今日は一日掛かりで、エアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 MSZ-FVZ9018S-W ムーブアイmirA.I.搭載フラッグシップモデルをお買い上げいただきました。
既存機は日立製。
室内機×2台、室外機×1台のマルチエアコンです。
2階リビング・キッチンで、天井は吹抜け。
25畳ほどの広さがある上、高天井で2階なので、6.3kwは能力不足気味でした。
今回のご依頼は、新築時に取付けられたこのエアコンから異臭がするという事と、水漏れしているので、買い替えを検討されていたそうです。
以前、クリーニング業者さんに洗浄してもらったそうですが、また臭いが出始めたそうです。
洗浄できるなら、ぜひ阿部さんに取外して分解洗浄してもらいたいとのことでしたが、年式が...(^_^;)
18年経過していますので、触らない方がいいですね。
買い替えを検討されていらっしゃいましたので、故障リスクと電気代のことを考慮して、その方向でお見積りさせていただく事になりました。
という訳で、現地調査を行うのですが、室外機はどこ???
「あ、室外機はここです。」
うわっ!これは...(´;ω;`)
この室外機、降ろせるんだろうか...
隣の建物の軒先が出ているので、リフトが使えるかどうか...
お...重さは何kgだろう?
あぁぁぁぁぁ...これは結構キツイですよぉ(´・ω・`)
取付工事より、室外機の上げ下ろしの方が大変そうです。
とりあえず、写真撮りまくって、一度持ち帰りました。
で、室外機の上げ下ろしの事ばかり考えてて、帰って制御線の写真を見て...うわぁ...出た(´;ω;`)
やられました。
このBlogをよくご覧になっている方々にはご存知かと思いますが、エアコンの制御線は、現在どのメーカーも3芯のケーブルを使います。
古いマルチエアコンの場合、タマにあるんですけど、2芯ケーブルで制御してるんですよねぇ。
今回のお宅もそれでした。
しかも隠蔽配線...
「阿部さんならお手のモンやろ?」って言っていただける方が多いんですけど、今回は無理でした。
日を替えて、ケーブルの入れ替えができないか、もう一度現地調査にお伺いしてきました。
当時施工された大工さんも交えて、いろんな経路を確認しましたが、吹抜けで天井裏が無いため、室内機から室外機までの経路が、まったくありません。
はぃ、お手上げです。
隠蔽配管流用できないという事になり、現在の室内機の位置に、新しいマルチエアコンを取付けることはできなくなりました。
と言う流れで、ご提案させていただいたのは、高能力形のシングルエアコンです。
広いリビング向けに開発された霧ヶ峰FZシリーズなら、室内機が1台でも十分対応が可能だからです。
しかし取付位置に悩みました。
既存の室内機の位置に取付けるとなると、マンションの様に左側へ露出配管になってしまうため、お客様がNGでした。
一緒に見ていただいた大工さんが提案したのは、ここ。
確かに外壁側に面している壁はここしかありませんが、室内機の高さは既存より下がってしまいます。
それから結構悩みましたが、最終的にこの位置で様子を見て、必要ならサーキュレーターで循環させる方法で決まりました。
ということで、本日作業にお伺いです。
まずはこの室外機撤去から...
電動リフトを目一杯壁側へ寄せて、かなり危険な状態でじわじわと降ろしていきます。
ここまで降ろすのに、1時間半掛かっています(^_^;)
新しい室外機を架台に設置できたところで、昼になりました...
架台はしっかりしているので、既存のものを流用です。
午後からやっと室内側の作業に掛かります。
位置決めをして、背面板を取付けます。
外壁側の壁はここしかないので、ここにはたぶん筋交いが居るハズです。
慎重に穴開けを行っていきます。
ほら、やっぱり(^_^;)
あと1cm、上に行っても左に寄ってもダメでしたね。
ギリギリの場所に、バッチリ貫通しました。
200V電源は室外機側から室内機側へ。
配管穴には気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はスリムダクトで化粧仕上げ。
まともにハシゴが立たない場所なので、ここもかなり苦労しています。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
真空引きしている間に、既存の室内機を撤去していきます。
水漏れの原因は、配管接続部の断熱不良でしたね。
冷媒配管は冷房時に結露するため、湿気が寄らない様にしっかりと断熱しておかないと、この様に水漏れを起こしてしまいます。
撤去後ケーブルを確認すると、やはり2芯しかありません。
電源ケーブルが別にあるのかと思っていましたが、それも無く、ホントに2芯のみでした。
既存配管はもう使わないので、カットしてカバープレートで穴を塞いでおきました。
とりあえず塞ぎましたが、現在壁クロスの貼り替えをご検討されているので、その際にはきれいにフラットになりますね。
キッチン側も撤去完了。
すべての作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
お部屋が広いので、大きめのFZVでもコンパクトに見えますね(*^^*)
「キレイにしていただいて、ありがとうございます。阿部さんに相談して良かったです。また他のお部屋もあるし、洗浄も頼むと思いますので、これからもよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2018年6月25日月曜日
2018年6月23日土曜日
新築住宅でダイキンうるさら1方向吹出天井カセット形エアコン新設工事
新築されたお客様のお宅で、1方向吹出天井カセット形エアコン新設工事にお伺いしてきました。
ダイキン製 うるるとさららフィルター自動掃除機能付き天井カセット形エアコン お客様支給品です。
最初にご相談いただいたのは1月で、既に建前が済んでいて、屋内の石膏ボード貼りが始まったところでした...
天カセのエアコンを取付けるにあたって、ご相談いただいた時期が少し遅かったため、室外機の設置場所や、配管経路をどうするか、かなり悩みました。
吹き抜けがあるお部屋があったり、室外機を置ける場所が限られていたりと、現地調査は2回お伺いしました。
先月、お家が出来上がったとの事で、一昨日取付工事にお伺いしていました。
天井開口はお客様ご自身がされたそうです(^_^;)
実はお家の図面もお客様が描かれたそうで、詳しくは書きませんがお仕事もそちら系だそうです。
今回、配管は天井裏を隠蔽配管して、外部へ直接出します。
まず配管穴の位置決めをして、外壁側から穴開けを行います。
天井裏側から見るとこの位置に開けました。
ドレン勾配を取るため、できるだけ天井キワキワに穴開けを行いました。
ここでもきちんと貫通スリーブを挿入しておきます。
吊り金具を使って、ドレン管・冷媒配管・電源・連絡線・加湿ホースを、緩やかに勾配を付けて吊り込んでいきます。
そうなんです。うるさら機なので、余計な加湿ホースが必要なんです。
いりませんよね、エアコンに加湿機能なんか。
なぜこんな機能を搭載するのか、意味が解りません。
はぃ。ダイキンキライなんです(*^^*)
平屋建てなので、天井裏は立って歩けるほどのスペースがあります。
それほどのスペースがあるなら、梁の上に配管を通せば楽なのにって思いました?
これ、天井面から梁の天面まで580mmほどあるため、勾配が取れなくなるんですよね。
そのため、室外機の位置はここ。
本当はこの反対側へ室外機地上置きをご希望でしたが、間に吹抜け天井のお部屋があるため、こちら側しか置く場所がなかったという訳です。
しかもここ、中庭の様に使うため、壁面置きでご提案させていただいた次第です。
アングルを組んで、室内機を吊り込む準備をします。
室内機を吊り込んでからフッと気付きました。
あれ?左右非対称???
やられました。やられたと言うより、阿部の施工ミスですね...(T_T)
ダイキンの天カセ、左右対称に室内機を中心に吊り込むと、20mm右側へ寄ってしまうんですね。
三菱なら室内機を中心に吊れます。
ここでも三菱の施工性の高さが...
あ、ダイキンですね。
ダイキンキライですからすみません(^_^;)
とか言いながら、初日の時間切れです。
一日で完了するつもりが、お客様にご迷惑をお掛けする事になってしまいました。
で、本日午後から、再度訪問させていただきました。
まずは、一度吊り込んだ室内機を再度降ろします。
アングルを追加して、吊りボルト位置を左側へ20mmずらせます。
もの凄い時間のロスです。
はぃ、阿部の施工ミスです。
三菱ならあり得ない施工ミスですけど。キッパリ
吊り込み完了。
配管接続は天井裏から行います。
少し離れたところに点検口があるので、天井裏からの方が施工が早いです。
三菱なら下からの方が断然早いです。
やっぱり施工性の三菱...
あ、ダイキンでしたね。
今回、室外機を壁面置きにしましたが、この室外機もかなりの重量です。
仕方ありませんね、うるさら機能が付いてて、加湿ユニットが搭載されてますから。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ドレン管の立ち下げは、未来工業製のブラック色の塩ビ管で仕上げました。
外周りはこんな感じで完成です。
なぜこの位置に室外機を置いたかと言うと、玄関側から室外機が見えないという事と、重要な振動の問題です。
左側は子供部屋なので、できるだけ室外機の振動が伝わらない様に、こちら側の壁面へ設置させていただきました。
地上置きにすれば振動の悩みもなくなりますが、せっかくの中庭に室外機がどぉーんと見えるのはもったいないですから。
室内側へ戻って、パネルを取付けます。
実はこのパネル取付けるまでにも、3回やり直してます。
パネル取付けで一時間ロスしました。
そのクオリティ...残念です、ダイキン。
あ、そうですね、三菱かぶれの阿部がすべて悪いんです(T_T)
工事が完了すると試運転です。
あれ?動かない???
ブレーカーの電圧が100Vでした...
ここはサクッと200Vに切り替えて完了。
この電気工事屋さん、天井裏でも結構凄いことやってましたけど(^_^;)
改めて試運転開始。あれ?動かない...
あ!... またミスやらかしてますよ、阿部が...(p_-)
リモコン受光部のコネクタが刺さっていません。
ダイキンキライとか、施工性が悪いとか、散々書いた挙げ句がこれです。
これでどれだけこのエアコンが施工性が悪くて、どれだけ大変な作業だったかを物語っていますね。まだ強気か(^_^;)
仕方ありません、ダイキンキライですから。
改めて試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「大変な工事でしたけど、きれいに施工していただいてありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
ダイキン製 うるるとさららフィルター自動掃除機能付き天井カセット形エアコン お客様支給品です。
最初にご相談いただいたのは1月で、既に建前が済んでいて、屋内の石膏ボード貼りが始まったところでした...
天カセのエアコンを取付けるにあたって、ご相談いただいた時期が少し遅かったため、室外機の設置場所や、配管経路をどうするか、かなり悩みました。
吹き抜けがあるお部屋があったり、室外機を置ける場所が限られていたりと、現地調査は2回お伺いしました。
先月、お家が出来上がったとの事で、一昨日取付工事にお伺いしていました。
天井開口はお客様ご自身がされたそうです(^_^;)
実はお家の図面もお客様が描かれたそうで、詳しくは書きませんがお仕事もそちら系だそうです。
今回、配管は天井裏を隠蔽配管して、外部へ直接出します。
まず配管穴の位置決めをして、外壁側から穴開けを行います。
天井裏側から見るとこの位置に開けました。
ドレン勾配を取るため、できるだけ天井キワキワに穴開けを行いました。
ここでもきちんと貫通スリーブを挿入しておきます。
吊り金具を使って、ドレン管・冷媒配管・電源・連絡線・加湿ホースを、緩やかに勾配を付けて吊り込んでいきます。
そうなんです。うるさら機なので、余計な加湿ホースが必要なんです。
いりませんよね、エアコンに加湿機能なんか。
なぜこんな機能を搭載するのか、意味が解りません。
はぃ。ダイキンキライなんです(*^^*)
平屋建てなので、天井裏は立って歩けるほどのスペースがあります。
それほどのスペースがあるなら、梁の上に配管を通せば楽なのにって思いました?
これ、天井面から梁の天面まで580mmほどあるため、勾配が取れなくなるんですよね。
そのため、室外機の位置はここ。
本当はこの反対側へ室外機地上置きをご希望でしたが、間に吹抜け天井のお部屋があるため、こちら側しか置く場所がなかったという訳です。
しかもここ、中庭の様に使うため、壁面置きでご提案させていただいた次第です。
アングルを組んで、室内機を吊り込む準備をします。
室内機を吊り込んでからフッと気付きました。
あれ?左右非対称???
やられました。やられたと言うより、阿部の施工ミスですね...(T_T)
ダイキンの天カセ、左右対称に室内機を中心に吊り込むと、20mm右側へ寄ってしまうんですね。
三菱なら室内機を中心に吊れます。
ここでも三菱の施工性の高さが...
あ、ダイキンですね。
ダイキンキライですからすみません(^_^;)
とか言いながら、初日の時間切れです。
一日で完了するつもりが、お客様にご迷惑をお掛けする事になってしまいました。
で、本日午後から、再度訪問させていただきました。
まずは、一度吊り込んだ室内機を再度降ろします。
アングルを追加して、吊りボルト位置を左側へ20mmずらせます。
もの凄い時間のロスです。
はぃ、阿部の施工ミスです。
三菱ならあり得ない施工ミスですけど。キッパリ
吊り込み完了。
配管接続は天井裏から行います。
少し離れたところに点検口があるので、天井裏からの方が施工が早いです。
三菱なら下からの方が断然早いです。
やっぱり施工性の三菱...
あ、ダイキンでしたね。
今回、室外機を壁面置きにしましたが、この室外機もかなりの重量です。
仕方ありませんね、うるさら機能が付いてて、加湿ユニットが搭載されてますから。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
ドレン管の立ち下げは、未来工業製のブラック色の塩ビ管で仕上げました。
外周りはこんな感じで完成です。
なぜこの位置に室外機を置いたかと言うと、玄関側から室外機が見えないという事と、重要な振動の問題です。
左側は子供部屋なので、できるだけ室外機の振動が伝わらない様に、こちら側の壁面へ設置させていただきました。
地上置きにすれば振動の悩みもなくなりますが、せっかくの中庭に室外機がどぉーんと見えるのはもったいないですから。
室内側へ戻って、パネルを取付けます。
実はこのパネル取付けるまでにも、3回やり直してます。
パネル取付けで一時間ロスしました。
そのクオリティ...残念です、ダイキン。
あ、そうですね、三菱かぶれの阿部がすべて悪いんです(T_T)
工事が完了すると試運転です。
あれ?動かない???
ブレーカーの電圧が100Vでした...
ここはサクッと200Vに切り替えて完了。
この電気工事屋さん、天井裏でも結構凄いことやってましたけど(^_^;)
改めて試運転開始。あれ?動かない...
あ!... またミスやらかしてますよ、阿部が...(p_-)
リモコン受光部のコネクタが刺さっていません。
ダイキンキライとか、施工性が悪いとか、散々書いた挙げ句がこれです。
これでどれだけこのエアコンが施工性が悪くて、どれだけ大変な作業だったかを物語っていますね。まだ強気か(^_^;)
仕方ありません、ダイキンキライですから。
改めて試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「大変な工事でしたけど、きれいに施工していただいてありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
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エアコン工事
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