな感じで、室外機はこの位置しかありません。


では工事に掛かります。
実は工事は3月初旬に開始しました。
内装屋さんが入る前に室内機を吊っておきたいのと、3月は大きな工事の予定が詰まっていましたから。

まずは既存の室内機を撤去します。

この室内機、52kgもありました。
電動リフトで降ろすんですけど、リフトから降ろすのに泣きそうになりました(T_T)

はぃ、気を取り直して、新しい機器の取付けに掛かります。
まずは、このライティングレールを撤去。


位置決めをしてアンカーを打ち込み、吊りボルトを下ろします。


電動リフトで室内機を吊り込みます。

ちなみにこの室内機の重量は、25kgです(*^^*)

配管類を接続していきます。

これ結構大変なんですよ。
脚立の上でベンダを使って5分の配管曲げるので、変な筋肉がピキって言います(;´Д`)

ドレン管も接続して、こんな感じで室内側完了。


外部配管もテープ巻き仕上げで。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


とりあえずガスを送っておいて、一旦完了とします。
室内機はパネルを付けずに、養生しておきます。

後日から内装屋さんや、電気工事屋さん、水道屋さん、ガス屋さんたちが入って、ガンガン作業するため、ホコリが入らない様にしておく訳です。

あれから一ヶ月ほど経っての本日、大掛かりな工事が大体完了したので、夕方から仕上げにお伺いしてきました。

電源ケーブルとリモコンケーブルは、電気工事屋さんにお願いしていました。

まずはリモコンを取付けて。


室外機の電源ケーブル接続と、室内機のパネルを取付けて作業終了。


電源を投入して試運転開始。


異常がないことを確認して、お引渡しです。


「らーめん館 麺人」さん二号店、ちょっとOPEN時期が伸びましたけど、4月10日OPENに向けて、内装仕上げも進んでいましたよ。

松山であの美味しい熊本ラーメンが食べれるなんて、わくわくしますね(*^^*)
大将、ご依頼ありがとうございました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年4月4日水曜日

日立白くまくんフィルター自動掃除機能付きエアコン分解洗浄

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。

日立 RAS-S63Y2(2009年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。


まずは室内機を取外しにお伺いします。


配管穴に貫通スリーブが入っていないので、この際に入れておきます。

貫通スリーブは配管保護だけでなく、気密性確保と小動物新入防止の意味もあります。

室内機を持ち帰って、分解していきます。
いやぁ...結構凄いですね(^_^;)

フィルター自動掃除機能付きですよ。
日立独自のステンレス・クリーンシステムですよ。
何も役に立っていませんね...(*´艸`*)

分解していて、ん?

あれ?フィルターを掃除するブラシがありません。

ん?ここにあるハズのビスがありません。


あれ?ここも?

ビスが無くても、代わりのビスはいくらでもありますが、さすがにブラシは取り寄せないとないので、お客様へご報告すると。

「あぁ、自分で掃除しようとして、途中まで分解したんですけど諦めたんです。ブラシあります。」との事で、作業を進めていきます。

電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業完了後、外れていたブラシを取付けてから試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

報告写真をお渡しすると、「うわぁ...こんなに凄かったんですかぁ。ありがとうございます。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2018年4月2日月曜日

なかなかなスリル感の三菱霧ヶ峰エアコン取替工事

4月になりました。
今日もいいお天気で、エアコン工事日和でした(*^^*)

三菱電機 MSZ-AXV2217-W ムーブアイ搭載フィルター自動掃除無しタイプです。

寝室という事で、寝る時に快適なもので省エネタイプをご希望。
フィルター自動掃除機能はいらないとの事でしたから、AXVタイプをご提案させていただきました。

今回のご依頼は、エアコン取替えです。
シャープ製。まだ使えますが、パネルの支持部が割れているのと、もう古いので取替えをご希望でした。

専用コンセントが無くて、足元のコンセントを使って運転されていた様です。

室外機は屋上?


はぃ、3階建ての建物でお部屋は3階。
下は車や自転車、歩行者が頻繁に行き来する場所です。


室外機は屋上に。4階の高さです。


さて、高所作業車なんて使える場所ではありません。
Lアングルを窓枠に渡して...


よいしょっと...(>ω<)


Lアングルに、人生のすべてを掛けます・ω・
良い子は絶対に真似をしないでくださいね。


既存機を撤去。


と言うか、外すのに結構チカラがいりました?
うわっ!配管穴が...(T_T)

この外壁、表はサイディングボード張っていますが、内部はALCっぽいです。
「穴開けてたら鉄筋が出てきたんで、諦めました。」という案件ですね。

広げてもいいんですが、この場所で穴開けをしようと思ったら、下の道路にガードマンがいないと無理です。

という訳で、かなり辛い思いをしながら配管を通していきます。


はぁーはぁーと息を上げながら、なんとか室内機設置。


また身を乗り出して、配管を立ち上げます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きしている間に、専用コンセントを増設します。
まずは分電盤から天井裏へ、ケーブルを通していきます。


近くの点検口を経由。


この天井裏はあまり高さ的に余裕がないので、結構大変です。


室内機の横にケーブルが出てきました。


コンセントを取り付けて、ブレーカーを投入。
電圧確認を行って、すべての作業が完了。


あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「おぉ、キレイに付きましたなぁ。いやぁ、阿部さんが落ちやせまいかと思て、気が気じゃなかったですわぃ。ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年4月1日日曜日

エイプリルフールではありません価格改定いたします

アベ冷熱技研ができるたくさんの工事内容の中でも、大変ご好評をいただいています「エアコン分解洗浄」ですが、約4年ぶりに価格改定を行いました。

本日、2018年4月1日より、フィルター自動掃除機能付きエアコンの分解洗浄価格を値上げいたしました。
価格につきましては、Webサイト「エアコン洗浄工事」をご覧ください。

当然ですが、本日までに御見積書をお渡しさせていただいているお客様、ご予約いただいているお客様、既に機器をお預かりしているお客様につきましては、改定前の価格で対応いたしますのでご安心ください。

エアコン分解洗浄を開始した当時、一台10,000円でお引き受けしていました。
当時はまだ「フィルター自動掃除機能」など存在しなかった時代。
取付けたまま洗浄する「エアコンクリーニング」が主流でしたが、阿部はその洗い上がりに納得できず、取外してお預かり、持ち帰って分解洗浄を行う様になりました。
当時は洗浄を「修理」という位置付けてやっていました。
購入した当時の風量を取り戻す「修理」です。

エアコンクリーニングに納得できなかった方々が、ネット検索でアベ冷熱技研のBlogを見付けていただいて、じわじわと分解洗浄の地位が上がってきた感じがあります。
いつもお客様には、「安すぎます!」「他の会社の倍払っても全然大丈夫です!」との大変ありがたいお言葉。
確かにメーカーサービスへ「取外し分解洗浄」を依頼すると、当社の倍程度の費用が掛かります。
ホントはそれが「適正価格」なんです。

「エアコンクリーニング(取付けたまま洗浄)」と比較するから、高く感じるんですね。
エアコン分解洗浄は、取り外す手間・取付ける手間・分解再組立ての手間が余分に掛かります。
エアコンクリーニングとは全く違うんですよね。
高くて当然なんです。ホントは。

なぜ低価格でやってきたか。

阿部はこのエアコン分解洗浄を、アベ冷熱技研の代名詞にしたかったんです。
たくさんのお客様にその快適性を知っていただくためには、「手を出していただきやすい価格」をずっと維持してきました。
4年前に当時としては大幅に値上げさせていただきましたが、それでもたくさんのお客様に支持されて、これまでお手伝いさせていただいてきました。

なぜ今値上げか。

時代と共に、エアコンも進化しています。
高性能・高機能を謳い文句に、内部構造は複雑になり、使用パーツもかなりの品数になってきました。
それに伴い、室内機の重量も大幅に増していますし、当然、数十万円という高額な機器となります。
分解・組立てに掛かる時間も、標準機の3倍程度の時間が掛かります。

そうなるとどうなるか。

リスクが増えます。
分解する際に痛めてしまうところが増える訳です。
最近はパーツも高額です。
メーカーによっては、「安売りして、修理代やパーツ代で儲けてるでしょ」っていうメーカーもあります。

ね。
今までと同じ価格でお引き受けしていたらこの先どうなるか、中学生でも理解できます。

そぅ。
中学生でも理解できるレベルのことを、阿部はずっと悩んできました。

「お客様に喜んでいただくには価格の維持が必須」
そんなことをずっと。

昨日、ある方にお会いして目が覚めました。
同じことを先輩方にも言われ続けてきましたが、ハッと我に返った感覚です。
ここで深くは書きません。

言えるのは、

アベ冷熱技研がなくなれば、お客様は喜べない
阿部がいなくなれば、お客様が困る
応援いただくお客様のために存在し続けなければいけない

存在し続けるためにはどうするか

「その時代に合った適正価格の維持」

「仕事はボランティアじゃない。」 いろんな先輩方に言われてきました。
阿部はずっと変なところに意固地になっていたと思います。
いまさらですが。

と、ここまで言いながらも、そんな大袈裟な価格改定でもなかったりしますf(^_^;)
今後も時期・様子を見ながら、「適正価格」に切り替えて行き、ずっとお客様のお役に立てる企業であり続けれる様、頑張って参ります。
今後とも、アベ冷熱技研をよろしくお願い申し上げます。