
通常、ビニールハウスと言えば透明なビニールシートで覆われているイメージですが、今回のハウスは特殊な仕組みです。

昨年年末に、建物内にハウス栽培専用ヒートポンプ空調機を設置する件でご相談いただいていましたが、「電気工事もついでに」と言うことで、お引き受けさせていただきました。
ヒートポンプ空調機の記事については、またじっくり書きますね。
まずは電気設備の図面を作成し、四国電力へ申請。

今回、電灯契約だけでなく、動力契約もあるため、急いで提出。
動力は電柱上のトランス容量が足りない場合、トランス乗せ換え作業があるため、最悪1ヶ月程度掛かってしまいます。
幸い今回は、近くのトランスの容量が十分な容量があったため順調に進みました。
四国電力の許可が出ると、電気工事に掛かります。
引込ポールを設置する場所から、屋内の分電盤設置場所まで、幹線ケーブルを通していきます。

埋設部分はPF管で保護します。
屋内で立ち上げ。

電灯分電盤まで横引き。

同じように、ヒートポンプ空調機用の電源ケーブルも延長していきます。
分電盤、制御機器は、一箇所にまとめて設置。

引込ポールを建てるため、1mちょっと掘り下げないといけない訳ですが、施主様直々に掘っていただきましした<(_ _)>

ここ、粘土質なので、手掘りだと丸一日掛かったと思います(^_^;)

ポールを建てるのは人力。
シャキッと建てて、引込ケーブルなどを装柱していきます。

足元はコンクリートで根巻きします。

四国電力から電力量計を引き取り、計器、ブレーカー類と接続していきます。

配線工事が完了すると、漏電箇所がないか絶縁抵抗計でチェック。

引込みが入りました。

電圧に間違いはないかチェック。

ブレーカーをONにして送電します。

屋内分電盤もONに。

点灯確認をして、お引き渡しです。

奥に空調機が見えますが、これについてはまた別に書きますね。
今回、分電盤以降の照明器具・コンセント・送風ファンなどの二次側回路は元請け様の施工です。
昨年夏にfacebookで知り合い、年末に今回の計画をご相談いただきました。
このBlogでは簡単に書いてますが、いろいろと難しいところもありました。
ご縁に感謝します。そしていい経験をさせていただきました。
アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やご相談もお気軽にご相談ください。
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