古い照明器具の修理をご依頼いただき、ちょっと変わったやり方で修理させていただきました。
賃貸マンションのロビーに設置されているシーリングライトです。
オーナー様のご依頼で、「ランプを交換しても、うまく点灯しない」と言うご相談でした。
これと同じ器具が数台このマンションに設置されていて、まだ元気に点灯するものもあれば、この様にぼやっと点灯したり、まったく点灯しなかったりというものも。
松下電工製ですが、年式は分かりません。
阿部が学生の頃にはあったマンションですから、30年以上は経過しているハズです。
安定器は黒くススケていて、樹脂製のソケットは触るとボロボロと崩れてしまいます...
ランプを新しいものに取替えても点灯不良が起こるので、安定器の寿命です。
器具の取替えをお奨めしましたが、どうしてもこの四角い形の器具の雰囲気をこのまま活かしたいと言うご希望で、器具の加工でLED化のご提案をさせていただき、「試験的に1台やってみましょうか」という事でご依頼いただきました。
※ご注意:器具の加工は電気工事士の資格が必要です。機器を加工するため、メーカーの保証は適用されなくなりますので注意が必要です。
器具を取外して、お預かりします。
改めて見ると、劣化が進んでいますね。
ボディは鉄製ですが、サビが少し浮いている程度で強度に問題はありませんね。
安定器やソケットなどの部品を取外します。
劣化が進んで、かなり発熱していた感じですね。
ボディに2箇所、ビス穴を開けます。
4mmのボックスビスを固定。
取り寄せたLEDユニットを、ボックスビスで固定。
入線スペースを確保するため、ユニットには段差があるので、ボックスビスで高さ調整を行っています。
加工取付け完了。
パナソニック製 SSK03270 補修用LEDユニットです。
今回使用したLEDユニットは、マンション共用部向けのLEDシーリングライトに使う、補修用部品です。
明るさはFCL30Wの蛍光灯と同等で、消費電力10.7Wですから、かなりの消費電力削減になりますね。
オーナー様のご希望で、白色ではなく電球色をチョイスしています。
再度、取付けにお伺いします。
点灯試験を行って、修理完了です。
いい感じに明るくなりましたね。
様子を見て、他の器具も行うか検討されるそうです。
この補修用LEDユニットは受注品のため、結構納期が掛かります。
また、加工作業が結構手間が掛かるのと、メーカー保証が受けられなくなるため、あまりお奨めはできませんので、ご了承ください。
アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事もお気軽にご相談ください。
2019年11月30日土曜日
2019年11月29日金曜日
富士通ゼネラル製エアコン エラーコード[02]で暖房運転しない
ちょうど昨年の11月にエアコン分解洗浄をご依頼いただいたお客様から、「暖房にしてみたら、エラーなのか動かなくて困ってます...お忙しいのは承知していますが、ちょっとみてもらえませんか?」とのご相談で、予定の工事を終えて点検にお伺いしていました。
室外機は無反応...
室内機は、電源を入れるとしばらく風は出ますが、エラー「02」と表示が出て止まります。
エラーコード「02」は、シリアル信号エラー。
よくある電気系統の故障です。
室内機側は動いているので、室外機側の基板が怪しいです。
調べていきましょう。
目視点検で見付けました。
基板に取付けてある250V15Aヒューズが切れていますね。
ヒューズが切れるのは、何かしらの高負荷が瞬間的に掛かったという証です。
ヒューズが切れた原因を取り除かないと、新しい基板に取替えても、同じ様に切れてしまいます。
実は、点検するために室外機のカバーを外した瞬間、ヤモリが飛び出てきました(^_^;)
まぁそのヤモリは生きていたので、原因は別にありそうです。
見付けました!
端子台のところに居るのは、ムカデの子供です。
既にご臨終ですので、恐らくこの端子間で感電したものでしょう。
瞬間的に短絡してしまいますから、基板のヒューズが切れたのでしょう。
エアコンの故障ではよくある事例です。
ヤモリ・ムカデ・ネズミ・ヘビなどなど、結構いろんな小動物が侵入して悪さをしていますね。
早速、基板を取り寄せて、本日夕方から修理にお伺いしてきました。
新旧交代です。
端子台のところも、きれいに掃除しておきます。
作業が完了すると、試運転を行います。
しばらくして室外機が動き始めて、室内機から暖かい風がでてきました。
「わぁ、治りましたね。今日は寒いから、暖かいのはうれしいですね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。
室外機は無反応...
室内機は、電源を入れるとしばらく風は出ますが、エラー「02」と表示が出て止まります。
エラーコード「02」は、シリアル信号エラー。
よくある電気系統の故障です。
室内機側は動いているので、室外機側の基板が怪しいです。
調べていきましょう。
目視点検で見付けました。
基板に取付けてある250V15Aヒューズが切れていますね。
ヒューズが切れるのは、何かしらの高負荷が瞬間的に掛かったという証です。
ヒューズが切れた原因を取り除かないと、新しい基板に取替えても、同じ様に切れてしまいます。
実は、点検するために室外機のカバーを外した瞬間、ヤモリが飛び出てきました(^_^;)
まぁそのヤモリは生きていたので、原因は別にありそうです。
見付けました!
端子台のところに居るのは、ムカデの子供です。
既にご臨終ですので、恐らくこの端子間で感電したものでしょう。
瞬間的に短絡してしまいますから、基板のヒューズが切れたのでしょう。
エアコンの故障ではよくある事例です。
ヤモリ・ムカデ・ネズミ・ヘビなどなど、結構いろんな小動物が侵入して悪さをしていますね。
早速、基板を取り寄せて、本日夕方から修理にお伺いしてきました。
新旧交代です。
端子台のところも、きれいに掃除しておきます。
作業が完了すると、試運転を行います。
しばらくして室外機が動き始めて、室内機から暖かい風がでてきました。
「わぁ、治りましたね。今日は寒いから、暖かいのはうれしいですね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。
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修理作業
2019年10月15日火曜日
テレビが映らなくなったとのご依頼でアンテナ設備の点検修理作業
かなり前にエアコン工事をご依頼いただいたお客様から、「数日前からテレビが映らなくなったんですけど、阿部さんとこでも見てもらえるんですか?」とお問い合わせいただき、点検にお伺いしてきました。
お電話で事前に状況をお聞きしていたので、大体の目星は付いています。
ブースター電源部の赤いランプが点灯しています。
このランプの点灯の仕方で、何が起こっているかの判断ができます。
今回はケーブル断線の表示。
とりあえず、2階屋根上にあるアンテナのところへ登ってみましょう。
軒先に壁面金具を使って、地デジとBSのアンテナが設置されています。
あ、言っておきますけど、他社施工ですよ。
ずっとCATVに加入されていましたが、アナログから地デジ化されたタイミングで、アンテナ受信に切り替えたそうです。
しかしこの状態で、まともに受信できていたのも不思議ですけど(^_^;)
新設後はしばらくキレイに見えていたそうですが、しばらくしてタマにブロックノイズが出るようになって、ここ数日は全く映らなくなったそうです。
原因を探っていきます。
ブースターはそんなに劣化していませんね。
でも、電源ランプが消えています。
ブースターの故障か?ケーブルの断線か?
ケーブルを辿っていきます。
ここで大体の原因が見えてきました。
先へ進んでみましょう。
ありました!ここですね!
拡大するとこんな感じです。
このケーブル。もともとは薄いグレー色の同軸ケーブルなんですが、黒いケーブルに比べると格段に耐候性が劣ります。
まして、ここ数年の気温上昇と酸性雨の影響で、こんな感じになってしまいます。
屋外でこのケーブルを使用する業者さんは、経験不足で間違いありません。
被覆が剥げてるだけで、断線していないじゃないかって思いました?
被覆が剥げると、そこから雨水が侵入しますね。
そうすると、既存のケーブルと繋いでいたコネクタに雨水が侵入して・・・
芯線が腐食してしまって、断線しているのです。
これではブースター本体まで、電圧が掛かりませんね。
既存のケーブルも結構古いです。
5C-2V。。。
これも引き替えたいなぁと思ったんですけど、隣との境界が狭く、ハシゴが立ちません。
上からも手が届く訳もなく...
これはこれで流用するしかありませんね。
とりあえず、ここまで電圧が掛かっているか調べます。
大丈夫ですね。
ここからアンテナまでのケーブルを取替えることにします。
接続するコネクタは、CATVの工事で使っている、防水タイプのコネクタにします。
ゴムのパッキンが付いているので、ネジ部から雨水が侵入しません。
しっかりと既存線と接続します。
コネクタは防水ですけど、その上から自己融着テープでしっかりと防水処理。
またその上に、ビニールテープでしっかりと保護します。
ブースターへ接続すると、ランプが点灯しました。
ブースターは大丈夫そうですね。
さて、ここで終了してもいいんですけど、BSアンテナのケーブルも・・・
黒いケーブルに取替えました。
もちろん地デジアンテナのケーブルも・・・
黒いケーブルに取替えて、耐久性UP。
屋根上作業はこれで終了。
宅内のテレビで、受信レベルを確認。
お客様に映りをご確認いただいて、修理完了です。
「あぁ、助かりました。これで今晩からラグビーが見れる。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合った施工が可能です。
今回の様な点検修理も、お気軽にご相談ください。
お電話で事前に状況をお聞きしていたので、大体の目星は付いています。
ブースター電源部の赤いランプが点灯しています。
このランプの点灯の仕方で、何が起こっているかの判断ができます。
今回はケーブル断線の表示。
とりあえず、2階屋根上にあるアンテナのところへ登ってみましょう。
軒先に壁面金具を使って、地デジとBSのアンテナが設置されています。
あ、言っておきますけど、他社施工ですよ。
ずっとCATVに加入されていましたが、アナログから地デジ化されたタイミングで、アンテナ受信に切り替えたそうです。
しかしこの状態で、まともに受信できていたのも不思議ですけど(^_^;)
新設後はしばらくキレイに見えていたそうですが、しばらくしてタマにブロックノイズが出るようになって、ここ数日は全く映らなくなったそうです。
原因を探っていきます。
ブースターはそんなに劣化していませんね。
でも、電源ランプが消えています。
ブースターの故障か?ケーブルの断線か?
ケーブルを辿っていきます。
ここで大体の原因が見えてきました。
先へ進んでみましょう。
ありました!ここですね!
拡大するとこんな感じです。
このケーブル。もともとは薄いグレー色の同軸ケーブルなんですが、黒いケーブルに比べると格段に耐候性が劣ります。
まして、ここ数年の気温上昇と酸性雨の影響で、こんな感じになってしまいます。
屋外でこのケーブルを使用する業者さんは、経験不足で間違いありません。
被覆が剥げてるだけで、断線していないじゃないかって思いました?
被覆が剥げると、そこから雨水が侵入しますね。
そうすると、既存のケーブルと繋いでいたコネクタに雨水が侵入して・・・
芯線が腐食してしまって、断線しているのです。
これではブースター本体まで、電圧が掛かりませんね。
既存のケーブルも結構古いです。
5C-2V。。。
これも引き替えたいなぁと思ったんですけど、隣との境界が狭く、ハシゴが立ちません。
上からも手が届く訳もなく...
これはこれで流用するしかありませんね。
とりあえず、ここまで電圧が掛かっているか調べます。
大丈夫ですね。
ここからアンテナまでのケーブルを取替えることにします。
接続するコネクタは、CATVの工事で使っている、防水タイプのコネクタにします。
ゴムのパッキンが付いているので、ネジ部から雨水が侵入しません。
しっかりと既存線と接続します。
コネクタは防水ですけど、その上から自己融着テープでしっかりと防水処理。
またその上に、ビニールテープでしっかりと保護します。
ブースターへ接続すると、ランプが点灯しました。
ブースターは大丈夫そうですね。
さて、ここで終了してもいいんですけど、BSアンテナのケーブルも・・・
黒いケーブルに取替えました。
もちろん地デジアンテナのケーブルも・・・
黒いケーブルに取替えて、耐久性UP。
屋根上作業はこれで終了。
宅内のテレビで、受信レベルを確認。
お客様に映りをご確認いただいて、修理完了です。
「あぁ、助かりました。これで今晩からラグビーが見れる。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合った施工が可能です。
今回の様な点検修理も、お気軽にご相談ください。
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修理作業
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