2015年8月28日金曜日

戸建て住宅でエアコン新設工事

戸建て住宅2階の洋室へエアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機 霧ヶ峰 お客様支給品です。


ご依頼時に、「エアコン付けていただきたいんですけど、どんな感じにしていただくのがいいか見ていただけませんか?」と言うことで、現地下見にお伺いいていました。

コンセントの位置はここ。

お客様はこの窓の上に取付けるものと思われていました。

外から見るとこの位置。。。

庇があるので、ここへ配管穴は開きませんね。

ご提案させていただいたのは、ここ。

天井面から枠まで35cmなので、ちょっと高さ的に厳しいですが、ここしかありません。
お見積りをさせていただき、ご依頼いただきました。

まずは位置決めをして、背面板を取付けます。


配管穴を開けていきます。


ちゃんと枠の補強もかわせました。


外壁側も貫通。


配管穴に貫通スリーブを挿入。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


収納内部は「化粧カバーは必要ない」との事で、テープ巻き仕上げ。


外部配管はスリムダクト仕上げ。


配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


「この方法は思い浮かびませんでした。キレイにしていただいてありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2015年8月26日水曜日

店舗の天カセ4方向吹出パッケージエアコン取替工事

某店舗で天井カセット形パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 PLZ-ERP80EEH 天カセ4方向吹出タイプ 3馬力パッケージエアコン ムーブアイ搭載機です。


既存機はダイキン製。

天井はスケルトン仕様で、配管も丸見え。

このエアコンの冷えが悪いとの事で、点検にお伺いしていました。
室外機はこんなところで、架台の一番上に設置されていました。


ガス圧を調べると、少ないです。

こちらの店舗はテナントで、もともとここに設置されていたエアコンです。
まったく冷えてないと言う訳ではありませんが、設定温度を最低にしないと効きが悪い状態です。
恐らく長い時間を掛けて漏れている模様で、漏れ箇所の特定はできませんでした。

現状をご説明したところ、「以前から設置されているものなので、もう取替えてもいい」と言うことでお見積りをさせていただき、今回のご依頼となりました。

まずは、残ガスをポンプダウンで回収し、室外機をここから降ろします。

この架台の高さ、3m。。。
室外機重量は70kg。。。
それに加え、作業場所は異様に狭い状況。。。

人力で上げ下ろしなどは到底無理なので、電動リフトくんの活躍です。

まぁ、このリフトもギリギリのスペースで、高さも3mまでしか上下できません。

架台の寸法が違うので、穴あきアングルを使って調整。


はい、何事もなかった様に座ってますが、かなり厳しい状況で設置完了。

よくキズ一つ付かずに上がったもんだと、自分なりに感心(^_^;)

室外機側は任せて、室内機側へ移ります。
今回配管も取替えて、ど真ん中を通っている配管経路も、壁側へ移します。


既存機撤去。


吊り幅が違うので、アンカーを打ち直して、吊りボルトを設置。


室内機を吊り込みます。


配管経路を壁側へ移して、新しい配管を通していきます。


室内機へ配管類を接続。

ここまで簡単に書いてますが、もの凄い時間が掛かってますので。。。

室外機へ配管を接続し、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。


真空引きの間に、配管のテープ巻き、パネルの取付けを行います。
通常はアイボリー色のテープですが、今回は天井面が白なのでホワイト色のテープにしました。

ムーブアイ搭載なので、店舗内ムラなく運転が可能で、なおかつ省エネです。

すべての作業が完了すると、試運転開始。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


撤去機のフロン回収作業は持ち帰って行いました。

この回収作業、回収量にもよりますが、1時間程度の作業時間が掛かります。
ポンプダウンできる場合は、こちらの方が現場作業が捗ります。

定休日が水曜日で、毎週水曜日に雨になり2週間の延期となってしまいましたが、本日早朝7時から作業開始して、なんとか晩の7時に完了できました。
これで快適に営業ができる様になりましたね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2015年8月22日土曜日

あと施工アンカー施工技術認定講習会

午後から、松山電工組青年部主催の、「あと施工アンカー施工技術認定講習会(HILTI)」を受講してきました。

(株)オオタケ松山支店・日本ヒルティ(株)の協力で、松山電気工事協同組合会議室・駐車場にて開催。
この講習会、自分が青年部役員だった頃から開催させていただいています。

受講者が多いのと、場所の都合上、午前・午後に分けて行われ、自分は人数の少ない午後からにしました。

まずは、アンカーの分類・固着原理・設計及び考え方などの「アンカー理論」を座学で学びます。


その後、金属系アンカー・接着系アンカーを、実際にコンクリートへ打設する、「施工実技」を屋外で行います。


HVU 接着系カプセル方式アンカー。


HSA ウェッジ式締付方式金属系アンカー。


HIT 接着系注入方式アンカー。


金属系アンカーは打設後すぐに次の作業に掛れますが、接着系アンカーは固着するまでの養生時間が必要です。

実技が終わると、最後に講習内容が理解できているか「確認試験」が行われ、無事受講者全員合格。
合格者には後日、認定証が配布されます。

天井吊りエアコン工事・電気温水器設置・照明器具や配管材の吊り込み、太陽光発電システムなど、アンカーを使う現場は結構あります。
ご購入いただいた機器を安心してご使用いただくためにも、この様な知識は必須ですね。

マンションのトイレ換気扇取替工事

「トイレの換気扇が壊れてて動かないので、取替えてほしいんですけど。」とご依頼いただき、お伺いしてきました。

既存機は松下電器産業製。

「あ、これなら簡単に交換できそう。」なんて思いながらグリルを外すと。。。

わぁ、、、天井材の上に付いてますよコレ。。。
天井ボード貼る前に本体取り付けている、悪い事例です。

でもなんか、天井材との間に隙間があるなぁ?と、じっくり見てみると、周りに軽天バーがあって、それにビスで留めてあります。

それも外側から・・・(T_T)
取替え時の事をまったく考慮していない、悪質な施工例です。
お引き受けするの止めようかと思いましたが、窓のないトイレでお困りのご様子でしたので、お受けさせていただきました。

新しい換気扇が入荷すると再訪問。
トイレなので、しっかり養生して作業に掛かります。


まずは既存換気扇をここから取り出すために、最小限の開口を行います。


開口し過ぎると、後でグリルで隠れなくなるので、ギリギリでカット。

やっと全体が見えました。

留めてあるビスをペンチで回してみたり、いろいろやってみるも外れず。。。


作業性を上げるために、ファンユニットを撤去。

なんとかこれでビス4本が外れましたが・・・

今度は天井裏の深さがビチビチで、なかなかボディが取り出せません。。。


ペンチでボディをひん曲げながら、なんとか撤去完了。

サウナ状態のトイレで、撤去に1時間掛かりました。

新旧交代。

外はエアコンが効いてるのか?っていうくらい涼しくてしばらく休憩(^_^;)

気分を落ち着かせて、再度作業に掛かります。
開口を広げた分、木材で補強。

四角く補強したいところですが、軽天バーが邪魔してここまで。

ダクトにアダプターを接続。


本体を取付けます。

これが本来の取付け状態です。

あとはグリルを取付けて、試運転後、異常がない事を確認してお引き渡しです。

Panasonic製 FY-17C7 天井埋込形換気扇です。

取付けより、撤去の方に時間が掛かりましたね。
「大変でしたね。ありがとうございます。他の方にも宣伝しておきますね。」と、大変お喜びいただきました。