2016年4月19日火曜日

既存隠蔽配管が使えないエアコン取付工事

お客様が中古住宅を購入され、「エアコンの移設は阿部さんにお願いしたい。」との事で、3台移設工事・1台新設工事ご依頼いただきました。

4台取付ける内、2箇所はこんな感じでした。


隠蔽配管で取付けられていた様ですが、壁の面で切られてしまっています。。。


外壁はブロック造でタイル貼り。


ベランダの室外機があったであろう場所に、配管が出てきています。

美観を上げるために施工される壁内部に配管を通す「隠蔽配管」ですが、こういった機器取替え時に問題が発生する他、壁内部に湿気を呼んで内部構造を痛めるとか、機器の仕様変更により配管が流用できないとか、後々いろんな問題が出てくるので、アベ冷熱技研ではあまりお奨めはしていません。

今回は根元で切られてどうしようもない訳ですが、配管サイズが違うこと・ケーブル容量が足りないこと・配管内の残留オイルがあり得ない色をしていることから、隠蔽配管の流用はしません。

新たに配管穴を開けて、外部に新しい配管を通す工法で行います。

ブロック造なので穴開けも結構大変でした。。。

貫通スリーブを挿入して、既存の隠蔽配管が隠れる様に室内機の背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して配管内部を真空乾燥します。


ベランダ周りはこんな感じで完成。

今回は、テープ巻き仕上げをご希望です。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

工事予定がかなり混んでいて、取外し・取付け作業も数日に渡って飛び飛びになりましたが、「きれいにキチッとやっていただいて、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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