2023年1月16日月曜日

16年お使いのエアコン取替えついでに室外機の設置場所変更工事

初めての客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2222-W 霧ヶ峰スタンダードタイプをお買い上げいただきました。

既存機は三菱重工製。2006年製で16年お使いです。
変な取付け方ですが、下が出窓なので仕方ない感じです。

室外機は屋根置きでした。
今回取替えにあたって、室外機は屋根置きにせずに、1階地上置きにしてほしいとのご希望です。

まずは取外しに掛かります。
塗装タイプの屋根置台は、長年使うとボルトが錆で固着して、奥のボルトを外すのに大変苦労します...

なんとか外して、室外機を撤去。
古いタイプは重いので、涙が出ます...

古いダクトも撤去して、配管穴はキャップで塞いでおきます。

室内側も全撤去。

室内機裏に隠れていた配管穴も、アルミテープで塞いで気密性を確保します。

新しく取付けるエアコンは配管ルートを変えるので、新たに配管穴を開けていきます。

気密性確保と小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。

背面板を取付けて、MDダクトを設置。

ここからが大変です。
外壁にスリムダクトを取付けていく訳ですが、ハシゴの角度が十分に取れません...
久々に胴綱を巻いて作業しましたが、ビスを打つたびにハシゴが浮いて力が入りません...

ダクトを真っ直ぐ降ろすだけで、小一時間掛かっています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。

外部配管は、アイボリーのスリムダクトで化粧仕上げ。
ここで雲行きが急に悪くなってきました...

室外機に配管を接続して、真空引きを始めた頃にどしゃ降りに...
機器を濡らさない様にシートを掛けましたが、自分はズブ濡れです...
この時間の天気予報は、「晴れ」です!...

なんとか完了。
室外機は、ガスボンベが置いてあった名残りの基礎へ置きました。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
「きれいに取付けてもらって、ありがとうございます。また来週もお願いしますね。」と、お喜びいただきました。
そうなんです、来週はこちらのお宅でアンテナ工事のご依頼もいただいていますので、またお伺いさせていただきます(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2023年1月13日金曜日

30年以上お使いの分電盤を故障する前に取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

パナソニック製 主幹75A 分岐×20回路+4スペース タイプをお買い上げいただきました。

既存の分電盤はテンパール製。
お家を建ててから30年以上使われていますが、阿部がこの位の年式の分電盤をよく取替えているのをFBの投稿でご覧いただいていて、「うちもそろそろ取替えを」とご依頼いただきました。

盤メーカーが言う、分電盤の寿命は約13年です。(※分電盤の寿命でググってみてください)
早い様に思うかも知れませんが、結構その位で故障するブレーカーもあったりして、たまに呼ばれる事があります。
凄かったのは、このBlogにも書きましたけど、正月元旦の真夜中にいきなり主幹ブレーカーの故障で停電になって、大変な思いをされたお客様もいらっしゃいます。
ブレーカーはいきなり故障しますからね。怖いですよぉ~(^_^;)

さて、この分電盤、回路名が真っ白で行き先がまったく不明...
取替えを機会に、全回路の行き先を調べてほしいとのご希望です。

どうやって調べるかと言うと、分岐ブレーカーを一個づつ切ったり入れたりしながら調べていきます。

黙々と各部屋の照明やコンセントなどの電気回路を、テスターを使って活きてるかどうか調べていきます。
こういう時は、もう一人いればなぁとか思います(u_u*)

家中探し回って、ほぼ全回路の行き先が分かりました。
ほぼです。ほぼ。1回路だけ、どんなに探しても分かりませんでした...
もやもやしますけど、これは仕方ありません。最初に工事した人が悪い。
しかも、エアコン回路がいろんなところに点在してますし、何もバランスを考えられていない。
これホント、何も考えずに単純にケーブルを接続しただけって感じですね。
これを機会に、きちんとバランスを考えて整理させていただきます。

取替作業に掛かる前に、すべての分岐回路の電圧を測っておきます。
200V回路が2つ。接続ミスのない様にマーキングしておきます。

では取替作業に掛かります。
既存盤を撤去。

新しい分電盤を取付けて、黙々とケーブルを接続していきます。

あと来週、2階のエアコン取替工事もご依頼いただいていまして、そのお部屋だけエアコン専用回路がないため、この機会に専用ケーブルを通しておきます。

1階の天井裏を、呼び線とケーブルキャッチャーを駆使してケーブルを通していきます。

2階のお部屋の下のところまで、とりあえずケーブルを通しておきました。
来週、エアコン取替工事にお伺いした際に、ここから2階へ立ち上げる予定です。

絶縁抵抗確認、電圧確認を行って、異常がない事を確認してお引渡しです。
「コンパクトになってキレイですね。ありがとうございました。来週もよろしくお願いします。」と、大変お喜びいただきました(^^)

あ、行き先表示の回路名はパソコンでラベルを作成して、来週お伺いした際にハメ込みます。

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。お気軽にご相談ください。

2023年1月12日木曜日

29年ご使用の1方向天井カセット形ハウジングエアコン取替工事

本日はマンションの書斎に設置されている、天井カセット形エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MLZ-GX2822AS 天井カセット形ハウジングエアコンをお買い上げいただきました。

既存機は三菱重工製。
1994年製なのでほぼ29年になりますが、まだ動いています。
昨年9月から各部屋段階的に取替えてきて、こちらの天カセ取替えは3台目になります。
今回は故障する前に取替えておこうと言う事で、昨年にご予約いただいていました。

マンションなので、室外機はベランダ置きです。

まずは、既存機を撤去します。
家電リサイクル法適用外なのでフロンガスを回収する必要がありますが、今回は動作するので、とりあえず室外機側へポンプダウン回収して取外しました。

取替えるに当たって、既存の冷媒配管とドレン管は流用しますが、室内と室外を繋ぐケーブルがVVF2.0x2cとVFF0.75x2cのため流用できません。
新しいエアコンはVVF2.0x3cが必要なため、入れ替えが必要です。

新しいケーブルを通していきます。

室内側にVVF2.0x3cが通りました。

室内機の取付けに掛かります。
新しい機器は少し横長になるため、両サイドを開口しなければなりません。

引き回しノコで、ボードを切り落とします。

古いアンカーは取付けピッチが違うので流用しません。
新たにアンカーを打ち直します。

吊りボルトをセットして、配管類の末端を加工しておきます。
冷媒配管は微妙に短かったので、天井裏で少し延長しています。

室内機を吊り込みます。
15kg程度なので、なんとか一人で掛けれる重さです。

配管類を接続していきます。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

真空引きをしている間に、吊り位置の微調整とパネルの取付けを行います。

室外機周りは、こんな感じで完成。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。
今回は、現地でのフロン回収と配管溶接作業がなかったので、早めに完了できました。
これでこちらのお宅は、すべてのエアコンの取替えが完了しました。
またしばらくは快適にお過ごしいただけますね。

さて、持ち帰ったエアコンから、フロンガスを回収します。
家庭用エアコンですが、天井カセット形ハウジングエアコンはフロン排出抑制法の対象となり業務用と同じ扱いになるので、この様に回収作業が必要です。
同じフロンなのに、おかしな話ですよね...

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
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