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2019年3月2日土曜日

エコキュートの浴室リモコン故障のため修理取替作業

初めてのお客様からのご依頼で、エコキュートの浴室リモコンの修理取替作業にお伺いしてきました。

以前からタマにエラーが表示されたり、動作しなくなったりの繰り返しで、電源の入り切りで何とかしのいで来られたそうですが、いよいよ表示も出ずまったく反応しなくなったため、アベ冷熱技研へご相談いただきました。


「とりあえずキッチンのリモコンで操作はできるので、急ぎませんから」という事でした。


エコキュートは2005年製。14年経過しています。
四電エナジーサービスのステッカーが貼ってありますが、10年リースは終了しています。

そもそも、このリモコンが部品として存在するかどうかを、まずメーカーへ確認します。

「ありますよぉ~」との回答。
価格を調べて、お見積りを提出させていただきました。

ただし、リモコンが悪いのでは無いかも知れません。
本体側の基板の可能性もあります。(キッチン側リモコンが動作しているので可能性は低い)
もしかすると、本体とリモコンを繋いでいるケーブルが断線しているのかも知れません。
最悪その辺りの可能性もお伝えして、ご了承いただきました。

お客様のご都合のいい本日、修理にお伺いです。
まずはリモコンを外して、本体までのケーブルが断線していないか、動作電圧は掛かっているかを調べます。


DC12V前後電圧が出ていれば正常ですから、ケーブルは大丈夫です。


新しいリモコンに取替えます。
リモコンの周囲をしっかりとコーキングしておきます。


あとは動作確認をして、お引渡しです。

「動き出しましたね。ありがとうございます。これでまだしばらくは使えそうですね。次はエアコンの事でも相談に乗ってください。」と、大変お喜びいただきました。

この様な修理も、お気軽にご相談ください。

2019年1月26日土曜日

無理して自分で取外し配管が折れてしまったエアコンの修理・取付作業

ネット経由のお問い合わせで多いのが、エアコン分解洗浄に次いで、エアコンの室内機の配管折れ修理です。
お引越しの時などに、引越業者に折られたとか、ご自分で外そうとして無理やり捻って折れるとか、いろいろあります。

今回のご依頼も、ご自分で外したら折れてしまったと言う案件です。

ここまで潰れてしまうと、修正は不可能ですね...

引き取りにお伺いした時には、この様な状態でした...

配管外さずに取外したご様子です。
「外すのにかなり大変な思いをしたでしょう?」とお聞きすると、苦笑いされていました(^_^;)

お預かりして持ち帰ります。
折れている配管をカットします。


新しい配管に取替えて、溶接接続します。


銅管自体を高温加熱して、ロウ付けします。


溶接が完了すると、漏れがないか、窒素ガスを充填して気密試験を行います。


暖房時の運転圧程度に加圧して、一日置きます。


一日置いて、圧力が下がらなければ合格です。
保温材を巻き直して、取付日まで保管します。


という訳で、本日取付けにお伺いしてきました。
こちらのお宅は、賃貸住宅です。
配管穴は既存のものがありました。

お客様が取付けようとされていて、背面板が既に設置されていました。
でもこれ、穴の位置が合ってないのと、石膏ボードの壁にねじ込み式のボードアンカー使われていたので、安全のため一旦全部撤去します。

小動物侵入防止のため、配管穴に貫通スリーブを挿入しておきます。


配管穴に合わせて、背面板を設置。
強度の高いボードアンカーと、下地があるところはしっかりとビス止めしておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行います。


ご自分で外されたとの事でしたので、ちょっとガス圧も測定してみましょう。


15分~20分程度、暖房運転をしてみましたが、2.3MPaまでしか圧が上がりません。

暖房運転時は、通常2.5MPa~3.0MPa程度の圧力が必要です。

吹出温度も37℃と、少し低めです。

これも通常は40℃を超えて欲しいところです。

ただし、今日は松山市内でも雪が舞う低気温。

ガス圧は低めですが、しばらく使っていただいて様子を見ていただく事にしました。

いかがですか?
ご自分で外したら取外し代金が無料ですが、配管が折れたばっかりに通常の取外料金の3倍以上の修理代が掛かりました。

「もう二度と自分でやりません。」と、経験されたみなさんは同じ様に言われます。
餅は餅屋にお願いしますね(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。

2018年12月25日火曜日

漏電でお店のエアコンが動かない?Xmas明けから冷え込むので緊急点検修理

もう、ご予約をこなして行くだけで、いっぱいいっぱいの毎日です( ´Д`)

先週の金曜日の夕方、現場で必死で作業していると電話が...
古くからお世話になっているうどん屋さんの、パッケージエアコンが動かないと。
なにか漏電しているみたいで、リモコンが反応しないとの事。

作業していた現場を終えて、大渋滞の中帰社。
工具を乗せ換えてまた大渋滞の中へ。

やっとの思いで到着したのが夕方6時過ぎ。
早速リモコンを... 反応なし。


ブレーカーを確認。

全部入ってますね?漏電している様子は無いですが...

お聞きすると、今朝、業務用冷蔵庫が漏電してて、業者さんに点検復旧してもらったそうです。
原因が漏電だったみたいで、エアコンも同じく漏電かと思われていた様です。

漏電じゃない事が確認できたので、エアコンが動作しない原因を調べていきます。
まずは室外機。

業務用パッケージエアコンは室外機電源なので、室外機側から調べて行くのが基本です。

基板のランプは点灯しているので、通電はされています。
一部黒いススが見えますが、部品に焼けたところは見当たらないので、経年で付いたものの様です。


室外機に異常が見当たらないので、室内機へ移ります。
こちらも問題なさそうですよ?


リモコンのところで電圧を測ってみます。

あぁ... リモコンの不良ですね...
電圧がDC15V近く出ているのに、リモコンが動作しないと言うことは、リモコンの不良です。

さて困りました... 20年以上前の機種です。
部品があるか、メーカーサービスへ確認。

工場の方に代替品のリモコンはあるみたいですが、今日は金曜日。
それも夜7時...
明日から3連休。手配できるのは連休明け。
連休明けに手配しても、入荷まで2日掛かります。
来週から急激に寒くなる予報...
とりあえず、この三連休はファンヒーターとかでしのいでいただく事にしました。

で、本日連休明け。
朝イチに工場へリモコンを手配...せず?、松山市内の三菱電機サービスセンターへ問い合わせ。

「あ、それなら2個だけありますよ。どうします?」
取りに行きます!置いとってください!

という訳で、本日夕方、取替えにお伺い。
形は変わりましたが、無事動作しました。


ガンガン暖かい風が出る様になりました(*^^*)

「わぁ、良かった。寒くなるから、どうなることやらと思いよったんですよ。さすが阿部さんやわ。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検・分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

2018年12月18日火曜日

天井がシミだらけのビル空調配管露たれ応急補修作業

年末の追い込みで、阿部は疲れています...
予定がいっぱいで、睡眠不足、体力も限界に来ています。
車運転してても記憶がありません...


先週からまた例の現場へ、孫請けとして入場していました。


今回は、天井のエアコン付近から、複数箇所の水漏れ跡。


25年経過している、ウオーターチラー式の空調設備です。
いたる所にシミがあります。

今回は、このシミの原因を取り除いて、天井ボードを張替えます。

まずは全体像を調査。
配管の結露が原因の様ですね。

この時期は暖房シーズンなので、表面の結露はなく、乾燥しています。

断熱材を剥いで見ると、断熱材がビチョビチョのところも...


あまりにも濡れているところは、循環水が漏れている可能性があるので、徹底的に調べます。

天井2枚くらい剥げば大丈夫かなぁ?とかノンキに考えてましたが、結構広範囲の場所も...(´;ω;`)

ここまで来て、元請けさんからストップが掛かりました。
「今回は予算がないので、あまり広げないで欲しい。とりあえず今回はシミがあるところだけにして、次回予算を組んで...」というお話がありまして、作業中断。

こういう設備が古い案件は、触りだすといろんなところから不具合が見つかり、キリが無くなるのは事実です。
お客様のご意向ですので、ここから復旧に掛かります。
濡れてる断熱材は撤去して、新しい断熱材を巻き付けていきます。

小さな開口部に腕だけ突っ込んで、延々とテープを巻いていく作業は、気が遠くなります...
あと、きれいには巻けません。
丁寧にやらないと気が済まない阿部は、イライラの絶頂です(T_T)

器具接続部も断熱を強化しました。

狭い天井裏に入って、延々と巻き巻き...
長い間変な体勢で作業するので、足はつるわ首は引きつるわで大変でした。

という訳で、天井裏から見るといろんなところで露たれを起こしていますが、天井面までは染み込んでいないので、こういうのも放置です。

モヤモヤの貯まる作業内容でしたが、何とか予定より早く、本日現場を退場しました。
あ、天井開口したところは、ボード屋さんが貼ってくれるそうです。

現場が遠方なのと、体力的にホント疲れました。
これから年末までカラダが持つのか、全然自信がありません。
予定はびっしりです。
カレンダーもお届けできるかどうか、もの凄い不安になってます。
とりあえず頑張ります。
倒れたらごめんなさいです<(_ _)>

2018年9月27日木曜日

エアコンの室外機がゴォーっと凄い音を立てているので修理作業

いつもお世話になっている食品加工会社様からのご依頼で、エアコン室外機からの異音修理にお伺いしてきました。

三菱電機製のパッケージエアコン室外機です。

運転すると、結構ドスの効いたゴォーって言う音が鳴り続けています。

音を聞いただけで悪い箇所が判りましたので、早速部品を手配。
調べてみると2008年に生産終了とありましたが、ほぼ共通部品なので、本日入荷。
交換修理にお伺いしてきました。

何が唸っていたかと言うと、ファンモーターです。

ファンモーターのベアリング内に異物が混入すると、それが擦れて延々と異音が出る様になります。
放って置くと、ベアリングが変形して、モーターが焼き付いてしまいます。

モーター軸がファンに固着して、なかなか取れませんでしたが、何とか...

指で軸を回転させると、ゴォーっと唸ります。

密閉型モーターなので、モーターごと取替えます。
部品があって良かったですね。


新しいモーターを装着。


元通りに組み直して試運転。

お客様に、「え?これ動いてんの?」と聞かれるくらい静かになりました(^_^;)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検・分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

2018年9月19日水曜日

エアコン配管折れの修理を宝塚市にお住まいの方からご依頼いただきました

はぃ。やっぱりネットって凄いなぁと、改めて思うこの頃です。

今度は兵庫県宝塚市にお住まいの方から、「引っ越し業者にエアコンを外してもらい、違う業者に取り付けをお願いしたら銅管が折れているので買い替えだと言われました。商品を送らせて頂きますのでなんとか修理できないでしょうか?」と言うメールをいただきました。

この修理に関して、重要な事を記載しておきますね。

・修理に関して、一切の保証はできません。
・往復送料はお客様持ちです。
・商品到着後、目視見積もりさせていただいて、お振込みが確認できてから修理作業に掛かります。

保証に関しては、県外まで出向いて最終的な試運転を行えないので、保証のしようがないと言う事です。
以上の内容にご納得いただけない場合は、お引き受けできませんのでご了承くださいませ<(_ _)>

今回もその様にご説明させていただきましたが、「地元で修理対応してくれるところが見付からないので、お願いします。」と言う事で、お送りいただきました。

ゆうパックでエアコンが届いたのは初めてです(^_^;)
郵便局でもエアコン送れるんですね...

配管がどんな風に折れているのか、早速開封して確認...

え???ボコボコじゃないですか...(´;ω;`)


なんか、いろんな部品が無いんですけど...


右側面が激しく傷んでいるので、嫌な予感がして奥を覗いて見ると...
ドレンパンの一部が破損しています(´・ω・`)

右側にかなりの衝撃が加わった感じですが、取外す時に落としたんですかね?

いろんな破片が中から出てきました。


ご依頼いただいている配管折れですが...

えーっと...どんな感じに作業したら、こんな風に折れるのか教えて欲しいです(T_T)

かなり乱雑に扱われた形跡がいっぱいですね。


2017年製ですよ。昨年のモデル。

14畳用でフィルター自動掃除機能付きのモデルなので、20万近くするエアコンを、よくまぁここまでフルボッコにしましたね(^_^;)

どうしても割れてるドレンパンが気になるのと、他の部品も気になるので、部品リストを取り寄せて見積もりさせていただきました。

「部品取れるならお願いします。」という事で、メーカーへ部品手配。

入荷まで数日掛かるので、先に配管修理に掛かります。
室内機を分解して、熱交換器だけにします。

配管の折れているところや、悪そうなところはすべてカット。
新しい銅管を使います。

アセチレンと酸素を使って、溶接接続。


こんな感じで溶接完了。


溶接修理が終わると、窒素ガスで加圧して漏れがないか気密試験を行います。


ちょうど連休なので、二日間この状態で放置。

二日後、漏れもなく合格です。

連休明けに部品が届きました。

この他にも、配管カバーや下部カバーなどが遅れて到着。

きちっと元通りに組み上げて、汚れを拭き取ります。


梱包材で室内機を丁寧に保護します。


あとは、ダンボールで梱包して完成です。
手前の箱は、排気ホースや、あとで追加注文いただいた室外機の部材などが入っています。

これを運送会社へ持ち込んで、本日返送させていただきました。

ひとつ不安なのは、取外し方がかなり乱雑だった事が見て取れるので、もしかすると室外機側にガスが残っていない可能性もあります。
なのでお客様には、「きちんと点検もできて、ガスの補充もできる業者さんを見付けてください。」とご連絡させていただきました。
いい業者さんが見付かるといいですね。